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ZINEや有料noteの感想まとめ

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自主制作した2冊のZINE「文章を書いて、生きていきたい」「わたしは、まじめちゃん。」や、有料noteを読んでくださった方の感想を集めました!ありがとうございます。励みになります…
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記事一覧

江角悠子さんの本を読んで思ったこと

先日こちらを購入しました。 タイトルにビビッとして自然とポチってました(笑)ですが、それ以外にも購入した理由があるんです。その説明のため、ちょっと長くなりますがその経緯とそのときの気持ちを話させてください。 実はわたし今年、東京で行われました文学フリマに行ったのですが…その時、元々気になっていた本がありまして。それがこちらなんですけれど。 そのときですね、冒頭の江角さんのあいさつ文に更に背中を押されて購入して帰りました。 こんなにも誰かの失敗談を網羅した本などあるだろ

一歩一歩、進みたい方へ

「子供向けの小説を書く作家になりたいです」 小学校の卒業式、私は壇上で、こんな将来の夢を発表したと記憶している。 本を読むことも、作文を書くことも好きだった。読書量で言えばもっと読んでいる子もいるよね、という程度のものだったけれど、何かしらのことを書くのは全く苦でなくて、私が恐らく人生で初めて描いた夢は小説家だった。 それから年齢を重ね、書くことは変わらず好きだったけれど、それを仕事にすることはあまり考えなくなった。紆余曲折あり、今は田舎の市役所職員に落ち着いている。 そ

書くことを仕事にしたいと思い、先輩の知見から学んだこと

『自分が自分らしくいられる瞬間ってどんな時だろう?』 そんなことをふと思い、ここ最近の出来事を思い出してみる。 正直、わからない。 人のことはよく見えるのに、自分のこととなると客観的に感じることはとっても難しい。 では、質問を変えてみよう。 『やらなくても死にはしないけど、ストレスなく、自然とやれていることってなんだろう?』 この質問だと答えやすいかもしれない。 みなさんはどうだろうか? 僕はこう答える。 「書くこと。伝えること。表現すること。」 子供の頃から決して書

実現可能な魔法のかけ方を教わる

子どもの頃、本を読むのが大好きだった。文字を追えば、物語が始まり、その世界へワープできるから。私のそばにドラえもんはいないから、のび太くんみたいに「ひみつ道具」はもらえないけれど、読書は、自分を異世界へ連れて行ってくれる実現可能な魔法だった。 読書好きが高じて、いつしか作家になりたいと憧れていた私。でも憧れと同じくらい、挑戦して夢が破れるのも怖かった。「作家になれるのは、一握りの天才たちだけ。自分になんて無理無理」と、誰に言われたわけでもないのに自分で自分を諦めて、他の道で

「書く仕事」を極めるために読んだ記事

江角悠子さんのこちらの有料記事を読みました。 江角さんは京都在住。 ご自身もライターの仕事をしながら、ライターやライターを目指す人々にむけてオンラインサロンの主宰や「京都ライター塾」を開講されています。 江角さんのことを知ったのはこのnoteです。 私は京都好きなので、おのずと京都のことを書いておられる方にたどり着いたようです。 日々のできごとから、仕事のことまで丹念な記事群を読んでいると、自分に足りないものが見えてきます。それは、 継続すること。 毎朝メルマガを更

ただ発信しているだけで、勝手に救われる人がいる。

先月の半ば頃から、ライターの江角悠子さんのメルマガを拝読し始めた。以前から年に数回訪れる、"書けない期"を脱するヒントがほしくて、というのが主な理由だった。 フリーライターとして17年間も活動されている江角さんのノウハウがぎゅっと詰まった7日間のメールレッスンをはじめ、日々綴られる"書く"に対する考え方や想いに心を動かされ、ZINEも購入させていただいた。 江角さんのZINE「文章を書いて、生きていきたい」は 読んでもらえる文章を書くためのテクニックがたくさん盛り込まれてい

【書評コラム】文章を書いて、生きていきたい

京都在住のエッセイスト・ライターの江角悠子さんのZINEのご紹介をします。 ZINEとは、個人で作る小冊子、雑誌のことです。 今年の5月に東京で開催された、ZINEを販売するイベントである「文学フリマ」に出展された作品です。 ZINEを通して、体感する 江角さんのZINEは、一言で言うと「ライターとしてのバイブル」。 ライター初心者の私は、読んで「文章を書いて生きる」ことを体感しました。 そして、最後にはスペシャルな体験が待っていたのです…! 私がZINEを読んで体感した

「文章を書いて、生きていきたい」を読んで

自分の中で「1ヶ月1冊読書」という目標があります。 本を読みたいなぁと思うけど、読書家ではないので、なかなか本を読むことができません💦 習慣化とまではいかなくても、1ヶ月1冊くらいを目標にして、自分の中になにかインプットしたい気持ちがずっとあります。 読むことができたときは、せっかくなので忘れないよう備忘録も兼ねて、読んだ本を記していきたいと思います。 文章を書いて、生きていきたい/江角 悠子著 京都くらしの編集室 フリーライター「江角 悠子」氏がライターを目指す人へ向け

ZINEってなに?日本全国ZINE/リトルプレス博覧会に行ってきた|エッセイ/イベントレポート

3月に入ってすぐ、noteのどなたかの記事の中で「ZINE」という言葉を見つけた。 そうだった!昔の昔に(7~8年くらい前?)ZINEってものが世の中にあると知ってわー作ってみたい!なんて思っていたれど、子どもが生まれたり離婚したりして、そのまま記憶の奥にしまいこんでいたのだった。 おおお!ZINEのことが知りたい!と、なった私は止められない。 「札幌 ZINE」で調べてみると、3月10日までイベントをやっているのを見つけた。このタイミングでいい感じのイベントを見つける

出し惜しみせず、やりたいことを全うする生き方を

2024年。去年よりも少しでも多くの本を読めたらいいな、なんてぼんやりと思っていた年始。「ひとまず今読むべき本を…」と思って手に取ったのは、江角悠子さんのZINE『文章を書いて、生きていきたい』。 来週から受講予定の京都ライター塾の資料として送られてきたこちらの本。「講座が始まるまでに読んでおきたいな~」というくらいで目を通し始めたのだけれど、途中から「お!」と思う部分が多くって、ずんずん読み進めていくうちに一気に読了してしまった。 特にビビッときたのが、後半の「願い事は

【書評】「文章を書いて、生きていきたい」/江角悠子

本書は筆者の江角悠子氏が、ライターとして歩んできた17年(当時)で得た知識や経験をもとに、「文章を書いて生きていきたい」と思う人へ送るメッセージの数々である。 書くことが好きな人、書くことを始めたい人、すでに書いている人。 そうした人々の抱く、 「何を書いていいのか分からない。」 「書きたいのに書けない。」 「書いても意味があるのだろうか。」 といった悩みの一つ一つに触れ、それら一つ一つに丁寧に寄り添う、励ましのメッセージが編まれている。 例えば、「書きたいけど、文章を公

どうせダメなら、やってみよう!

風邪ぎみで休んでいる間、フリーライター江角悠子さんのZINE「わたしは、まじめちゃん。」を読んだ。 (風邪はよくなりました!心配してくださったみなさん、ありがとうございます♡) ★損したくない ★失敗がこわい うわーーーー!わたしのことか!?ってくらい、すべてに共感してしまうエッセイでした。 「星七えりのお悩み相談に来られるお客さま、お一人おひとりに配りたい!」と思うほどで、完璧主義で不器用な、わたしたちのための本だった。 特に心に響いたのは "どうせダメなら、や

まじめがちょっとだけ好きになれた『わたしは、まじめちゃん。』

「まじめだね」と人から言われるのがずっと嫌いだった。呆れながらだったり笑いながらだったり、褒められたことなんかあったっけ? と首をかしげたくなるくらい、いい思い出がない。 「要領が悪くて面白みのない人間」そんなレッテルを貼られているような気がして、言われるたびにイヤな気持ちになることばかり。まじめは私のコンプレックスのひとつだ。 ライターでエッセイストの江角悠子さんが『わたしは、まじめちゃん。』というZINEを出されると知り、迷わず通販で購入した。 偶然SNSで江角さん

【書評】まじめに生きる人に贈るエール『わたしは、まじめちゃん』/江角悠子

皆さんは、「まじめ」と聞くとどのような印象を抱くであろうか。 その生き方は時に人から揶揄されたり、面白みのない人間であるかのような反応をされることがあることは、「まじめ」に生きてきた私も体感している。 破天荒なエピソードや面白おかしい話題の展開とは無縁のように思える、「まじめな生き方」をテーマにしたエッセイ。 タイトルを見た瞬間、私は強烈な興味を惹かれた。 本書はライター江角悠子氏が「まじめ」に生きていた半生を振り返り、その生き方を肯定し、同じように生きている人にエールを