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「自叙伝(学生時代)」FM佐藤本部長 Vol.11

FMグループ社内報Vol.11【投稿者:佐藤本部長】

学生時代冒険家を夢見ていた貧乏学生の私は徒歩旅行を計画しました。5㎞を1時間のペースで8時間歩いて一日40㎞、休憩時間も入れて一日10時間の計画を立てました。手始めに横浜の大学から3日かけて河口湖まで歩いていきました。

言うは易く行うは難しとはよく言ったもので、いざ初日という時に大雪、湧きたっていた心は見事に折れました。もうやめだやめだと言う弱い自分の心の声と、一度決めたことを簡単にあきらめるのかという心の葛藤の末、くじけそうな心に鞭打って雪の中を歩き始めました。

一日目は雪と汗でドロドロになりとんでもないコンデションでした。
二日目はうって変わっての快晴、気持ちもハイテンションで富士山を眺めつつの箱根時です。しかし、好事魔多し、途中で足を挫き、それを無視して歩いていたら腫れと痛みでとうとう歩けなくなってしまいました。

すっかりふてくされてしまい座り込んだまま時間だけが過ぎていきました。
その時ハッと気づいたのです。どんなに悪態ついも誰も助けてはくれません。一歩もゴールに近づくこともありません。
しかし、振り返って後ろを見ると、横浜の街は山のはるか向こうで見ることすらできません。

あれ、こんな遠くまでたった1m足らずの歩幅の繰り返しでたどり着いたんだなと。そうか、千里の道も一歩からと言うように、どんな遠い道のりも、小さなことをたゆまず積み重ねていけばたどり着けるんだなと。

当たり前のことですが、このことは私が仕事をしていく上で大きな気づきとなり今も生きています。

「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だと思っています」イチローの言葉です

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