見出し画像

茨木のり子(1926.6.12-2006.2.17)「梅酒」『作家の手料理』野村麻里編 平凡社 2021年2月刊 224ページ  日記 2021年5月20日 サンキュ! トマトの切り方 カルディ ポテトスティック HERB &VINEGAR 他

日記
2021年5月20日
午前1時25分起床 雨 室温22.2度 湿度64%

福岡県糸島市 天気・最低最高気温予報
本日5月20日午前5時 雨 17.7度 最高気温 午後5時 24.2度
明日5月21日午前6時 曇り 17.6度 最高気温 午後0時 22.4度
https://tenki.jp/forecast/9/43/8210/40230/1hour.html

サンキュ!
https://39mag.benesse.ne.jp/housework/content/?id=96949
帆立てとブロッコリー炒め オイスターソース味

https://39mag.benesse.ne.jp/housework/content/?id=102573
トマトの切り方

https://39mag.benesse.ne.jp/lifestyle/content/?id=103680
カルディ ポテトスティック HERB &VINEGAR 50g 170円

https://39mag.benesse.ne.jp/housework/content/?id=103679
ゴキブリが嫌う環境を作る


『作家の手料理』
野村麻里編
平凡社 2021年2月刊
224ページ
福岡市総合図書館予約4人

https://www.heibonsha.co.jp/book/b553130.html
https://www.amazon.co.jp/dp/458283860X
「作家たちが自ら料理し、その手順をありのままに
綴ったエッセイを精選。内田百閒や石井桃子、
武田百合子、牧野富太郎らの「おうちごはん」を
なぞって楽しむ、小さな食物語集。」

https://standardbook.thebase.in/items/41360858

https://utrecht.jp/products/sakka-no-teryori
「「季節を料る」
「つくる愉しみ」
「自然を食す」
「記憶と味覚」
の四章構成。
夫の武田泰淳が従軍時に教わったというすいとんを、
有り合わせの野菜とたっぷりの茗荷で作る
武田百合子の「すいとん」、
「スパゲッティの正しい調理法」では
伊丹十三が「アル・デンテ」に茹でた麺にバターを絡めた、
「蕎麦でいえば「もり」」という
スパゲッティ・アル・ブーロの作り方を披露、
送られてきた塩じゃけをおろす
祖父との楽しい記憶に結びついた
石井桃子の「しゃけの頭」など、
作家それぞれに異なる魅力的な文体で、
日常的に作る料理、記憶の中にある料理のことが語られる。
現代ほど食材や外国の料理なども多くはなかった時代、
季節の移り変わりや素材の美味しさ、
そして日々の食事の喜びを鮮やかに描くエッセイ集。」

季節を料る
森茉莉「春の野菜」
戸塚文子「初夏の味覚」
金子信雄「精進揚げ」
秋山十三子「山科なす」
武田百合子「すいとん」
鴨居羊子「加賀煮こと、ジブ煮こと、かくれ切支丹料理」
増田れい子「甘酒のある夜」

つくる愉しみ
向田邦子「食らわんか」
石井好子「料理好きのタレント」
幸田文「豆」
邱永漢「望梅止渇」
三善晃「「まるごと料理」に挑戦しよう」
山田風太郎「B級グルメ考」
工藤久代「牧畜の国の恩恵」
伊丹十三「スパゲッティの正しい調理法」

自然を食す
牧野富太郎「野外の雑草」
團伊玖磨「明日葉」
草野心平「野のうた」
片山廣子「あけび」
佐多稲子「嫁菜」
星野道夫「シールオイル」
水上勉「一月の章」

記憶と味覚
茨木のり子「梅酒」
尾辻克彦「りゅうきゅうとコンニャク」
八代目坂東三津五郎「吉原揚げ」
池部良「すき焼き」
石井桃子「しゃけの頭
大村しげ「ほっしんとはなくそ」
米原万里「トルコ蜜飴の版図」
内田百間「おからでシャムパン」

「梅酒
茨木のり子[1926.6.12-2006.2.17]

梅酒を漬けるとき
いつも光太郎の詩をおもいだした
智恵子が漬けた梅酒を
ひとり残った光太郎がしみじみと味わう詩
そんなことになったらどうしよう
あなたがそんなことになったら……
ふとよぎる想念をあわててふりはらいつつ
毎年漬けてきた青い梅

後に残るあなたのことばかり案じてきた私が
先に行くとばかり思ってきた私が
ぽつんと一人残されてしまい
梅酒はもう見るのも厭で
台所の隅にほったらかし
梅酒は深沈(しんちん)と醸されてとろりと凝(こご)った琥珀いろ

八月二十八日
今日はあなたの誕生日
ゲーテと同じなんだと威張っていた日
おもいたって今宵はじめて口に含む
一九七四年製の古い梅酒
十年間の哀しみの濃さ
グラスにふれて氷片のみがチリンと鳴る」
p.154-155

茨木のり子
『歳月』
花神社 2007.2
一周忌に刊行された遺稿詩集
 夫に宛てた39篇

1950年結婚
三浦安信 1975年5月逝去 享年56

https://ja.wikipedia.org/wiki/茨木のり子

https://www.amazon.co.jp/dp/476021867X

食べ物アンソロジー本を読む時に、
ほとんどいつも感じる不満を、今回も、
また改めて抱きました。

食べ物本アンソロジー編者は、
何故、
初出を記載しないんだろう?

本書の巻末には、
「解説」「出典・著者略歴」p.208-222
があって、
収録作品を読むことのできる、
現在入手可能なものが多い
文庫本・単行本を紹介しているのに、
初出には触れていません。

著者が、
何年に、
何歳の時に、
どんな雑誌に、
発表した文章なのかを、
読者に知らせるのが
アンソロジー編集者の仕事だと、
私はいつも思うのです。

読書メーター
食べ物の本棚
登録冊数830冊
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなどを
著者名の五十音順に並べています。

https://note.com/fe1955/n/n6a59e7ec672e

https://note.com/fe1955/n/na1b4228390c5

https://note.com/fe1955/n/nbcc8f8e1c48f

https://note.com/fe1955/n/n13d57c855813

https://note.com/fe1955/n/nac4686ed8dc3

https://note.com/fe1955/n/ne762719fa798

https://note.com/fe1955/n/nc2876051f259

https://note.com/fe1955/n/ne8719ab5e759

https://note.com/fe1955/n/na7a9bc9747ac

https://note.com/fe1955/n/n42b6638855db

https://note.com/fe1955/n/ndf98c7c38747

https://note.com/fe1955/n/n01590a9369d6

https://note.com/fe1955/n/nd0eae2ad59eb



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?