稲橋 閃

物語を書く人|服飾パタンナーからライターになりました。 毎日投稿挑戦中。心が動くお話を…

稲橋 閃

物語を書く人|服飾パタンナーからライターになりました。 毎日投稿挑戦中。心が動くお話を書きたい。  2024年は挑戦する年!ちょいちょい修正したりしてます。 *アイコンはCanvaAIで作成

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  • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン

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  • うそのはなし|ショートショート

    私が書いたショートショートをまとめています。

  • 長編小説連載|毎週日曜日更新

    毎週日曜日更新|長編小説連載中! 長編小説を書きたい!と思い立ったので、まずはプロットをかく方法を調べるところから、実際に執筆して掲載するところまで連載しています。 どうやって考えて書いているのかを詳しくメモしてます。

最近の記事

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火星の写真家|ショートショート

昨日の夜発射された宇宙船は、3日前に到着していた。 ねじり、ねじり。今と明日と、2分前が入り混じる火星のじかんは、とらえどころがない。 ひんやりと冷たい扇状位ガラスの窓に頬をぐいと押し当て、熱った顔の熱をすこしでも逃そうとしているニイ宮は手の中の大きなキカイを見つめた。 船内はハワイアンタイムとかで、ゆったりとしたウクレレの音とハイビスカスの香りと、ゆらりと揺れる太陽が、ズンズンと気温をあげていた。 自分よりも年下の人間と話すのは気を使うので、人混みを避けながら窓ぎわ

    • ミッキリとモッキリの船の旅|ショートショート #140文字

      まだだ。ここは旅の途中。ミッキリ波とケンカして、両手両足突っ張った。揺れる船尾に沈み込む。大きな魚はみつからない。ぐぐぐと力を入れ直し。オールはまだまだ大丈夫。船にも穴は開いてない。そのころへさきのモッキリは、美味しい小魚炙ってた。ここらは珍味もとれるらしい。船の旅はゆかいだな。 【あとがき】140文字でお話を書く……。 noteでちょこちょこ見かけていたけれど、140じゃなにも書けないなあ……とかいうのはひとまず置いておいて、まずは挑戦してみました。 今コンテストをやっ

      • 美容系のえみちゃん #トラネキサム酸笑顔|毎週ショートショートnote

        「私?私はねえ、えがおがかわいいっていわれるかな♡」 サンはいつも調子にのってる。わたしたちが笑えるわけないのに。えみちゃんが甘いからそうなる。 「でもぼくがいちばん触れられる時間は長いんだよ。」 トラは自惚れが強い。えみちゃんはひいきしたりなんかしない。みんなに平等なんだから。 「ぼくはね、おおきくなったね。っていわれるよ。」 サムはいい。かわいい。 「ネキは、またおこってるの?それもかわいいんだけど。」 わわわ!えみちゃんのおなかもふもふアタックだ!きもちい

        • 足を怪我して思うこと|エッセイ

          完全に自分を見誤っていた。 もうあの頃の私ではなかった。 30代で突然Japanロックに目覚めたわたしは、とにかくライブに行ってバケツの水をひっくり返したように汗をかきながら大声をだすことにはまっていた。 そこから16年。 先日大人になってからできた友人が突然バンドを始めた。もともとバンドをやっていたらしい。 久しぶりのライブだとすこし浮かれながらライブハウスに向かった。 プロではない人のライブに行くというのは始めてだったので、最初はライブハウスの小ささに驚いたがラ

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        火星の写真家|ショートショート

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          【素敵なサイトマップ紹介】サイトマップを作りたいのでしらべてみる。

          自分で書いている続きものの記事は、前回の記事を貼りつけているのだけれど、記事が増えた現在とても探しにくい……。 そうかこれがサイトマップを作るタイミングだな! そこで今日は素敵なサイトマップを作られている方々の記事を見ながら、自分の理想のサイトマップについて考えてみる。 文字の大きさや太文字を使って変化をつける私も共同運営マガジンに参加させていただているクロサキナオさんのサイトマップは、やっぱり見やすい! クロサキナオさんなんかは記事が膨大にあるので、サイトマップが無

          【素敵なサイトマップ紹介】サイトマップを作りたいのでしらべてみる。

          七つ祠のものがたり(仮)第3話|長編小説 連載

          前回の話はこちら 志岐の長く美しい髪を見ていると、自分にもああいったものがあればと妄想してしまう。 志岐は髪だけでなく、指の形や所作、足の爪の形まで文句のつけようがないほど整っている。 ひとつひとつは、普通よりちょっといいなと思える部品なのだが、それらが全て集まって志岐になると、神々しいまでに美しくなる。 ああいったものが1つでもあれば、私の生き方も違ったのだろうか。 「まだ、感じるか?」 ふいに話しかけられ言葉に詰まった私をみて、志岐はけげんそうな顔をした。

          七つ祠のものがたり(仮)第3話|長編小説 連載

          【カップ焼きそばの作り方】北海道民の腹に納まる青春の軌跡|エッセイ

          もうすでに、私の手の内にあったのだ。 無添加や、オーガニックなどの言葉を気にしていないわけではない。ビタミンもとるし、コンブチャも嗜む。 しかし支配的で、強引なそれは、私を引き寄せて放さない。 …… 北海道民の私にとって、カップ焼きそばといえば「やきそば弁当」通称“やき弁”である。 道民が好きな甘めのソースとたっぷり入った具、もちもちの麺は、見つけると食べたくなる、ソウルフードである。 やき弁はインスタント焼きそばの例に漏れず、湯を注いで捨て、ソースを混ぜるだけで

          【カップ焼きそばの作り方】北海道民の腹に納まる青春の軌跡|エッセイ

          タコの中からいるかがでてくる|ショートショート

          何のためにあるのか。 いつも意味ばかりを考えてしまう。 自分のやりたいように。だとか、心の赴くままに。だとか言われても、それになんの意味があるのか。 また正しい答えを求めてしまうのだ。 今日もそうやって、もりもりと膨らんだ脳みそを持って、ビツ屋へ向かう。 「すみません。」 「ああ、きみかね。ずいぶん早いお出ましだね。前回来たのは…そうさな、半月前かね。」 「最近はもう、自分でもさっぱり。前なら削ぎ落とすこともできていたのですが。」 なに、うちはありがたいがね。と

          タコの中からいるかがでてくる|ショートショート

          カタカナが苦手な小2娘へ贈る 無料プリントの洪水|エッセイ(おすすめ無料プリント紹介)

          もちろん楽しく生きていてくれることが一番だ。 しかし人は貪欲である。 ひとつ階段を上れば次へ。 またひとつ上ればさらに上を目指してしまう。 娘が小学校2年生に上がった今思うのは、年長さんの時にもっと「文字を書く」ことをしておけばよかったなということ。 勉強のプリントみたいなのではなくても、お手紙を書くとか絵に文字を書いてみるとか遊びの延長みたいなものでもよかった。 絵を描くのもそこまで好きではなかった娘は「文字を書く」なんてまったく興味を持ってくれなかった。 そのかわ

          カタカナが苦手な小2娘へ贈る 無料プリントの洪水|エッセイ(おすすめ無料プリント紹介)

          朔月 #炭酸刺繡 |詩

          いくつもの手ではらった なんどもはらう 声、 うたかたを胸に深く深く なにもない場所で、ただいつのもとおりに潜るだけ 蜜、 強引な契約と浮上、回転する称賛 熱、 ただの重なり 唇、 湧き上がる二酸化炭素はとどまることを知らない いくつでも、なんども 一日目の月が私の耳元で囁く 【あとがき】今回は、藤家 秋さんが主催されているこちらの企画に参加させていただきました。 #炭酸刺繡 大人になってはじめて詩を書きました。 326世代なので、高校生のころはこっそり

          朔月 #炭酸刺繡 |詩

          ものがたりを書き出したらのほほんと読めない|エッセイ

          いっぱしの口をきくなぁ、と自分でも思うのだけど、ものがたりを書くということをはじめてみると、映画とかマンガとか、あらこれが一幕ですかね?とかこれって伏線で重要なアイテムなんでしょうか?などとプロット目線で見るようになってしまった。 それはそれで、悪いことじゃないかもしれないけど、ものがたりの世界にどっぷりハマって泣いて笑ってしたいから、私はものがたりを読んでいるのだ。 その楽しみを自分で奪ってはいけない。 もう帰れないあの場所や、今は行けないあの世界へ。 私は今日も旅に

          ものがたりを書き出したらのほほんと読めない|エッセイ

          僕が贈る最後の唄 #春ギター|毎週ショートショートnote

          僕はもう、涙なんてでないと思っていた。 吉祥寺の駅を降りたら、サーティワンを背中にして横町へ入る。横町を抜けて、一歩右へ入った路地の正面に大きくそびえたつビル。そのビルの2階に教室はあった。 老後の趣味にとはじめたおじいさん。 演技に必要だと習いに来たおねえさん。 ロックの歌姫に憧れてやってきた僕。 そして、きみ。 きみと過ごした三か月はとても濃厚で、出会ってからのすべての日のことを鮮明に思い出せる。 それは日記に記していたからのおかげもあるんだけど。 息の仕方を

          僕が贈る最後の唄 #春ギター|毎週ショートショートnote

          おそうじ獏のしごとのじかん。 #遊園地|ショートショートガーデン

          ショートショートガーデンでやっている「プチコン」用に書きました! クリックしてもらえると見れます。 【あとがき】先日教えていただいたショートショートガーデンのプチコンは、3作まで出せるとのことだったのでこれが3つ目! 前の2つはこちら↓ やっぱりちょっと後むきで切ない話になりました。 ちょっとこのお話は、気持ちがはいったので、自分でもすきです。 ※画像の一部はCanvaAIで作成!

          おそうじ獏のしごとのじかん。 #遊園地|ショートショートガーデン

          七つ祠のものがたり(仮)第2話|長編小説 連載

          前回の話はこちら ガンガン鳴りひびくドラムは警告音だろう。 足りない……。頭の中で鳴り響く。 強い渇望が全身を駆け巡る。 「じいちゃん!」 不安に駆られて跳ね起きると条条屋敷の何時の部屋の壁が見えた。 「椎もう大丈夫だ。もう家だ。まだ寝てろ。」 甚次郎の顔にはやけどしたような跡があるが、それでもいつものぎごちない笑顔を見せた。 その横には、村長の娘志岐が、どっかと座りこちらをみつめていた。 「椎。寝るのはちょっと待ってほしい。話を聞かせてほしい。」 自分と真逆の

          七つ祠のものがたり(仮)第2話|長編小説 連載

          「袖」を「お袖」って言っちゃうはなし|エッセイ

          むかーし、むかし、服飾系専門学校の生徒だった私は、今でも袖のことを「お袖」と言ってしまう。 普段は絶対使わないのだが、製図を引く時にだけ、ポロリとでてしまう。 先日袖のパターンを探しながら、「おそで、おそで…」と口にだしていて気づいてしまった。 専門学校の3年目を担当していた先生は綺麗な白髪をふんわりとボリュームのあるヘアーにまとめて、薄い紫の色眼鏡をかけ、いつも全身黒づくめで、ジャケットとフレアースカート、それにしっかりとした革の靴を履いていたお姉さまだった。 あの

          「袖」を「お袖」って言っちゃうはなし|エッセイ

          自分に甘い私の時間管理法!新生活はライフスタイルを見直し したくなるんだよ編|ライフハック

          先日こぼしたように、息つく暇もなくすぎてゆく日々……。 そんなのはもう終わりにする! 春なのだ。 新しいライフスタイルを模索するために、時間管理方法を考える。 世の中には様々な時間管理法がある。 タスク管理を徹底するなら自分に甘くなっている場合ではないのである。 甘くすることで、結局業務時間が奪われ自分が苦しい目にあってしまっているではないか。 それならピリリと辛みを効かせた時間管理を行い、ゆっくりできる時間を確保するのだ! 私の時間管理方法は?今日何をしたら良いのか明確に

          自分に甘い私の時間管理法!新生活はライフスタイルを見直し したくなるんだよ編|ライフハック