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〝得意〟プロデューサーになる


こんばんは。ななえです。


さて、今日は、『得意の分業』という考え方から学んだことを書いてみようと思います。

これは、仕事で何人かを纏めなければならない立場になったときに、アドバイスしてもらった『自分が全部の道具を揃えるより、道具のある場所を幅広く知っている方が、いいリーダーになれるよ』という話から得た考えです。


子供の頃から、負けず嫌いなところがあり〝出来ていない人に、あれこれ言われたくない!〟という想いが人一倍強かった私は、自分が出来ないことを、人に頼んだり、お願いすることが、とても苦手でした。

でも、ある時そんな私をみていた、先輩からこう言われたのです。


『もっと仲間のこと信用したら?』


ハッとしました。


私としては、『自分が出来ていないこと』を頼むことに、抵抗がありなかなか出来ずにいたのであって、仲間を信用していないつもりは、全くなかったからです。

しかし確かに、客観的にみれば、お願いできないというのは、任せられない、つまりは、信用していない。ということだと気付いたのです。

そして、同時に、自分も先輩や仲間から、何かお願いされれば、自分が役に立てているのかもしれない!と嬉しく、また、どこか誇らしくさえ思っていたことも思い出したのです。


こういったやりがいや、人に頼られる嬉しさを感じる場面は、きっと、人が自信をつけたり、成長するチャンスなのかもしれません。


『例えば何かを作るとき、ななえの場合、のりもハサミも、ペンもテープも絵具も、全部自分で揃えようとしてるけど、自分で揃えられる数には限界がある。だから、それぞれがどこにあるのか、ちゃんと知って、必要なときに取り出せる方が、沢山の事が出来るようになるよ』

と、その時アドバイスをもらったのです。


『道具』という例えに違和感を感じる人も『スキル』『能力』と捉えると分かりやすいかもしれません。

そして、自分のスキルアップを目指すことはもちろん素晴らしいけど、各人の〝得意〟が分かって、

それぞれの得意の活かし方をプロデュースすることができたら、それは素敵なことだと思ったのです。


理想論かもしれませんが、この『各人の得意が機能して、活発な活動が行えているチーム』を、私は、すごく魅力的だと思いました。

リーダーなんて立場に立つことは、そうそうありませんが、自分が所属する組織が、それぞれに役割や楽しみがあり、各々が、〝得意〟で貢献出来ていると思えたのなら、なんて素敵だろう。


この〝得意〟というのは、案外自覚していない場合もあります。この仕事早いよね!とか〇〇するの上手だよね!と、人から言われて、初めて気付く人も多いと思います。

自分にとっては、当たり前のことで、得意とも思っていなかったけど、人からみたら、すごい!なんてことは、きっとよくあるのです。


そして、こんなチームが出来たら、得意なことはもちろん、苦手なことを持っている自分のことすら、丸ごと受け入れられる気がして、なんとも魅力的に思えるのです。


もちろん、これは、仕事だけに限りません。

友人関係、趣味のコミュニティや家族に至るまで、このことを念頭において、関係を構築出来たらとても素敵だなぁと。

前回書いた、自分の特性を知ることや、以前書いた、人の大切にしているものに興味をもつこと、という考えは、ここに繋がってくるから、私は、好きなのかもしれないな。と、この文章を書きながら気付きました。


それぞれの持っているものが、のびのびと発揮できる場所があったら、どんなに楽しいだろうと思うのです。

これも、場を設けるのが得意な人、人を集めるのが得意な人、集まった人を盛り上げるのが得意な人…と、色々とあると思いますが、

同じ目的に向かって活かし合える仲間が出来たら、よりわくわくした時間が過ごせるような気がするのです。

最近は、ただ漠然とですが、そんな事を考えながら、日々を過ごしています。



さて、最後まで読んでくださってありがとうございます。偶然でも、こうして、最後まで読んで下さったあなたと、今日繋がれたことに感謝です。


そして、もしこの記事が、どこかの誰かにとっての参考資料になれていたら嬉しいです。


それでは、また。







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