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20歳の大学2年生が人生初ヒッチハイクをした話(福岡→京都) (長文)

まず、なぜヒッチハイクをやろうと思ったか。それはホリエモンこと堀江貴文さんの本を度々読んでいると学生時代ヒッチハイクをした経験が語られており、そこから人見知りが治ったり、アクティブに色々なことができるようになったと書いてあり、また、人に頭を下げて、色々な人に見られて恥をかく練習になると言っていたので、

俺もやってみたい!

と、影響を受けたことが始まりです。結論から言ってこのヒッチハイクの旅は本当にやってよかったと思います。

5月くらいに本を読んで、大学の定期試験が終わった次の日から始めようと決心しました。それに向けて勉強とか色々頑張ってました。

でもいざ近づいていくにつれて、

やっぱりやめようかな〜、コロニャンの感染者増えてるしな〜、乗せてもらえるのかな〜


などなど不安が募っていったけど、やるしかないと自分を追い込みました。友達とかに、俺ヒッチハイクやろうと思いよんよね。みたいに、言いふらすことで、敢えて逃げれない状況を作っていました。行き先はどこでも良かったけど、観光しながら京都にいる友達の家を目指すことにしました。近所の都市高速の入り口から始めました。

1日目

朝の7時には既に道路に立って始めてました。まずは広島に行きたいので、北九州と書いて始めることにします。最初スケッチブックを出す瞬間はとても緊張して、誰も見てくれさえしないので、心が折れそうになりました。でも、会釈してくれる人とかいて、それだけで全く気持ち的に違いましたね笑。

1時間くらい経ったとき、ヒッチハイクをしたことのある通行人が

あそこのコンビニでやってみたら?

と言ってくれたので、その言葉通り、コンビニでやってみました。30台くらいノックして全員に断られて

これこのままやってても行けるか分からんぞ

と思い、サービスエリアまで移動してそこから始めたことにしようと考えました。現在9時です。そして、電車で博多駅まで移動しました。博多駅から古賀駅まで移動して古賀SAまでは6.6キロあり、重い荷物を背負いながらの移動だったので相当疲れました。

このような山道をひたすら歩き続けます。最後ら辺は500mlしかない水を飲みきってしまったので本当にきつかったです。そして、ウェルカムゲートで歩いて入った瞬間、さっきまでやってたのに、急に怖くなってきました。さっきまでやってたのに、たくさんの人を前にして急に不安になってきたのです。

とりあえず中に入って水を飲もうと思い、中に入りました。すると、

ヒッチハイカーおるやんけー!


同志がいることの興奮でめっちゃ嬉しくて、話しかけて、ご飯食べながら色々話しました。Kさんと言う方で、現在関東の大学の4年生で就活が終わり、最後のヒッチハイクをされてるそうです。一緒にやろうと言うことになり、正直、初めてということもあり、安心感エグかったです。2人でやるけど、スペース的に1人しか乗れなかったら、1人で先に乗っていいよって言っくださって、優しい方だなと思い、嬉しかったです。Kさんは最初に美東サービスエリアと書き、自分は山口方面と書きました。全国高速道路マップというのを参考に書いてるらしく、美東と書いたとき、

それどこやねん。誰もそんなとこ知らんやろ!


と正直思いました。そして、一緒にトイレ前に立ち始めて、Kさんのスタイルとして、自分からは話しかけないと言うのがあるらしく、自分はホリエモンスタイルがノックヒッチという一台一台にノックをして30台もやれば絶対乗れると言っていて、そのスタイルを考えていたので、途中話しかけに行ったりもしてました。けど、あっさり断られたりして、何分か経ったとき、一台の車が止まったと思ったら全く関係無かったりして、40分くらい経過した時に、トラックの運ちゃんが、


山口方面やったら行くんやけどなー


と言って、トイレに入って行きました。その時、


これは確定演出きたー!


と思いめっちゃ嬉しかったです。案の定、トイレから帰ってきた後、山口方面やろ乗せちゃあよと言われ、乗ろうとしていると、Kさんに一緒行きましょーよ。乗れるかもっすよって言って、トラックまで来た時、狭くてもいいならいいよってなって、困ってると、奥から


わしが乗せちゃるよ


いかついおっちゃんが登場しました。このトラック運転手の友達なのかなって思ってたら、家族連れの方でキャンピングカーでした。軽い自己紹介を済ませて、

なんで乗せて下さったのですか?

と聞くと、

美東というのが気になった。わしは美東出身じゃけ地元心がくすぐられた。

とおっしゃっていて、


バリバリファインプレーやん


と思い、全国高速道路マップの凄さを思い知らされました。

乗っててまず思ったのはKさんの聞く力が凄いというか、愛想が良くて、話も面白いし、コミュニケーション能力が高いなと思ってました。これが元々なのかヒッチハイクによって鍛えられたのかが分からないけど、凄いなと思いました。

自分に話が振られた時は自分も話すけど、Kさんはヒッチハイク関連のことを話すのに対して、自分はネタが無いので、正直きついなと思ってました。

おっちゃんは広島の方で、自分は広島まで行きたかったので、運良くちょうど広島まで行くことが出来ました。途中、パーキングエリアでうどんもご馳走になりました。

王司パーキングエリアの肉うどん



おっちゃんは自営業をやっていて色々なビジネスを手がけているらしく、自分が心に残ってることは、

失敗はしてもいいこと。従業員の意見が分かれた時はそれをまとめつつ新たな意見を出して導かなければならない。そうじゃ無いと社長はできない。その辺の石を売ることが出来ないと社長にはなれない。


女にモテない奴はダメ。


などたくさんありました。女にモテない奴はダメと言う言葉の解釈は、自分から女の子にアプローチをしなくても、何かを頑張ってる人や魅力のある人は自然と人が集まってくる人脈や人間的な魅力のことを指していて、それを表す指標として話したのかなと思いました。たくさんのいい話をして下さって、本当にタメになりました。車内で過ごした時間は本当に楽しかったです。Kさんとは宮島サービスエリアでお別れしました。

Kさんと別れたあと、車内で

本当は君は乗せるつもりはなかった。


と言われ、あいつ(Kさん)は服装がいいやろ。あいつは見た目も旅人っぽいし、乗せる方はそう言う旅の話を聞きたいんよな。君の服装は家出レベル。家出してきたのかなって思った。と言われました。Kさんいなかったら乗れてないんだと思うとショックな反面、次に活かせるありがたさもありました。


その後、家まで送って奥さんと娘を下ろして、駅まで送って下さいました。とりあえず、今できる旅人っぽさを出す方法といえば、帽子を後ろ向きに被ることしか思いつかなかったので、この旅期間中に帽子を買おうと思いました。


ヒッチハイクは見た目ゲー!


駅からアストラムラインという広島を走ってるモノレールで市内まで行きました。


その後ビジネスホテルを取り、おっちゃんにお薦めされた肉玉そばというのを食べに行きました。

みっちゃんの肉玉そば 酒は飲めないので広島コーラ


広島コーラは普通のコーラとなんの違いがあるのかよく分かりまさんでしたが、瓶だったので美味しかったです。肉玉そばも美味しかったです。


その後、本屋に行き、全国高速道路マップを買い、ホテルに戻り、長い長い1日が終わりました。この相棒があれば俺に怖いものはないぜ。


2日目


朝食はホテルのパンがあったので、食べて、ぎりぎりまでゆっくりしたかったので、チェックアウトギリギリまでホテルにいました。

原爆の日も近かったので、平和記念公園に行きました。

原爆ドーム

たくさんの修学旅行生や外国人がいました。公園内は空気が重いというかなんとも言えない空気感が漂っていて、改めて平和についてや日々のありがたさも考えさせられました。

その後おりづるタワーという観光スポットに行き、上まで無料で登れると思っていたので、入ってから上まで登るのに2000円くらいかかるのが分かると


ぼったくりやん!

と思い、登るのはやめました。もともと広島へはしまなみ海道サイクリングがしたかったので、尾道まで移動します。正直、下道と高速道路でのヒッチハイクは全く別物と言っていいほど違うので、バスセンターが近くにあったのでバスで尾道まで移動します。午後3時くらいに尾道に着きました。

尾道は海に面していて、今回訪れた場所で1番良かったです。昔ながらの商店街もありました。

檸檬のスムージー

尾道ではゲストハウスに泊まる予定だったので、ゲストハウスに行き、オーナーさんに福岡から広島みではヒッチハイクで来たことを伝えると、ヒッチハイクで来てる人一緒の部屋におるよと言われて早く会いたいなと思いました。けど、その日、荷物を置いて観光に行ってるらしく、何時に帰ってくるかは分からないそうでした。

荷物を見た瞬間、只者では無いことを確信しました。

その後は、1人で千光寺に観光に行きました。

千光寺公園の頂上から見た景色


ゲストハウスに戻る時にいた猫

そして、ゲストハウスに再び戻り、ヒッチハイカーは戻ってきてるかなっと思ったけどいませんでした。たいしてやることもなかったので、オーナーの小学5年生の息子とファミコンをして遊んでいたら、父親が来て、


お前宿題終わってないやろ?宿題終わって無い奴がなんでゲームしようとか?先にやること終わらせてやれ。


と、彼がめちゃくちゃ怒られてしまい、


気まずい!


と思ったので、早く家を出たくなりました。彼はめちゃくちゃいい子で、ずっと宿題やっていて、一つだけやるのを忘れたっぽくて、怒られてるのは可哀想でした。あと、ゲームも一応客だからかなのか分からないけど、めちゃくちゃ勝たせようとしてきて、勝って喜んでいいのにと思っていたけど、勝ち負けよりも久しぶりゲームしたのが面白かったです。


そして、散歩がてら夜飯を食べに行きました。そこで見つけたのがここです。

コロナ禍でも店を開けていたらしく、芸能人のサインがたくさんありました。

尾道お好み焼き
尾道ラーメン

両方ともおいしく、ラーメンは醤油風味で汁まで全部飲みました。少し、辺りを散歩すると、海辺で釣りをしている人や、座って話している高校生がいて、そういう日常がなんかいいなと思いました。そして、ゲストハウスに戻るとヒッチハイカーはまだいなかったので、温泉に入りに行きました。ここで温泉で30代くらいの人と2人しかいなかったので、どこから来たのかとか話しながら、結局1時間くらい話してて、2人とものぼせて、一緒に出ました。ここでの会話はめちゃくちゃ面白かったです。

そしてゲストハウスに戻るとやっとヒッチハイカーのFさんが戻ってきてました。そして後1人、海外旅行によく行ってるらしいおっさんとの3人部屋でした。ヒッチハイクは高速は簡単たけど、下道は難しいっすよね。と俺が言うと、

俺鹿児島からここまで下道だけで来たよ


と言っていて、すげーなと思いました。イケメンだったので、それも関係あるのかもしれません。段ボールを使ってやっているらしく、次回から自分も参考にしようと思いました。このゲストハウスで3人で話したのが1番今回の旅で面白かったです。修学旅行の夜的な感じで。2人ともキャラが濃くてマジで話が面白かったです。旅や海外旅行をしている人は魅力的に見えるし、話も面白いので、自分ももっと色々な経験をしたいと思いました。そして色々話して寝ました。


3日目



8時には尾道を出発したかったので、7時に起きました。2人ともっと話したかったけど、2人とも今日出るらしいので、残念でした。そして8時に尾道を出発して、今治を目指します。

手続きをしてレンタサイクルを借りていざスタートです。最初の向島には船で渡ります。

しまなみ海道サイクリングは尾道から、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島の6つの島を渡り切る70キロのコースです。最初の向島を渡り切った辺りで、朝ご飯を食べてなかったので、ぶっ倒れそうになりました。でも、コンビニでフランクフルトを食べたら復活しました。ジーパンを履いてやっていたので、汗を掻いて、だんだん重くなっていったので、誰もいなかったので、道路で短パンに着替えました。いくつか、行きたいスポットはチェックしてたので、そこには行きました。

しまなみドルチェのジェラート
しおまち商店街入口
コロッケ

商店街にあるコロッケ屋さんのコロッケは揚げたてでとてもおいしかったです。ここの店主のおばちゃんのキャラクターが可愛らしく元気で癒されました。

商店街の奥を行ったとこで、めちゃくちゃ美人の人が公園のテラスみたいなところでご飯を食べていて、同い年くらいかなと思ったら29歳でした。仕事を辞めてこっちに移住してきたらしく、その気持ち分かるなと思いました。1日いただけなのに、自分も尾道への移住もいいなと思っていたので、また来たくなる場所です。コーヒーの焙煎をしてるらしく、寄り道してたら時間が無くなるので、出来なかったけど、また機会があればその店に行きたいです。

そして、多々羅しまなみ公園で遅めの昼ごはんを食べました。

撮影スポット

半袖半ズボンで肌を露出してる分、日光でどんどん体力が削られていき、途中何度か倒れそうになりました。荷物が重いので、とにかく肩が痛かったです。すれ違う人全員サイクリストみたいな格好ですれ違う時には挨拶するので、元気出ました。こんな格好でやっているのは自分くらいしかいなかったです。公園を出た後、また、休憩スポットに寄りました。そこで食べたのがこれ!

伯方の塩ソフトクリーム

塩気が効いて美味かったです。そしてここから一気にゴールを目指します。最後の大島が坂も多くて1番きつかったです。一度でも自転車から降りたらまた、勢いをつけて乗らないといけないので、どんなにきつくても絶対に降りないでちょっとずつでもいいから漕ぎ続けました。結局今治に着いたのが午後6時で、合計10時間掛かりました。着いた時の達成感エグかったです。途中、2度とやらんどこって思ったけど、最短ルートを通ったので、まだ行ったことないスポットもあるのでもう一回行きたいです。
着いた後は温泉に入って、ご飯食べてネットカフェで寝ました。

寝袋と下に弾くマットを使って寝ました。疲れた3日目も終了です。


4日目




朝ご飯はネットカフェにあるコーンフレークとアイスクリームを食べました。ネットカフェを出た後はコインランドリーに行って、洗濯して、その後、道後温泉までバスで行きました。疲れてたので、ヒッチハイクをしたくないという甘えが出てしまいました。12時くらいに道後温泉に着いて、まずは昼ごはんを食べました。

海鮮丼セット

お腹が空いていたので美味しかったです。ご飯をたべた後は、商店街をブラブラ歩いて気になった店があったら入って見て回ってました。そして、道後温泉本館が工事中で探すのに時間がかかって、入ろうと思ったらまさかの1時間待ち。

暇すぎたので帽子買いました。その他にはやることが無いので、せんべい屋の麦茶が飲み放題の所で麦茶飲みながら時間潰してました。

そして1時間後、無事入ることができました。

道後温泉本館 (裏面)

全面改装中で本来は表面から入るらしいのですが、裏面からとなっていました。中は、1個小さい温泉があるだけで、想像を見事に下回りました。今、ここにいる人でリピートして来てる奴は何人いるんだろう?とそれが気になりました。多分二度と来ることは無いと思います。

後、前日のサイクリングの日焼けで痛すぎて全く入ることが出来ませんでした。そして、上がった後は、デザートです。

みかんが丸ごと入っていて、酸味も効いていて美味かったです。ここから松山まで電車で移動してビジネスホテルに泊まり、本日の旅は終了です。

商店街で買っておいたみかんおにぎりを夜食で食べたら美味しかったです。



5日目



これ以上愛媛にいても特にやることもないし、お金が減っていくだけなので、松山から南伊予駅まで10分、そこから歩いて2キロのところにサービスエリアがあるのでそこから一気に京都を目指します。

Kさんに愛媛から京都まで行こうと思うんですけど、どれくらいかかりそうっすかね?と聞いたら、2日もあればいけると言う答えが帰ってきて、距離的にまあ、野宿することになるのかという、非日常を体験できるワクワク感と不安な気持ちが混同してました。

そしていよいよ、伊予灘サービスエリアに着いたのでヒッチハイクを開始していきます。

結論から言うと、合計5組の方に乗せてもらって、京都まで行くことが出来ました。

愛媛から京都までのルート


1組目

前日、セブンイレブンで段ボールをもらっていたので、全国高速道路マップを見ながら伊予灘の隣の石鎚山サービスエリアと書いて、車にアピールします。

開始5分で、多分同い年くらいの人がこちらに来て、

差し入れ持ってきましたよ〜


と言って、ポカリスエットを頂きました。松山で降りるから乗せられないけど、頑張ってくださいと言われました。感動して本当にありがたかったです。開始5分なんで全くきつくもなかったけど、後々のことを考えると本当にありがたかったです。

しかし、その後はそもそも小さいサービスエリアなので、車が全くおらず、

このままここで野宿は嫌だー


と思い、声かけ開始!しかし、ほとんどの人が松山で降りるや、断られたりして、大体その空間にいる人全員に断られていた時、

石鎚やろ?そこまで行くから乗せるよ


と言ってくださいました。会社員の方で、zoom会議をしながらご飯を食べていて、戻ってきた時にまだいたら乗せてあげようと思っていたとのことです。この方も学生時代にヒッチハイクをしたことがあるらしく、私がヒッチハイクをしているのを見て、懐かしく思ったそうです。お兄さんは仕事でしょっちゅう伊予灘と新居浜間を行き来しているらしいのですが、伊予灘サービスエリアには初めて止まったとのことで付いてるなと思いました。正直、この方がいなかったら、もう乗れてなかったかもしれません。

この時に、断られれば断られるほど、次に声を掛けた人には同情心が芽生えて成功しやすくなるのでは?と考えました。

そして石鎚山サービスエリアに着き、お兄さんとお別れしました。

石鎚山サービスエリアの方が規模が大きいのでそれだけで、やる気が出てきました。サービスエリアで昼飯食べてガソリン投入します。

2組目

サイクリングの時もサービスエリアで食べたけど、また食べます。段ボールは実は石鎚山を書いた後に無理と思って、今治と書いて、両面使ってしまったので、売店で交換してもらいました。この交換が1番気まずいです。

この辺でヒッチハイクのスタイルが定まってきたような気がします。まずは30分くらい立ったり歩いたりして、ヒッチハイカーがいることを認知させて、ここで、声を掛けられたらそのまま乗らせてもらって、無理だったら直接話しかけに行きます。

会社員の方が、俺は無理だけど、トラックの運ちゃんなら乗せてくれるんやない?と言ってきたので、行ってきますと言って、トラックのとこまで行ってみました。こうやって、絡んでくれるのが本当にありがたかったです。

トラックの運ちゃんに、

豊浜まで行かれますか?行くなら乗せてほしいです。


それに対して、


そこまで行くけど、襲わんなら乗せてもいいよ。


襲わないんで乗せてください!(仮に襲うような人でも口では襲わないって言うでしょと思った)


そして、こういう流れで乗せてもらうことが出来ました。

でも、実際ヒッチハイクをやる側より乗せる側の方が相当怖いと思うから、知らない人をいきなり乗せてくれるのは本当にありがたいです。車内では色々、お互いの話やおっちゃんの人生が聞けて楽しかったです。

そして豊浜に着いて、お別れしました。別れ際におっちゃんの携帯でも写真を撮ってくれて、あとジュース代200円をくれました。乗せてくださった方の携帯で写真を撮ってくれたのがこの方だけだったんで、これが何気にめちゃくちゃ嬉しかったです。

今、写真を見て振り返っても車内でのことを思い出すし、本当に貴重な時間を体験してたんだなと感動するし、それがおっちゃんがどうかは分からないけど、いい思い出になっていれば幸いです。

最初は嫌々乗せたかもしれないけど、最終的には自分も楽しかったし、おっちゃんも楽しそうだったので嬉しかったです。


自分ができることと言えば会話を死ぬ気で盛り上げることしか出来ないので、乗せてよかったと思ってもらえたと思うので、その変化がやはり嬉しかったですね。

3組目


またさっきのスタイルで、やっていて、岡山方面に行きたかったので、鴻ノ池サービスエリアという、岡山にあるサービスエリアを書いて始めました。

ナンバーを見ても、香川、高知、徳島などが多く、あんまり岡山方面がいない印象でした。

ナンバー見ては片っ端から声かけていって、片っ端から断られて、途中ツーリングの人と一緒に休憩しながら少し話して、また再開しました。

そして、岡山ナンバーの車で目をつけていた運転手の方が店内から戻ってきて、エンジンを点けた瞬間にこれ逃したら、ここから先、相当待たないといかんと思って、ダッシュで車まで行って、ノックして、岡山方面行きたい旨を話すと、

右手で「乗れ」の合図をしてくれたので、やっとのことで乗ることが出来ました。

エンジンをかけた瞬間に声をかけると咄嗟に対応しないといけないので、勢いでYESと言ってしまうのかもしれません。


女性2人組なんですけど、関西の方で、乗ってからは運転手の方が


この車乗ったからには面白いこと言い続けらないかんよ。


と言われ、きついな〜と思いつつも今までの旅の話などをしてきました。そこそこ笑ってくれていたので、良かったです。岡山からレンタカーを借りて来ていたので、鴻ノ池サービスエリアがどこの地名かを分からなかったらしいです。後、字が汚くて読めなかったらしいです。

その時、レンタカーで来ている人は逆に地名が分からないんだなと思い、また一つ勉強になりました。

京都の人で、飲食店で働いてるらしく、無事京都に着いたら行くことを約束しました。しかし、結局とある事情で行けませんでした。それはまた後で書きます。

そして、結局2つくらい奥の吉備サービスエリアまで乗せてもらい、お別れしました。出発する前にカフェオレを差し入れとしてくれたのが嬉しかったです。


4組目


龍野西サービスエリアという兵庫のサービスエリアを書いて始めました。四国抜けたからやりやすくなればいいなと思っていると、開始5分で乗せてもらいました。

自営業をされている方とその従業員の方で、軽い世間話をして、送り届けてもらいました。途中、疲れから寝てこそはないものの、疲労から意識が飛びそうになってました。

着いた後、ヒッチハイカーがおるでとおっちゃんが言い、降りたらいました。

5組目


ヒッチハイカーと少し話して、一緒にご飯を食べることにしました。私より1歳年上で岡山の大学生のY君です。東北でサッカーの試合があるから、そこを目指してヒッチハイクしてるそうです。

彼は今日野宿確定ぽいので、野宿するときは一緒にすることにしました。1人だと心細かったので、1人でやるより全然いいわと思って安心感がありました。


2時間近く待っていたらしく、KさんとFさんに教えてもらったことをY君に伝えながら段ボールで龍野西の一つ隣の三木サービスエリアを書きました。そしたら、5分くらいで女性の方が

三木なら乗せるよー


と言ってくれて、2人とも乗せてくれることになりました。

旅の途中まで、弟といたけど、途中から1人になったから長距離移動だし、話し相手が欲しかったそうです。



埼玉の方で、京都まで行きたいことを伝えると、最初自分が考えていたのは、京都のサービスエリアで下ろしてもらって、野宿して、次の日ウェルカムゲートから歩いて友達の家行こうかなって思ってたら、一度高速を降りて京都駅まで連れて行ってくれることになりました。

一度降りたら遠回りになってしまうのはいいんですか?と聞いたら、

30分くらい遅れるだけやろ。別にいいよ。


と言って、懐が広すぎてすごいなと思いました。

男2人だから乗せたらしく、男1人だったら怖くて乗せてないと言ったました。体感的に、2人の方が成功しやすいですね。


この人が乗せてくださった人の中で1番ぶっ飛んでて、話聞いていてもずっと面白くて時間があっという間にすぎました。


住む場所を転々としたり、仕事をコロコロ変えたり、飽き性なのか色々な経験をされている方なので、話のネタが豊富で面白かったです。


そして京都駅まで送り届けてもらったあと、雨が降っていたので、傘まで頂きました。

京都に着いた瞬間、味わったことのない達成感がありました。乗せてくださった人のおかげで、京都まで来れたから乗せてくれた人が凄くて、自分は何も凄くないんだけど、京都に着いた瞬間の興奮は今でも忘れられないです。


そこから友達の家まで電車で行き、途中の乗り換えから最後の駅まで方向が一緒の女性の方とずっと話していたので、ヒッチハイクをやっている間は常に人に話しかけることができることが分かりました。


ヒッチハイクをやる前だったら考えられない出会いや、それまで自分から人に話しかけることが出来なかったので、0→1になったのではないかと思います。

これがヒッチハイクとか関係なしに出来たら、コミュニケーション能力が身についているということなんだろうなと思いました。

待ち時間は

1組目 30分
2組目 30分
3組目    1時間
4組目 5分
5組目 5分

くらいでした。 自分から話しかけていたので、結果的には短いですが、断られすぎたら、胸が締め付けられるような思いになって、サービスエリアから出られなくなるんじゃないかという恐怖はありました。


恥ずかしさもありましたが、二度と会うことは無いと思えば、図々しいけど話しかけることが出来ました。


日数的にいったらヒッチハイクは2日しかしていないので、次はなるべくヒッチハイク多めで再挑戦してみようと思います。


京都観光編はまた書こうと思います。




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