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【1分フィクション】

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1分以内で読み切り可能なフィクション作品集。 2022年1月より週1本追加しています。(2024.4時点) 追記:2024年度は不定期更新
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2022年7月の記事一覧

レッドの輝き

レッドの輝き

破壊する敵がいてこそ、革命を願う。
そして英雄は輝く

薄汚れた欲があってこそ、平等を叫ぶ。
そして正義は輝く

得体の知れない死があってこそ、人間を尊ぶ。
そして生は輝く

漆黒の魂に疼く炎を絶やすな。

胸の奥になる激しい鼓動に耳を傾けろ。

そして行動せよ。

戦え。

心のままに。

未来のために。

ちっぽけな僕の心情

ちっぽけな僕の心情

僕には何もない。

何の苦手も克服なんてしてこなかった。
語れるエピソードはゼロ。記憶にない。
高校も大学もそこそこ。
だから自分に自信持ったことなんて人生一度もない。

やりたいことはない。
好きなこともない。
だから選択はいつも人まかせ、風まかせ。

社会貢献は二の次。
まずは経済的に自立したい。
ただそのために仕事を探す。

まずは自己分析を始めてみる。
自分の良いところはうまく伝えられない

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残されし者たちへ

残されし者たちへ

流るる川のように
時は過ぎて
手に落ちることはない

朽ちていく花のように
栄華は一瞬で
手に留まることはない

溶けていく雪のように
存在は消えて
手に残ることはない

燃ゆる天のように
煌めきは皮肉で
手に触れることはない

それでも

僕たちは

生きていくほか

道がない

だから

僕たちには

希望がある

人間の鱗取り

人間の鱗取り

下着、肌着全部脱いで、与えられたガウンを着る。
指示された場所で待機。
その中でじっと待つ。
全身の穴から水分がぷくっと膨れ上がる。
目を瞑って、深呼吸。

ガウンを脱いで浴場へ。
しっかり身体を洗って湯船に浸かる。
芯から温まっていくと、皮膚がどんどん柔らかくなった。
時間だ。

湯船から出て指示された場所で寝転ぶ。
何も隠すものは用意されていない。
他人に身体を見られるのは恥ずかしい。
でもい

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