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【普通に作っても世界一と言われるお菓子】

職人にどこをこだわってるんですかって聞いても「普通です」と言われて困る。



でも「イルローザのフロランタンは世界一おいしいです」とお客様から普通にお声掛けいただく。


大阪・東京の有名菓子店や行列店のものを食べ回っても、イルローザには叶いませんでしたとまで言われます。



普通にいただく声ですが、全然普通じゃないと思います。



なぜ職人が普通ですと言うお菓子が、世界一おいしいと言われるのか?



当社では非常に歴史が長い、フロランタンのおいしさの秘密に迫ります。




フロランタンとは、サブレ生地にスライスアーモンドをのせたキャラメルソースでコーティングしたお菓子。


これが普通だと言い張る職人に、少し質問を変えてみました。



Q作ってて嬉しい時を教えて下さいっ!


すると、


「あるあるー!」
「まずサブレが均一に焼けた時でしょ」




「それから飴が綺麗な焼き色の時!心の中でガッツポーズしてる(笑)」




出てくる出てくる。


「でも一番嬉しいのはね、もっとおいしくなるって分かった時だよ」


「分かった時にはもう皆、実践してる」




当社の職人は、おいしさの追求に余念がありません。


役員から、もっとおいしくしろ!
と言われ慣れているのはもちろん、
昨日より今日、今日より明日。


微々たる変化だろうが、なんだろうが関係ありません。
お菓子の品質向上に、当社の職人は最大の喜びを見出します。
 


変数は沢山あります。

・キャラメルを煮詰める温度の徹底管理

・生地の練り具合を変えて、アーモンドの香りが格段に良くした

・粒子の細かいアーモンド入りの小麦粉に変えて、風味も食感も良くした

・オレンジやシナモンは入れず、シンプルな素材だけで挑み続ける

・生地作りでグラニュー糖から粉糖に変えて軽い舌触りにした



普通の事を異常にやる。



ネチッと歯に残らない、パリッと美しいキャラメル。絶妙にマッチする厚めのサブレ。この2つが一体となる極みの到達。


1つ1つは、大したことなくとも変数全て合わせると、

ぴったり合わさる=世界一おいしいフロランタン



「今と比べると、昔は作りが甘かった。だから、どんどん進化させてるよ」

製造課長からこの言葉を引き出せば、勝ち。
ちょっとの立ち話で、改良の話が山のように出てきます。


「あり過ぎて忘れた」なんてよく言うのですが、何1つ忘れてないだろ(笑)といつも思ってます。


おいしくするのは当たり前。
もはや、こだわりでもなんでもない。


これが、当社のこだわりです。





イルローザのフロランタンが進化し続ける理由です。
味や製法より、常にお菓子を渡す時・食べる時を想像する。


この基準値が、イルローザの歳月と共にお菓子を1つ1つを成長させました。


だから、いつも大事なシーンでは、お客様に何度もリピートしていただいて、思い出に強く残る焼き付くお菓子になっているんだと思います。


特段、レシピは他店と大きく変わりません。


普通の事を異常にやる。


1つ1つは大した事なくても、沢山ある変数もぴったり合わされば、世界一になるんです。


 

 
職人:こだわり?特にないですよ~普通です

お客様:イルローザのフロランタンは世界一です


文字で並べると理解できない普通じゃない事が、普通に起こるのがイルローザです。



イルローザのお菓子1つ1つに、このような物語が詰まっていると思うと、おいしさの秘密がご納得いただけるかと思います。


いつもよりじっくりフロランタンを味わってみてください。何気なく食べていた時とは、違うおいしさが口いっぱいに広がります。
 

 
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