Music × English なエッセイ 【35】
今回の動画
昔、『なんとなく、クリスタル』なんて小説があったし
『限りなく透明に近いブルー』なんて小説もあった。
合わせ技みたいな題名だなと(中身無関係😅)。
Crystal Blue
アンニュイな歌い方が、透明で煌めくようで憂鬱、という相反関係に効いている気がするなと。
歌詞
試訳
とてもシンプルなだけに、
元の歌詞のアンニュイな美的空間を、
和訳でダメにしそうなのが怖いですが😅
訳出にあたり考えたこと
良く日本で好まれる(?)、婚姻の喩えに、同じ方向を向いているってのがありますね。
ところが、この歌詞では話者は女性なんだけども、彼女が言うには、どうも離れたところで男が待っていると。
そこに辿り着かないといけない。
でも、彼女に何があったのか、どうも同じ方向を向けなくなりつつあるかのような物言い。
ジョン・レノンだって、スタンド・バイ・ミーをカバーしたくらい、男は恋人や配偶者に、自分の傍(味方)に居てくれることを切望するものだから、この遠方に居る男は、彼女の憂いを帯びた歌を訊いたらもがき苦しむかもしれない。
歌詞にある表現を引いて言えば、人魚になって海をも渡るとだけ言ってくれたら嬉しいのに、we という主語で見出せることって何だろうって探しているとかいう。二人の共同作業が成し得ないかのような離別感。
それでも義務感のような倦怠とともに、海を渡っていきますよと。
澄んでいるのか、濁っているのか。
単なる倦怠期なのか、一歩進んでもう別れる秒読みなのか。
海を渡って、相手の待つ岸辺に、
月下美人として流れ着いたら、彼女は何ていうんだろうか。
単に僕の曲解かもしれないが😅。
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