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お酒で人生が豊かに ファストフードがスローフードになった話

私は「今日は何を食べよう」ではなく「今日は何を飲もう」を先に考えることのほうが多いです。
何を飲むかによって何を食べるかを決めることが多いのです。

「サルデーニャ島のさわやかな白ワインを飲みたいから、魚介のパスタにしよう」
「モンタルチーノのまろやかな赤ワインにするから、煮込み用に牛肉を買ってこよう」
という具合です。

お酒と料理の相性を考えながら、献立を決めるのが楽しい。
お酒と合わせながら料理を食べるのは、もっと楽しい。

お酒を飲みながらの食事は、自然と時間が長くなります。
食べながら飲む、飲みながら食べるを繰り返し、会話がはずみ、食事は幸せのひとときとなり、大切な時間となります。

逆に、お酒を飲まない食事はさっと終わってしまいます。料理も適当になりがちです。
「今日は飲まないから料理は適当でいいや」と思ってしまうのです。

お酒を飲むときは、時間をかけて調理をしようという気になります。
食べる時間がスローになるだけでなく、準備の時間もスローになるのです。

ワインを飲むことが多いですが、ビールも飲みます。

先日は、ビールとハンバーガーの食事が幸せな時間となりました。

夏休みのドイツ旅行で買ってきたミュンヘン・ビール。
「旅の思い出のビールのために、スペシャルなハンバーガーを作るぞ」と、休日の朝、パン作りを始めました。

お気に入りのオーガニック店で買った小麦粉を使い、ハンバーガー用のバンズを作りました。

ヘルシーにチキンバーガーにすることにし、鶏むね肉に衣をつけてオーブンへ。

ポテトも、ヘルシー志向で、フライではなくオーブン焼きにしました。

マヨネーズも手作り。卵黄の代わりに、ひよこ豆の煮汁でヘルシーマヨネーズを作りました。

トータルホームメイドのハンバーガーの出来上がり。

バンズはフワフワ、鶏肉はジューシーで、ポテトはやさしい味。

ビールは、柑橘系の香りとほろ苦い味わい。ビールを一口、二口、ハンバーガーを一口、二口。相性バツグン。

バカンスを思い出しながら、ビールとハンバーガーを楽しみ、ゆっくりとした時間を過ごしました。

ファストフード・メニューながら、スローなひとときとなり、心が満たされ、幸せな気持ちがあふれてきました。

忙しい現代、スローな時間を持つことは大切。スローな時間を過ごすことで、リラックスし、心の充電ができ、活力になる気がします。
お酒を飲むということが、私の生活にスローな時間を与えてくれ、そして、人生を豊かにしてくれるのです。

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