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エッセイ

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エッセイをまとめたものです。フィクション、ノンフィクション混ぜ込みで。
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記事一覧

やっと浮上

半年くらいTwitter(現在X)での詩作から離れていました。
詩を書くのが嫌になったとかではなく、プライベートのほうで忙しくなっていたので、遅れました。

何かを表現することは大事だし、
それ自体は嫌いではないんだけど、
それだけだと苦しみに拍車がかかるわけで。
そのために何かを読んだり、
どこかへ出かけたりするのも自分にとっては大事だなと気付かされました。

御朱印集めの写真をTwitterに

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街クジラ

街クジラ

街クジラは
この街の
宙(そら)に浮かぶ
おっきなクジラ雲。
街の人たちみんなの
夢を運べる体躯に
誰もが
その白い体に
夢の色をなぞるように。
その雲の欠片は
希望と呼ばれて。
一人一人の
心に自由な姿の雲を
描かせる。
そんな作り手の街に
泳ぐ雲。
#君の詩を聞かせて #シロクマ文芸部 #詩 #散文詩

私の日1

私の日1

私の日
特別じゃない日
私が私でいられるなら
それはいつだって私の日

私が私でいられる
それは
なかなか
実は
難しくて
他人の不機嫌に
気を遣ってしまったり
他人の意思に引っ張られて
自分を見失ったり

低俗でも
高尚でも
自分の気持ちに
ありのまま

それが
社会の中では
難しかったり

帰り道
行きたかった
洋菓子店の
サクサクパイ生地の
苺のカスタードケーキが
美味しかった

そんなもの

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消えた鍵

消えた鍵

消えた鍵
鍵が消えたら
どうしますか?
スペアキーを持っていたら
スペアキーで対応するでしょうし。
解錠をお仕事にされている方もいますので
その方に助けを求める人といるでしょう。
だれか一緒に住んでいる人がいるならば
その人に連絡したり、待ったりするでしょう。
これらで済めば良いですよね。
少し乱暴になるかもしれませんが
緊急時には破錠なんて手段もありますね。
鍵を壊してしまう。
壊された鍵は使え

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最小と最大と限界

最小と最大と限界

世界は広い。
それは分かる。
宇宙は果てしない。
そうかもしれない。
原始は最小単位。
そう習った。

でも、考えて欲しい。
中医学の考え方のひとつに「天人合一思想」というものがある。
これは人体をひとつの小宇宙として捉え、
自然(宇宙)の摂理が人体に大きく影響を及ぼし、人体の変化は自然の摂理によるものと考える思想のこと。
体も一つの宇宙なら
僕らの心もきっと宇宙そのもので
ジョハリの窓をみれば、

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小説は向いてないなと思う件

性描写
暴力表現あり

Twitter企画
日毎変わるお題に簡単な小作品、ショートショート、一小節を綴る企画。
本日のお題は爆弾。
自分ではTwitterのツイート140字以内に制限したい気持ちがあり、以下のような感じに書いています。

一発目

上級者 #文披31題

性的描写あり

ときメモというゲームの爆弾システム。
特定の子とだけ仲良くしていると傷心度があがり爆弾ができる。
それが爆発する

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書く時間

書く時間。
事務的な処理。
今日の整理。
情報の整理。
気持ちの供養。
夢を描く。
絵を描く。

何かを書く時間の目的は
それぞれで。
立体的な姿を思い浮かばせるよう
過去と
現在と
未来と
描く
4次元世界は
数式だけじゃなくて
絵だけじゃなくて
きっとあなたが無意識に書いている
ノートそのものかもしれない。

視界も
想像も
2次元的にしか
思い浮かべられない限界の中に
4次元を
更に次元を越

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Twitterについて記録しておく

Twitterについて記録しておく

Twitterの青い鳥からXになったってニュースが流れて数日経って、チラホラその話題が目に入る。
青い鳥に愛着はそれほど、ないけど、無くなるのなら、こんな記事も残しておくのもいいかも?
と思って書いています。

元々、Twitterに詩を投稿し始めて、
それから、noteに来た人間なので。

不安定なので、 Xになりきれてない部分も。
青い鳥うんぬんより、フォローしている方が外されていたり、
情報

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2023/05/30 ULTRACELLさんへの返詩(解釈編)

2023/05/30 ULTRACELLさんへの返詩(解釈編)

ULTRACELLさんは現代詩を書かれている方なので、
正直、詩ビギナー松本には荷が重いのですが、
詩創作垢の…特にお題を出される方は心が広い人が多いのか、
めちゃくちゃな返しをしても、とりあえず今のところ許してくださっている様子です。今のところノークレームで来ています。

で、どうして詩の解釈部分を書こうと思ったか?
正直間違って解釈はしていると思います。読み手としての能力は低い上に、現代詩の知

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Twitterに書かないお題に答えなかった本音

Twitterに書かないお題に答えなかった本音

誰かが書いた。作品はダイアローグ(会話)じゃなくてモノローグ(独白)だと。
誰かが言った。作者は仮面をかぶって表現しているのだと。
多分、その仮面の造りは表現の技量や手腕によって巧緻になっていくんだろう。
誰かのお題で「仮面」ってあったけどメタ的にはこの創作活動そのものが仮面を被る行為そのものだからと思い書かなかった。
それを書けば良いと言われるかもしれないが、
聞きかじった言葉と知識で、
表現を

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一つの表現を巡って

一つの表現を巡って

本日はエッセイです。
お題作者様のお題あっての、このアカウントですが、お題一つに色々とりようがあって考えさせられるお題。逆に限定されるから考えさせられるお題。色々考えられているなーと思います。

今日は言葉の添え木さんのお題『雨の向こう、待つ君へ』です。
パッと思い浮かんだのは雨宿りをしている君に傘を届けに行く私の映像。男女でも親子でも好きに想像して良いでしょう。
お互い離れた家に住む君。雨の中で

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とある喫茶店のこだわり 3/3 冬

とある喫茶店のこだわり 3/3 冬

北海道で1番長い季節。それは冬。空も、地面も、中島も白一色に染まる景色。
いつもの喫茶店の帰り道に温泉街に泊まろうと思っていた。
温泉街近くにわかさいも本舗がある。わかさいもとは、さつまいもはご存知南の文化であるが、南の方でしか食べられない焼き芋を食べさせたいと創業者が焼き芋を模して作ったお菓子。ほの本店が温泉街にあるので、それをお土産に持ち帰ろうともしていた。

そして、いつもの喫茶店へ。

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とある喫茶店のこだわり2/3 秋

とある喫茶店のこだわり2/3 秋

洞爺湖は一周すると42kmある。だから、マラソンコースにも使われるけれども、
観光としても景観が有名で、北海道はそんなルートをオススメする活動をシーニックバイウェイと名称して活動しているが、湖畔沿いの一部ルートもそれに選ばれている。
日本人の美意識は、昔から春が美しいか、秋が美しいかで意見が分かれる。
秋の湖畔沿いルートは色鮮やかな山や木々を眺めながら走ることになる。
そして、湖畔沿いには58基ほ

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とある喫茶店のこだわり 1/3  夏

とある喫茶店のこだわり 1/3 夏

北海道洞爺湖。温泉街が有名だが、その喫茶店は温泉街から離れた高台にあった。
小さな店内に入ると、そこには大きな窓があり、視界一面に広がる湖に浮かぶ中島と浮見堂が眼下にうかがえた。

その景観だけでも息を呑むようだが、カウンターに1枚の絵が飾られている。季節ごとに絵を交換するとのことだ。
初めて入る店に勝手がわからず、店主におすすめを聞くと、
「アイスクリームセット」らしい。
四季折々に変わる景色に

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