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賢者タイムに詠んだ賢い俳句
五年前、まだ短歌と出会っていない頃。私は川柳にもなっていない散文を賢者俳句と称し、自慰ののちに書き溜めていました。その頃のメモ帳を発掘したのでnoteに投稿します。
以下の一行一行、全ての前に自慰行為があったことがおぞましく、また、生活の何もかもを制作に繋げ、その制作物で自分を照らさなければ自分のかたちを確かめられない自分自身が哀れに感じました。
以下賢者俳句です。
卓上に箸を落として皿が鳴
俺はよ、この土地でずっとラーメン作ってきたんだよ
他にはよ、何も出来なくてよ、ガキの時分、繊維工場の日雇いの帰りに毎日咳き込みながら屋台のラーメン屋ジロジロ見てよ、見様見真似でよ、最初は始めたわけ。そりゃ最初は全然だよ、犬も食わねえッてヤツ。俺もたまげたね、こんなに上手くいかねえのかって。
場所もよ、今でこそよ、なんだスマホってのか、アレでよ、店の宣伝するだろうが、俺の頃は足で客呼ぶしかなくてよ。行きたくもねえ、気に食わねえジジイの店にも顔出し