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【ベイン・アンド・カンパニー出題】 「ジムの成長戦略を考えよ」外資系戦略コンサルタントによる模範解答とフィードバック

ベイン・アンド・カンパニーで出題されたケース問題を外資系戦略ファームのコンサルタントが解答した模範解答です。末尾にはコンサルタントのフィードバックとメモを記載しています。

フェルミ推定はこちら

Q.ジムの成長戦略を考えよ(ベイン・アンド・カンパニー)

(面)=面接官、(応)=応募者

(応)まず前提の確認をさせてください。自社については、プールなども設営されている総合フィットネスクラブとして問題ないでしょうか。

また、市場について、私の認識としては、ここ10年ジム・フィットネス業界は、エニタイムフィットネスなどの24時間型の店舗の台頭と共に伸びているという認識ですが、正しいでしょうか。また、それ以外にターゲットを絞った業態などがあれば教えていただけますでしょうか。


(面)自社の前提についてはそれで問題ありません。市場などについては、ご認識のとおりです。ターゲットを絞った業態については、カーブスという女性専用のサーキットトレーニングを行うフランチャイズがエニタイムフィットネスや、ジョイフィットにみられる24時間型のジムと共に伸びてきています。


(応)わかりました。ではその前提で考えたいと思いますが、お時間はどの程度頂けますでしょうか。


(面)10分ほど考えてみて発表してください。


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<Tips>3Cで市場分析
3C分析とは、企業のマーケティングなどにおいて、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導きKSF(成功要因)を導き出す分析ツール。この3つの観点からまずは状況の整理を行うと良い。
現在では3C分析に協力者(Co-Operator)を加えた4C分析も頻繁に用いられます。

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(10分後)


クライアントであるジムの成長戦略としましては、「手軽さ」を向上させ、新規顧客の流入を増やすとともに、既存顧客には、「商品力」の向上と「密着度」の向上施策を実施することで、「いつでも、気軽にほしい健康を手に入れられるジム」を目指します。


具体的には下記2つを成長の柱として施策を提言します。


外資系戦略コンサルでの面接官経験者などによる面接対策はこちら

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