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■コロナ禍の苦しい時期を支えてくれたプロパー融資、きっちり耳を揃えて完済しました!




FeelWorksがお付き合いしている銀行の一つで

5年間お借りしていたプロパー融資を完済。


2008年(平成20年)に起業した当初は、企業として

社会的信用が何もないので、唯一貸してくれた

日本政策金融公庫から創業支援融資を受け、早々に返済。



2010年の3期目に単年度黒字を達成。

安堵しかけたところで、2011年の東日本大震災で

仕事が吹き飛びました。



累積赤字もあるなかで、事業を続けられるか

不安も抱きましたが、なんとか市況が回復し、

その4期目も黒字を維持。



以降、小さいながらも黒字経営を続け、

このまま無借金経営でもいけるかなと思っていたものの、

スタッフも増え、オフィスも増床したため

固定費が増え続けていた10期目の2017年。



いつ万一の事態が起こるかわからないため、

担当の方のお勧めもあって

リスクヘッジのために5年間のプロパー融資を受けました。



起業時には貸してもらえないプロパー融資の稟議が通った時には

黒字経営を長く続ける信用の重みをしみじみ感じたものです。



しかし。


そこから3年経った13期の2020年、

まさかのコロナショックに見舞われ、

研修業界は壊滅的なダメージを受け、

当然FeelWorksも倒産危機に瀕しました。



経営者である僕の役員報酬は

即大幅カットしたものの、焼け石に水。

当然のごとく、10年ぶりの赤字決算。



そんなハードランディング経営のなかで、

12年間コツコツ貯めて来た内部留保とともに、

このプロパー融資があったことが

しばらくは仲間たちを路頭に迷わせないため

1つの支えとなってくれました。



僕の経営者としての僕の不徳の致すところから、

仲間たちに辛い思いをさせながらも、なんとか倒産は回避。

2021年の14期には黒字経営に戻せ、

お役立ちを不義理して止めることなく、事業継続できました。



そのプロパー融資をきっちり耳を揃えて

利子もつけてお返しできたことがとても感慨深いです。



銀行さん、有難うございました。



まださらなる危機が訪れた際の保険として

コロナ禍で借りたゼロゼロ融資は

返済が続いていますが、こちらも必ず返し切りたいと思います。



一方で、インフレと円安に見舞われる現在の日本で、

これまで通り仲間たちとお役立ちに励み

コツコツ内部留保を積み上げるだけでは、

結局資産は目減りしていくだけ。



FeelWorksは大海に浮かぶ小さな小舟です。



3-5年ごとに起こる不測の事態を乗り越えるごとに

もはや経営環境は不測であることが常態だ

と腹も括れるようになってきました。



ドイツの初代宰相で鉄血宰相ともいわれた

オットー・フォン・ビスマルクの名言。


「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」



近々起こるであろう次の不測事態が起こった際に

仲間たちを路頭に迷わせず、

お役立ち・事業を継続し続けられる

財務的にも強靭な会社にしておかなければならない。



現代の世界は第一次世界大戦前夜と酷似しており、

第三次世界大戦はもう始まっている

と警鐘を鳴らす識者もいます。



歴史をさかのぼり、戦後、ドイツ同様に

ハイパーインフレに見舞われた日本で

先手先手を考えて行動した小嶋千鶴子さんに学び、

次なる財務戦略も練り始めています。



■『イオンを創った女』齢103歳!

 常に時代の先を読み経営人事を確立させた生きる伝説


■『あしあと』小嶋千鶴子さんが経営者に求める3つの資質

「高い志、変化に敏感、果敢な行動」


 日本ももし敗戦になれば必ずインフレがやってくる



 戦後ドイツを襲った天文学的なインフレーション

 マルクの価値が全くなくなり、最後には電車の切符一枚を

 買うのに、トランク一杯の紙幣が必要に



 昭和21年の新円・旧円切り替えのときには、

 あるだけの現金を集めて商品に替えた。

 また預金封鎖の後も、その封鎖預金を担保にし

 銀行から融資を受け、それでまた商品を仕入れることができた



 現金ではなく実物にシフト



 企業資産の中には、お金や建物など目に見えて

 計算できる資産のほかに、知識、技術、人脈など、

 バランスシートには現れてこない、見えざる資産がある



 経営者が会社を自分の描く組織に適合させていこうとするとき、

 何より早く手をつけなければならないのが、

 実は見えざる資産の蓄積



 目に見える資産の蓄積よりも、はるかに時間と労力を要する



世の起業家には、株式や債券の発行、

ベンチャーキャピタルからの投資などは

返さなくてもいいお金と割り切り、

銀行などからの融資もリスケや借り換えを繰り返す

自転車操業経営をしている例も少なくありません。



そうした経営だから事業を創れると豪語する人もいますが、

たとえチキンと言われようが、

僕は借りたものはきっちり返す

仁義こそが大切だと考えています。



経営者ですから当然とるべきリスクはとるべきです。



でも、会社や人生をマネーゲームやギャンブルにしたくないし、

家族や仲間たちをそこに巻き込むわけにはいかない。

何より、事業も個人のキャリアも、

お金のためのライスワークで終わりたくない。

ライフワークからライクワークへ挑み続けたい。



働きがいの重要性を訴えるからには

僕たち自身が夢や志のために働きたい。



だからといって、お金に無頓着では

お役立ちが継続できません。



お金に振り回されないために、お金に強くなる!

これからも常に真剣勝負の経営で研鑽を積み続けます。



すべては、日本の上司を元気にするために。


「前川孝雄のはたらく論」




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