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あの歴史的瞬間、こんな香りがきっと漂っていた!「大化の改新」の時代にタイムスリップ出来るお香 #大阪歴史博物館コラボ企画

あの歴史的場面を、香りで追体験したい!
タイムスリップ気分で楽しめる、歴史にふれるお香

みなさま、こんにちは!
叶うのであれば一週間ほど江戸時代末期にタイムスリップして町人の生活をしてみたい! 歴史大好き・ミュージアム部プランナーのささのはです。

まずはみなさま、大化の改新と聞いて何を思い浮かべますか?
恐らくこちら……飛鳥時代の豪族・蘇我入鹿そがのいるか中大兄皇子なかのおおえのおうじ中臣鎌足なかとみのかまたりによって成敗される、有名なクーデターの場面ではないでしょうか?

蘇我体制、終わりのはじまり

しかし!!

実は「大化の改新」とは中大兄皇子と中臣鎌足らが蘇我入鹿を討ち取ったクーデター・乙巳いっしの変から始まる、一連の政治改革のことを指すのです。
そして乙巳の変ののち、新たに即位した孝徳天皇は大阪・難波に遷都。
そこで誕生したのが新都・難波宮なにわのみや
……!!

前期難波宮・内裏模型 大阪歴史博物館展示より

歴史好きたるもの、そんな幻の都があったと聞けば興味津々&できるのであればタイムスリップして当時の人々の営み・その他を観察してみたいな~と思うのが世の常。何より有名すぎる歴史的キーワード「大化の改新」の流れで生まれた都なんて、これはもう壮大なロマンを感じます……◎

という訳で今回は、その一連の流れの中でも、中大兄皇子と中臣鎌足の出会いからクーデター・乙巳の変、そして大阪・難波宮への遷都までの歴史的場面を「香り」で追体験できるロマンチックなお香を、大阪の歴史を伝える博物館「大阪歴史博物館」さんと一緒に作ってみました!

フェリシモミュージアム部
「大化の改新」の記憶を呼び起こす
難波宮遷都に至る歴史にふれるお香の会

月1セット ¥900(+10% ¥990)
※1セットだけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。

全部で4つ、あの歴史的場面を体感できます!!

それでは早速、どんな歴史的場面にタイムスリップできるお香が完成したか詳しく解説いたします◎

【運命の出会い】

中大兄皇子と中臣鎌足が出会ったつきの広場をイメージしたお香。
柔らかく静謐せいひつに漂うウッディな香りは、これから歴史を大きく動かす彼らの運命の出会いを想起させます。

朝廷の実力者・蘇我入鹿の横暴に憤りを感じていた中臣鎌足は、彼らを打倒すべく有力な協力者を探し、ついに中大兄皇子の存在にたどり着きます。
槻の広場で行われた蹴鞠の会で、皇子が落とした靴を鎌足が拾ったのが二人の出会いのきっかけでした。

パッケージ中央には連想元のエピソードに縁深い、二人が出会った広場にあったとされる「つき」の葉をデザイン。

つき=ケヤキを指します

【藤の花に隠れた密談】

密談の場に美しく咲き乱れる藤の花をイメージしたお香。
甘い藤の花のお香はふくよかに香り、目を閉じると香りの奥で密談をする二人がちらちらと垣間見えるよう……。

伝承によると、中大兄皇子と中臣鎌足による多武峰とうのみねでの語らいは、咲き乱れる藤の花に隠れるようにひっそりと行われたそうな。
二人が多武峰で交わした治政についての議論は熱く、当時権勢をふるっていた蘇我氏の討滅計画がここに成ったとされます。

パッケージ中央には、密談の場に咲き誇っていたという伝承が存在する「藤の花」をデザイン。

【雨降りしきる乙巳の変】

降りしきる雨と、濡れて甘く香る草花をイメージしたお香
甘さの奥、スッとかすかに冷たいようにも感じる香りのお香は、盛者必衰の無常さを感じさせます。

645年、中大兄皇子と中臣鎌足は共謀者とともに、ついに蘇我入鹿を討ち取りました。この日の天気は悪く、雨が降り、儀式が行われた飛鳥板蓋宮の庭には水があふれたといわれています。翌日、失意の底におかれた入鹿の父・蘇我蝦夷は自らの館に火を放ち、蘇我体制は終わりを迎えました。

パッケージ中央には、奈良時代の文献にも登場するほど日本に古くから自生し、乙巳の変が起こった7月10日(現在の暦による)当時にも咲いていたかもしれない「ガクアジサイ」をデザインしています。

【難波宮への遷都】

新しい時代の到来を告げる華々しい香りのお香。
まるで当時の都のにぎわいや、人々が抱いた新しい時代への希望へと誘うように、パッと華やかに香るお香です

乙巳の変ののち、時の天皇・孝徳天皇は新しい都・難波(今の大阪)に遷都します。「改新の詔」発布を経て、六五二年には難波長柄豊碕宮なにわのながらのとよさきのみや(前期難波宮) が完成しました。
人々は新たに遷都した大阪・難波宮で、天皇中心の中央集権国家を目指した政治改革を行いました。

パッケージ中央は、大阪が誇る都・難波宮の一角をイメージしたデザインで彩っています。

パッケージの随所には、飛鳥時代・聖徳太子の働きで日本に入ってきた仏教に由来する文様「宝相華ほうそうげ」の意匠を取り入れています。

宝相華とは唐草文様の一種で、想像上の植物をかたどったデザインが特徴。

また、各デザインを飾るお花と雲!
こちらは大化の改新のはじまりである645年に近しい649年に、孝徳天皇によって制定された「冠位十九階」にて実際に着用されていたといわれる「冠」から着想を得ました。

「有職図譜」国会図書館ウェブサイトより

こちらのお花たっぷり冠、664年までのたった15年間しか使われなかったそうで……かわいいのにとても残念……!

ちなみに今回のお香ですが、あの奈良時代に成立した歴史書「日本書紀」で「日本に初めて香木が流れついた、お香発祥の地」として語り継がれている香りの島・淡路島で作られています!

淡路島の工場で、ひとつひとつ丁寧に作られています

これは日本史上初めて登場する「香り」についての記述ともいわれているのだそう。

左:流れ着いた香木をご神体として大切に祀っている枯木かれき神社
右:伊弉諾いざなぎ神宮境内にある、香木伝来を記念して建てられた石碑「香木伝来記念碑」

こだわり抜いて作られたお香はひと箱に20本入り。たくさんタイムスリップできますね^^

大化の改新の記憶を呼び起こす タイムスリップするように楽しめるお香大阪歴史博物館ミュージアムショップ大阪歴史博物館オンラインショップフェリシモミュージアム部ウェブサイトにて、11月19日(金)から発売開始!

お気に入りのお香立てとお皿をご用意の上、約20分(1本あたりの燃焼時間)の壮大なタイムトラベルをお楽しみください。

火をつけたらタイムスリップ開始!(※あくまでイメージです)

フェリシモミュージアム部
「大化の改新」の記憶を呼び起こす
難波宮遷都に至る歴史にふれるお香の会

月1セット ¥900(+10% ¥990)
※1セットだけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。

コラボグッズ発売中の、大阪の歴史を知るならまず足を運びたいミュージアム「大阪歴史博物館」では、大化の改新の一環で遷都した「難波宮」について学べる常設展示を行っています。

大阪歴史博物館は、今年で開館20周年!
みなさま、是非この機会に足をお運びください。

大阪歴史博物館

大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32 
開館時間 9:30から17:00まで
※特別展会期中の金曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)年末年始(12月28日~1月4日)
※最新の情報は公式HPでご確認ください。
※展示内容は時期によって入れ替わる可能性がございます。

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