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A story about "Figs" ~いちじくのおはなし~

不老長寿の果物!いちじくのおはなし✨

フィコ & ポムム のブランドネームにもある ”フィコ” とは「いちじく」を意味するラテン語です。

いちじくの歴史は大変古く、歴史上、文献の中に一番最初に登場したのが「いちじく」であると言われており、旧約聖書に登場するアダムとイブの体を覆っていたのは「いちじく」の葉であったとされています。


いちじくの歴史

原産地に近いメソポタミアでは6千年以上前から栽培されており、地中海世界でも古くから知られ、エジプト、ギリシアなどで紀元前から栽培されていました。

古代ローマでは最もありふれた果物の1つであり、甘味源としても重要でした。
最近の研究では、ヨルダン渓谷に位置する新石器時代の遺跡から、1万1千年以上の炭化した実が出土し、いちじくが世界最古の栽培品種化された植物であった可能性が示唆されています。

当初は薬樹としてもたらされていたといいますが、やがて果物を生食して甘味を楽しむようになり、挿し木で容易に増やせることも手伝って、手間のかからない果樹として家庭の庭などにも広く植えられるに至っています。



いちじくにまつわる伝説

旧約聖書の創世記に「エデンの庭で禁断の果実を食べたアダムとイブは、自分たちが裸であることに気づいて、いちじくの葉で作った腰ミノを身につけた」と記されています。

『新約聖書』のルカによる福音書では、キリストは実がならないいちじくの木を切り倒すのではなく、実るように世話をし肥料を与えて育てるというたとえ話を語っています。

一方でマルコによる福音書では、旅の途中いちじくの木を見つけた空腹のキリストがその気にまだ実がなっていないのに腹を立て、呪いの言葉を述べると翌日その木が枯れていたというエピソードがあります。

いちじくは、バラモン教ではヴィシュヌ神、古代ギリシャではディオニュソスへの供物であり、ローマ建国神話のロムルスとレムスはいちじくの木陰で生まれたと言われています。

他の民族でもいちじくは生命力や知識、自然の再生、豊かさなどの象徴とされています。

いちじくを摘むと花柄からラテックスと呼ばれる樹液が滴り、この樹液は母乳等になぞらえられ、アフリカの女性の間では不妊治療や乳汁分泌の促進に効果がある塗油として使われてきたそうです。




いちじくを食べる

果物は生食するほかに乾燥いちじく(ドライフィグ)として多く流通します。
生果・乾燥品ともに、パン、ケーキ、ビスケットなどに練り込んたり、ジャムやコンポートにしたり、スープやソースの材料として、またワインや酢の醸造用など様々な用途を持ちます。

ほかにペースト、濃縮果汁、パウダー、冷凍品などの中間製品も流通していたり、日本国内では甘露煮にする地方もあるほかいちじくの天ぷらも流行しています。



いちじくを使ったスムージー「フィコ & ポムム」

左:フィコ&ポムム  右:チキンバジルサンド

フィコ・アンド・ポムム ジュースでは、お店の名前にちなんだいちじくのスムージーを提供しています🥤

いちじく本来の自然な甘さとつぶつぶ感が楽しめるスムージーです。
このnoteを読んだ後に、是非一度お試しください😋✨



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