なんでもない日々
はじめまして
この一文から始めさせていただきます。
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映画も小説もドラマも
見れば見るほど感動が薄れる
初めて触れた時のような感動はない
それでも構わず
面白い面白いと喰らい続けるのが
本当に好きな人なのだろう
好きだから触れたい
触れるたびに薄れるけど
触れ続けていたい
一生本しか読まない生活をしても
全ての本を読むことなんかできない
出来たとしてその時感動する心はあるのか
そんなことを考えたら
本棚に触れるのが怖くなった
それでもなにもしないという
選択肢は私になかった
感動しないことより
何もせずに朽ちていくほうが
私には怖いことだった
感動できるかも分からない心を
いつ朽ち果てるとも分からない身体にのせ
荒野を走り続ける
いずれ朽ち果てるなら
最初から全てなければいいのに
漫然と、ただ、漫然と
なんでもない日々が過ぎていく
なんでもない日々でも価値があると
自分で信じるために
自分自身を騙すために
今日も本を貪る
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手の届く範囲にいるあなたが
幸せでいることを願います
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