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隈元リュウ
2023年8月18日 11:41
1-2はこちら↓https://note.com/fine_willet919/n/n44503291b8aaいくらか経ったと思う。この店に来る前に購入した煙草の箱は、ライターを収納しても、まだ十分に余裕があった。店内に流れるソウルミュージックはいつしかジャズに変わり、ブレンドコーヒーは、ジントニックやウイスキーに姿を変えていた。店内の照明も赤や青といった原色で彩られ、一層、夜の
2023年8月16日 11:35
1-1はこちら↓https://note.com/preview/nc7011db7cb85?prev_access_key=4dec3032ac4510b55cbb8ad22a31157bただ、ここは違う。コーヒーと煙草の香りを楽しむ中年の男性もいれば、ソウルミュージックに耽る老人、一人読書をする学生、友人と先週行った、鳥羽一郎のコンサートの話をするマダム達。そして僕のように、原稿用
2023年8月14日 11:22
あらすじ先日二十五歳になった男は、とある喫茶店で小説を書いていた。彼は、いつも窓から行き交う人をただ眺めていた。誰かを待っているのか、そうでないか。それは、彼にも分からない。喫茶店に通い始めて二か月が経ったある日。店主が男の小説を読むことに。そこに綴られていたものとは・・・「待ち人」を軸に男の人生を描く。初の中編作品。まえがきまだ、二十五というのに、青山や表参道にあるような洒