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起業して分かったイノベーションの原則(1,000字)

突然ですが、貴方は(仕事でも、私生活でも)何か新しい提案をしたのに、反対され頓挫したことはありませんか?しかもそれがトラウマになると大変ですよね。そんな風に勇気を出した貴方が、時代に流されては勿体ないし、ひいては生物的な損失だと思うので、このテーマについて書いてみることにしました。

生物的なんて大げさな…と思うかもしれませんが、本当です。人類がなぜ他の種より優位か?…それは均質化を避け、遺伝的に多様性を保持してきたから。これで地球環境変動を乗り越えて来たわけです。つまり、世の少数派はもっと称賛されて然るべきかと。彼らにより絶滅を免れて来たのですから。もっと言えば、病気や障害を「禍」と思う心も少し柔らかくなりませんか?(かく言う私も難病保持者で、努めて前向きに捉えています)

だから「大勢からの脱却」を誇りましょう。しかしただの脱却は迷惑なので「結果を出す原則」を知る必要があります。それを私は起業で学び、再起の過程で実践を繰り返し、最近「エフェクチュエーション」理論でやっと色々納得できたので、ここに(自分の言葉で)書き記しておきたいと思います。

1.今、できることから始める
2.失敗しても大丈夫な規模で展開、小さな成果を重ねる
3.以上から必然的に、自らリアルタイムで全てを把握し調整する
4.想定外や偶然を利用する
5.自己完結せず、他者を(時に競合も)積極的に利用する

まず私の起業では(1に反し)身の丈を超える資本金を集めました。だから(2に影響し)成果を出せども出資者の期待に届かず、焦る私は資金集めに奔走し(3に反して)色々人任せとなり悪循環に。しかしあるきっかけ※で事業を方向転換(4)し、事業を大幅に縮小してオープンイノベーション(5)に舵を切りました。

※「障害は、貴方に何かを教える為にそこにある」という言葉に出会った事

その後は、大々的なスタートを封印、始めた事すら周囲が知らぬ間に結果を出すようにしました。分かってない人から反対されるって腹立ちません?…そう言う人は成果を前にすると黙るので。

39歳で起業した私が今や50台後半。でも(原則1と3は)自分が成長すれば可能性が広がりますから、生涯この道を究めたいと思います。そして「遊ぶように創造できるエコシステム※」を次代に残せれば最高ですね。それにはもっと精進しないと…。

※冒頭写真の「デザイン工房」がそれです。何としても立ち上げたい!

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