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#新型コロナウイルス
NYでのコロナウイルスによる影響日記27
8月まで閉鎖が決まったものたちニューヨークにあるメトロポリタン美術館、これが8月中旬まで閉館を続けると発表した。
時を同じくして、NYRRから「8月いっぱいまで活動はすべてキャンセルする」というメールが来た。
NYRRとは、ニュー・ヨーク・ロード・ランナーズ……すなわちニューヨークでランニングを楽しむ人たちのコミュニティである。ボランティアと寄付によって運営されていて、主に週末の朝、公園に集ま
NYでのコロナウイルスによる影響日記25
改めて書き留めるほどのことも無かったので日記を中断していたけど、目に見えて変化が起きていたので記しておくことにした。
5/2(土)●春と、活気を取り戻した街
春の訪れを感じて久しいニューヨークだけど、近ごろは雨と強風の日々が続いてなかなかスッキリしなかった。今日ついに快晴に恵まれたため、好機とばかりにアパートを出て洗濯屋に向かった。
街の状況は、明らかに1週間前とは違っていた。春麗らかな陽気に
NYでのコロナウイルスによる影響日記24
4/17(金)ロックダウンが5月中旬まで延期となった。まあ、わかっていたからいいや。というより、8月の帰国までには状況も良くなるだろうと思っていたけれど全然そんなことなさそうな雰囲気になってきた。
ただ、今日は救急車のサイレンがあまり聞こえなかった。それだけでもちょっとホッとする。
写真を撮るのを忘れてしまったけど、今日も大家さんがメシを買ってきてくれた。トリニダード・トバゴの日常食「ロティ」
NYでのコロナウイルスによる影響日記23
4/15(水)1週間ぶりくらいに日系スーパーへ買い出し。前回売り切れていたインスタントラーメンの類や、減り始めたコメ、マヨネーズなどを買いに行った。
GoogleMapを触っていると、まだ行ったことのない日系の食料品店を見つけた。家から徒歩40分くらいの距離で、ほぼ公園を突っ切るだけなので(それほど巨大な公園なのです)人とも接近しないだろうし自然にも触れたいし、ということで歩いて行った。
公園
NYでのコロナウイルスによる影響日記22
4/13(月)今日は参った。朝から深夜まで、かなりの頻度で救急車のサイレンが響き渡っていた。救急車の中には呼吸が苦しいとか意識が無くなったとか、そういう重篤な人が乗ってると思うとキツイし、これだけの頻度で現れていると思うともっとキツイ。
心の平穏を求めて読書に走る。「大乗仏教」の本を読み始めた。日本に普及している大乗仏教。出家しなくても善行を積むことで悟りは開ける、という教えらしい。
めちゃ昼
NYでのコロナウイルスによる影響日記21
4/11(土)日本から、オンラインで酒でも飲もうとお誘いいただいた。ゆっくり話すのが初めての方だったので身上の話などをしているうちに気がつけば3時間近い長電話になっていた。
慣れたもんだとは思いつつ、やっぱし対面で話すのとは話題の広がり方や会話の間が変わってくる。それも慣れの問題なのかもしれないけど、やはり顔を突き合わせて話すのが一番であるのは疑いようがない。
「オンライン飲みは酔いが激しい」
NYでのコロナウイルスによる影響日記19
4/8(水)昨日だったか一昨日だったか、日本でも緊急事態宣言がようやく出た。遅きに失した上に休業補償は相変わらず否定している上、「公務員は影響を受けないので」なんていう言葉が出てくる始末。
私はかなり鈍感で神経の図太いタイプだと言われるが、そんな私でも暗澹たる気持ちに耐えきれずにニュース記事を閉じることが増えた。読んでるとつらくなってしまう。
ひょんな偶然からご紹介いただいたハーレム在住のファ
NYでのコロナウイルスによる影響日記18
4/6(月)昨日は洗濯屋の入場制限のため洗濯ができなかった。語学学校の授業の合間に洗濯屋に行ってみると、外で並んでいる人はいなかった。入ろうとすると、長大なタム帽子をかぶった店員から「待て」と言われた。
ほどなくして店内から人がゾロリと出てきた。
入れ替わりで私が入れるようになり、店員に手招きされた。
洗濯を始めたら授業に戻ろうと思ったが、彼に入口のカギを開けてもらわねばならない。「後でまた
NYでのコロナウイルスによる影響日記17
4/5(日)昨日は朝10時からのオンライン飲み会ですっかり酔ってしまって、二日酔いならぬその日酔いで激しい頭痛に苦しめられた。結局、ベッドをゴロゴロしていたら夜が明けて、今日になっていた。
何通か、日本の方々から連絡がきていた。心遣いがありがたい。
昨日酔ってなければやるはずだったお洗濯をしに、外に出る。
ニューヨークでは洗濯機は贅沢品といわれており、よほど広さのある家、つまり裕福な家庭でな
NYでのコロナウイルスによる影響日記16
昨日の日記で「オンライン飲み会やってみたい」なることを書いた直後、マレーシア在住の友人から仕事のプレッシャーとコロナのダブルパンチで参っている旨の連絡があったので「ならばオンライン飲み会で発散を」と提案したところ、もう一人の友人を加えた計3名で早々に実現した。
この3名は高校の同級生で、一時はみんな東京にいたので年に2度ほど集まって飲んでいた仲であり、余計な緊張などもなく始められた。
利用した
NYでのコロナウイルスによる影響日記15
4/3(金)ある知り合いが、中南米を拠点に営んでいた事業を解散した。
ある知り合いは、客が来なくなって家賃が払えないと嘆いていた。
またある知り合いは、今後の事業継続のために金融機関で追加の融資を受けたために4年先までの計画がご破算になったと愚痴をこぼしていた。
日に日に、自分の身近な人達からの悲痛な叫びが耳に届く(あるいは目に入る)ようになってきた。
まだこんなものじゃないだろう。1ヶ月
NYでのコロナウイルスによる影響日記14
4/1(水)日本政府がマスク2枚配るという仰天の策を発表し、日本中が唖然としている中、私はまたも買い出しに出かけていた。
するとアパートの隣でやっていたジャークチキン屋がシャッターを下ろしていた。ほぼ24時間営業でロックダウン後も1日も休まずやっていたので、驚いた。
ふと周りを見ると、飲食店はすべてシャッター。この界隈で営業を続けているのはチェーン店と、お手軽フレンチのお店、そしてタコス屋だけ
NYでのコロナウイルスによる影響日記12
3/30(月)最近、目が覚めると痰が喉に溜まっていて、ちょっと痛みを感じる。起きて何度か喉を鳴らしているうちに痛みは無くなるけど、こういうちょっとした変化にだいぶ敏感になっている。コロナかしらと不安になるし、コロナに感染しなくても風邪はひくし、ほかの病気にだって罹る可能性はある。
アパートの大家さんは飲食店勤務なのでいつも仕事に出ている。かなり徹底した衛生管理をしているので私は安心しているけど、