正準相関分析~多変量同士の相関関係を捉える~
今回の記事では正準相関分析をRのコードを用いてとりあえず実践してみるということを目標としています。
1. 相関分析 まず初めに相関関係について紹介していきます。相関関係といえば、xという変数があり、かつyという変数が存在した時に、その関係性を相関係数であるrを用いて行う相関分析が有名です。相関係数のrは、両変数の共分散を各変量の標準偏差の積で割ると算出できます(ピアソンの積率相関係数)。下図のように、相関係数が大きいほど2つの変数間に強い関係性があることが分かります。また