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学び直しのフィンランド留学記

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Aalto Universityの大学院で感じた日本の教育との違いや、学んだことについてを綴っています。それに加えて留学を考えている方に役立ちそうな情報を載せていきます。
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#アート教育

フィンランドの企業とワークショップした話

フィンランドの企業とワークショップした話

少し前になりますが、2021年11月フィンランドの企業CO-FOUNDERSと一緒にワークショップを企画しました。CO-FOUNDERSは企業文化のコンサルティングをする会社です。企業文化というと目に見えない、なんとなくあるものという印象がありますが、CO-FOUNDERSはそれを企業内で社員さんを巻き込んだワークショップを通りしてコンサルティングをしていきます。また、その文化をどのように継続させ

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アートが知の探索の助けになるかも

アートが知の探索の助けになるかも

「両利きの経営(ambidexterity)」- 知の探索と深化のバランスが取れている会社がイノベーションを起こせる、という理論をテレ東Bizニュースアカデミーで学びました。その番組で早稲田大学ビジネススクールの入山教授はこうおっしゃっていました。

人間には認知の限界があり、自分の目の見えるところでしか、知と知を組合せなくなる

国際経済を日本の大学で専攻して、現在は芸術学修士でアート教育をフィ

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アートとビジネスの違いから見るアート教育

アートとビジネスの違いから見るアート教育

教養としてのアートが大切と言われて数年。多くの人が美術館に足を運んでいます。
アートを教養として学ぶことも大切ですが、
そのアート作品がなぜ作られたのか、作者の意図は何かを考えることも大切だと感じます。
アートや感性を使った研修プログラムを考えていく上での気づきを今回は書いていきます。

経済学士から芸術学修士を取ろうとしている今、ビジネスマンとアーティストがプロジェクトをする上で大切にしているこ

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ハイブリッドのアートワークショップを企画(フィンランド×日本) 【後半:学び編】

ハイブリッドのアートワークショップを企画(フィンランド×日本) 【後半:学び編】

前回紹介したワークショップで発見したことを紹介したいと思います。自分で企画・運営したからこそ見えてきた課題がありました。

課題はありますが、何より、日本とフィンランドでのイベントを多く企画されているフィンランドセンターさんと進めることで、多くを学ばせていただきました。このようなチャンスをいただいたフィランドセンターさんに本当に感謝です。

■課題
フィンランド会場が直前まで決まらない
日本の会場

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ハイブリッドのアートワークショップを企画(フィンランド×日本) 【前半:企画編】

ハイブリッドのアートワークショップを企画(フィンランド×日本) 【前半:企画編】

2021年4,5月にフィンランドと日本を同時にオンラインで繋ぐアートワークショップをフィンランドセンターと企画・運営をしました。
対象は20歳以上の英語を話せる方。フィンランドの会場はDidrichsen Art Museum、日本の会場はメッツァパビリオンです。

ワークショップの内容に関してはこちらに寄稿しているのでぜひご覧ください。
https://note.com/lapuankankur

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