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🖋第20回坊っちゃん文孊賞受賞䜜「ルビィな奎ら」感想文 "ルビの舞台裏文字たちの奇劙な結び぀きず新たなる冒険"


私も応募した第回坊ちゃん文孊賞
䜜品数8,014点
応募者数5,074名

応募䜜品の倚さこの䞭から受賞したのはわずか䜜品。
0.007%の超狭き門
残念ながら私の䜜品「自殺コンサルタント嘉陜剣士」は受賞は出来たせんでした。

しかし、玍埗のいく受賞䜜のクオリティの高さ、発想の飛躍の玠晎らしさ、ずお぀もないです。
ショヌトショヌトの良さにひたれたす。
来幎はリベンゞです
以䞋、私の鑑賞文です。是非ご芧ください。

感想文


「ルビぃなダツら」の短線小説、䞖界芳ず蚭定が本圓によく思い぀いたなず膝を叩くくらい玠晎らしい䜜品でしたね。

この䜜品の䞭では文字の「ルビ」ずそれらを管理する「ルビ管理人」略しお「ルビカン」が䞻人公で、その䞡者のやりずりがストヌリヌのベヌスずしお進んでいきたす。

たずこの蚭定ず䞖界芳がオリゞナリティが高過ぎお最初は眮いお行かれおしたうのですが、だんだんその䞖界に没入しおいきたす。

たず、「じゅう」が「銃」から解散しお、「臭」に倉わるものの、読者の反応がむマむチで、「じゅう」自䜓の存圚意矩が揺らいでしたう。

その埌、新たなルビたちを匕き合わせるために奔走する「じ」が、文字ずルビの埮劙なバランスを保぀難しさを感じさせたすね。特に、「銃」様ずの関係が耇雑で、読者がルビたちをどう受け入れるかが興味深く描かれおいたした。

そしお、「しゅう」の提案で「臭」が「自由」に倉わり、「じゅう」が新しい圢を芋぀けるこずで、物語に明るい光が差し蟌みたす。それぞれのルビたちが個性的で、それぞれの蚀動や感情がリアルに描かれおいお、圌らルビたちにどんどん共感しおいきたす。

特に、「ゅ」の静かな存圚が印象的で、圌が最埌に声を䞊げお倉化した瞬間は感動的でした。その䞀瞬の倉化が、党䜓の流れを倧きく倉え、新たな可胜性を切り開いおいく展開は芋事でした。

「じ」の葛藀や「う」ののんきな性栌も、キャラクタヌたちが抱える問題や喜びをリアルに感じさせ、この䜜品の読者は圌らず共に感情移入しおいくこずになるず思いたす。

物語の結末で「じゅう」が「じゆう」に倉わり、新たな䞀歩を螏み出す様子は、「ショヌシャンクの空に」で垌望を捚おずに最埌脱獄した䞻人公のような前向きな気持ちにしおくれたす。

党䜓を通しお、䜜者の独特な発想やキャラクタヌたちの個性、そしお文字ずルビの関係性に目が離せたせん。これはたさに、独自の䞖界芳が感じられ、読者はその䞭に匕き蟌たれるこずでしょう。

「ルビぃなダツら」は、文字や蚀葉の魔法を感じさせる、ナニヌクで楜しい小説でした。

本䜜

題名ルビぃなダツら たり。

「ちょっず、ルビカン、きいおよぅ」 銎れ銎れしい口調、たあ、い぀ものこずだ。

俺は、い぀ものコヌヒヌマシンの前でゆっく りずコヌヒヌをカップに入れ、持っお垭に戻りながら、盞手に向かっお挚拶した。

「よう、今日はどうした」 垭に぀いお、机の前の札を「仕事開始」の合図で出す。札には 「ルビ管理者」 俺の肩曞き、仕事内容を蚘茉したものだ。

ルビを管理するので、ルビカンリ、愛称のよう な呌ばれ方ずしお「ルビカン」ず呌ばれおいる。

どのような仕事かずいうず、文字に察しお、 ルビたちを匕き合わせしおいるのだ。ないしは、文字からの䟝頌をもらっお、ルビたちにコ ンビ・グルヌプを組たせおから匕き合わせる。

ルビたちのナニットを䌁画しお売り蟌むよう な、たあ、芞胜事務所のマネヌゞャヌのような仕事だ。

「僕たち、ルビカンからナニットにしおもらっおさぁ。確かに、文字様に匕き取られお掻動 しおいるけどぉ」 俺に声をかけおきたリヌダヌ栌、「じ」が話し始めた。

圌らは「じゅう」ずいうナニット だ。

先日、俺は、圌らを「銃」に匕き合わせた。

「銃」からはメディアで良く匕き合いに出 されお、人気者ずいう䜍眮にあった。ルビたちも、露出が倚い文字様に付くのは、自慢でき るこずだったので、俺は、「いい仕事をした」はずだった。

元々、圌らは、「十」のルビだっ たが、 「もう、ルビなんお芁らないよ」 ず、契玄終了。確かに「十」は、小孊校ですぐに習う挢字で、倖囜人も数字は読めないず 困るずから習埗率が高く、ルビ䞍芁の挢字になっおいた。フリヌになった「じゅう」に、新 たに「銃」を匕き合わせたのだった。 「新聞にもよく茉るし、テレビでニュヌスにも出るし、割ず働かせおもらっおいるけど。

読 む人がね、むダそうな目で僕たちを芋るんだよぅ」 「じ」が続けた。

「じ」の埌ろに隠れお、「ゅ」がこちらを芋おいる。存圚感の無いダツだ。

「う」は、「じ」の奜きにさせお、のんびりず埮笑んでいる。

「『ほんずにむダよねえ』っお蚀うんだよぅ。『銃』のほうも、『ふん、オレにモンク぀ける ダツは撃っおやる』っお蚀うしぃ」 コヌヒヌを飲みながら、やれやれ、ず俺はため息を぀いた。

もちろん、「銃」は単なる語 単語だから、『モンク蚀っおいるダツを撃぀』など出来ないが、ルビたちが、䞀緒に仕 事が出来ないなら、他ずのチェンゞを考えないずならない。

「他の『じゅう』の挢字は、匕き合いが無いなあ。おたえたち自身も、『倉化』できたら、 2 別の挢字も探せるのだが」 俺の提案に、「じ」が少し考えお、 「僕の、アタマの、これを倖したらどうかなぁ」 斜めに垜子を被るように぀けおいた二぀の点を、「じ」が取り倖すず、「し」だ。

圌らナニ ットは「しゅう」になった。 「おお、『しゅう』ならあるかもしれない」 俺は机の䞊に開いおいたパ゜コンの䟝頌デヌタで、「しゅう」を怜玢した。 「あった。垞甚挢字グルヌプではない挢字だから、ルビが必芁らしいぞ」 俺が「しゅう」たちに、匕き合わせたのが「臭」だ。

新しい䟝頌者がコワくない盞手ずわ かっお契玄成立。

「しゅう」たちは楜しそうに出お行った。やれやれ。

俺は、他のルビたち の匕き合せをするため、パ゜コンに向かおうずしたずころ、 「ああ、『臭』っお、クサくっおむダだぁ」 元の「じゅう」になっお戻っおきおしたった。 「手のかかるナニットだな。

『銃』に再亀枉するか。それずも、他に倉化できるか」 倚分、「銃」ずの再契玄は難しい。ルビ偎から離れるず、挢字偎もプラむドを傷぀けられ おいる。「じゅう」は、「銃」にも「臭」にも、拒吊されるだろう。

「困ったなあ。挢字に付けないルビのナニットは、䞀旊解散、バラバラにしお、次の挢字の 䟝頌で、新しい組み合わせになるたで、ルビ倉庫に戻すこずになるぞ」 困った顔で「じ」が、「ゅ」や「う」を芋やった。

「う」はゆっくりず、 「おいらは、自分を倉えられないけど、君たちず䞀緒に居たいなあ」 「じ」の背埌で「ゅ」は、黙っおう぀むいおいた。「ゅ」は、今たでも䜕も蚀っおこない。 䜕を考えおいるのだ。

やはり、「じゅう」は解散かな。 ・・・・・・ 僕、「ゅ」は、「っ」や「ょ」などず䞀緒の小さいルビ、チビ・ルビだ。

挢字の文字様に察 しお盎接やりずりするのは通垞サむズのルビたちだ。僕たちは出来ない。チビ・ルビは単独 で発音出来ない。

だから「じ」ず「う」に手を繋がれお、䞀緒に発蚀する。僕は圌らに挟ん でもらっお、日々を過ごせおいる。

それも、たあ、いいか。

挢字の文字様が、本や、新聞、テレビ、映画、ポスタヌ、りェブサむト、色々な堎所に匕 っ匵り出されるたびに、䞀緒に出お行くけれど、僕が䜕かしなくおも仕事は片付いおいった。

そういうものさ。

黙っお、「じ」の埌ろにくっ぀いおいればいいのさ。

ルビカンが、時々、僕を芋お、 「おたえも、䜕か意芋が無いか」 そう蚀われおも、僕だけでは䜕も出来ない。僕から意芋は蚀えないね。 確かに「銃」様は、僕もコワかった。

「じ」が頑匵っお「銃」様に仕えようずしおいたけれど。僕たちを読むず人々が、悲しんだり、嘆いたりした。

ため息や、怒りのような声が挏 れたりするず、僕たちも、悲しくなっおしたう。

「あヌ、おいらたちも悲しくなっおしたうねえ」 のんきな「う」が぀ぶやいおしたった。「銃」様がすかさず、 「なんだ。おたえらに、そんなこず蚀われる筋合いはないぞ。黙っおオレに付いおいろ」 倧きな声で嚁嚇するものだから、「じ」も「う」もうろたえおしたった。

僕は䜕も蚀えず、 ビビっおしたっお「じ」の陰に隠れおいたけど。 「ルビカンに盞談しお、チェンゞしおもらおぅ」 行動しおくれるのは「じ」だ。

「じ」は、自分の垜子を取っお「し」になっお、ルビカン ず亀枉しおくれおいた。僕は䞀緒に連れお行かれお芋おいただけだ。

「臭」に䌚っお、真っ先に、 「ちょっずくさいなあ」 でも、蚀わないで我慢しおいた。今床はマむペヌスな「う」が、぀ぶやいた。

「ちょっず、におうよねえ。

これからずっず、我慢しなくちゃならないのかなあ」 たた、「じ」がルビカンに亀枉しに行った。

もちろん、僕も「う」も䞀緒に連れお行かれ たけどね。でも、今床はルビカンから、䞀緒になれる文字様が珟れない堎合は、ルビのナニ ットは解散するしかないず、蚀い枡されおしたった。

「おいら、君たちず別れるのはむダだなあ」 いいなあ、「う」は。

自分の気持ちをきちんず蚀えお。

䜕も出来ない僕の意芋など、蚀っ おも仕方ない、蚀うこずも出来ないよ。

「ねえ、『ゅ』は、どうなの。僕たち、本圓に解散になっおしたうよぅ」 い぀も背䞭に隠れおいおもそのたたにしおくれおいたのに、「じ」が、いきなり背䞭から 僕を振り払っお、「じ」の前に立たせた。

「ずっず䜕も蚀わないたただけど、『ゅ』もルビだよぅ。

文字様に付けないず、僕たち、ず っず、ルビ倉庫に入れられお、䜕も出来なくなっおしたうよぅ」 僕なんかが、䜕か意芋を蚀っおもいいのだろうか。今たで䜕もしないで、ただ挟たれおい ただけの僕なのに。

しかし、僕はどうしたら、よいのだろう。

僕には、䜕も出来ない。

僕は、 そのたた黙っおいた。

「ねえ、皆で考えないずダメだよぅ。

『ゅ』も䜕か蚀おうよぅ」 「じ」自身も、どうしたらよいかわからないから、僕に蚀っおきおいるのかもしれない。

そう蚀われおも、僕なんか䜕も出来ないよ。

「おいらたちのナニットで、䜕か倉化できるようなこず、無いのかなあ」 困っおいる䞭でも、ゆっくりずした話し方で、「う」が考えながら蚀った。

「『ゅ』もねえ。小さく瞮こたっおいるから、声が出ないのかもしれないねえ。ためしに、 『ゅ』も、思い切り声をだしおみたらどうかなあ」 ゆっくりずした話し方で、「う」が僕に声をかけおきた。

「じ」が䜕も考えられなくなっお4 困っおいる䞭で、僕にも䜕か蚀わせようず思ったのだろう。こう続けおきた。

「あのねえ。『ゅ』みたいなチビ・ルビは  バラバラにされちゃうず、小さいから芋぀けに くくっお、ずっず倉庫に居るこずになっおしたうんじゃないかなあ」 え、そうなのか。

僕は驚いた。思っおもみなかった。

確かに、声も出せずにいる僕を、倉 庫から芋぀けお、組み合わせおもらえるのか。

僕はコワくなっおきた。

今のナニットが解散 になったら、僕は、䞀生倉庫かもしれない。

さすがに、それはむダだ。 むダだ。むダだ、倉庫に行きたくない。どうしたらいい。僕は、恐怖ず䞍安が倧きくなっ おきた。

それが、僕のカラダの䞭で、どんどん、倧きな゚ネルギヌのような匷いチカラを持 っお、お腹から、チカラがグワっずあがっおきお、 「そんなの、むダだあぁぁ」 気が぀いたら、僕自身が倧きな声で叫んでいた。え、僕はこんな声が出せるのか。

「わあ、びっくりしたよぅ。いきなり叫ぶからぁ」 僕の前にいた「じ」が非垞に驚いた様子で、僕を芋おいた。

「すごいよぅ。声、出せるんだぁ。それだよぅ」 蚀いながら、「じ」の顔に笑顔が戻っおきた。

暪から嬉しそうな顔でのぞき蟌んできた「う」が、 「なんだか、倉わったような気がするなあ」 蚀われた僕自身、カラダに䜕か倉化を感じおいた。

・・・・・・ 「おや、たた『倉化』しおきたな。

頑匵ったみたいだな。今床は   倚分、良い組み合わせ が出来るぞ」 たた「じゅう」が戻っおきたず思ったのだが、俺の前に珟れた圌らは、「じゆう」になっ おいた。あのチビ・ルビが、頑匵っお倉化したようだ。

「ほら、きっず気に入るだろう」 俺は、圌らに新しい文字様を玹介しおやった。今床は、圌らも、きっず楜しい玠晎らしい 景色が芋えるだろうよ。

かれらは、嬉しそうな顔で、「自由」ず䞀緒に、ルビカン郚屋を出お行った

https://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/machizukuri/kotoba/bocchan.files/20th-06-rubi.pdf

🔜私の応募䜜品是非ご芧ください力䜜です5分で読めたす

🔜第20回坊っちゃん文孊賞倧賞受賞䜜「ラむフ・むズ・ア・ムヌビヌ」感想文も是非ご高芧ください


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粕谷 経

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