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Sogachin式 All IN ONE活用法~暗唱による基礎の復習編~

 この度、All IN ONEという英語の参考書に記載している419個の例文暗唱を達成しました。その過程で受けたTOEICテストは895点という超渋い点数を取得することができました。願わくば900点以上を取得したかったですが、日々の筋トレや統計の勉強(統計検定2級や統計調査士)、新たに始めた夜勤バイトで試験対策が全くできなかったなかでは頑張ったほうではないかと考えています(←言い訳せずに勉強しろ)

All IN ONE という英語の参考書は↓です。

携帯版はお手頃価格で購入できます

この本の素晴らしいところは、読み下し文による和訳(返り読みしない読解)、単語、文法、語法という英語の基礎知識を一冊でカバーしているところです。英語を学習しようとしている人であれば、ぜひ購入をお勧めする書籍です。

さて、さっそく何をしていたか説明していきます。といっても、タイトルにもあるように書籍に載っている例文をひたすら暗唱できるまで音読します。

暗唱の達成レベルはさまざまあると思いますが、自分の場合は目を閉じて文の途中でとどまることなく(ある程度)スラスラと音読できるレベルを目指しました。1日に暗唱できる例文数は5個から10個でした(勉強時間は1日1時間から2時間ほど)。数カ月かけて全例文の暗唱までたどり着きました。

暗唱するまでの順番を以下に記載していきます。

1. 日本語訳を先にみてから英文をみる

 英語と格闘して必死に意味を理解しようとする時間はさっさとスキップしましょう。中学校や高校の英語の授業では、返り読みのオンパレードで英語の文章を理解していく授業を受けていると思います。正しい英文解釈を行うという点では合理的であると思いますが、限られた時間のなかで目の前の英語を理解してその例文を暗記するまでの過程では時間がかかりすぎる作業だと思います。そのような非効率な時間は極力カットするようにしましょう。そのような点でも、初めに日本語訳をみて意味を理解してから英語の例文をみるようにしましょう。

2. チャンクごとに記憶していく

 All IN ONEのよいところは、チャンク(意味の塊)ごとにスラッシュが引いてあります。いきなり例文を暗唱するとハードルが高いですが、だいたい5単語くらいのチャンクであれば記憶するまでのハードルはかなり低くなります。チャンクごとの例文を何回か音読します。必要があれば対応する日本語訳を適宜確認します。ひたすら数十回くらい音読すると頭で覚えるよりも口が勝手に覚えてしまいます。頭で理解して英語を発するというレベルではなく、頭で考えなくとも口が勝手に動く(口が覚える)というレベルを目指しましょう。

3. 適宜文法事項を確認する

 各例文の赤文字で書かれているところには、文法の解説が行われています。暗唱するなかで文法事項にも目を通しながら、この例文にはこんな文法が使われているんだ程度で理解していきましょう。ここでは完璧な理解をもとめようとはせずに雑学を読むくらいの軽いノリでみるのが良いと思います。これまで英語の勉強をしてきた人なら分かると思いますが、文法の勉強は英語嫌いに陥る一つの原因になる可能性があります。もちろん、文法学習が好きな人は全く心配いらないと思います。ただ、良く分からない用語で文法を説明されると頭のなかが「?」でいっぱいになる結果、英語の勉強は自分に向いていないという英語アレルギーを発症してしまうかもしれません。自分はそうでした。なので、文法学習はほどほどにするようにしています。

4. 適宜単語を確認する

 ふむふむ。程度で一応単語の意味も確認しておきましょう。

5. 瞳を閉じて、音読、音読、音読

 ここまできたら覚えてしまうまでひたすら音読しましょう。ある程度覚えてきたら、目を閉じて例文を口に出します。英文を口にだしながらどこの箇所が曖昧なのかを自分でモニタリングしていきましょう。詰まったら、目を開けて例文に戻りましょう。そしてまた目を閉じて例文を口に出しましょう。

6. 次の例文へGoGoGo!

暗唱とかいているので、完璧に覚えるまで頑張るというのはやめましょう。目を閉じてある程度スラスラと例文を口に出せるようになったら、次の例文にうつりましょう。一つの例文を完璧に暗記しようとするとかなり時間がかかってしまいます。だいたい1例文を10分くらいで覚えていくくらいの感覚が良いと思います。

7. 勉強だけじゃつまらない!筋トレをしましょう!

ここまで記載してきた暗唱のプロセスは何かに似ていると思いませんか?そうです。みなさんご存じ筋トレです。音読して暗唱するという反復するプロセスは、ひたすらバーベルやダンベルを持ち上げるという筋トレの反復プロセスと一致する面が多いです。筋トレを通じて反復して自分の筋肉が成長する喜びを実感しましょう。その喜びを、英語を音読して暗唱する喜びに転化しましょう。英語を楽しむプロセスは筋トレを継続するプロセスに隠されているのかもしれません。

 加えて、筋トレによって脳機能が高まることが示されています。筋トレによって高まった脳機能で英語を勉強すれば、カラダもアタマも鍛えられるという一石二鳥の有益な効果が得られるかもしれません。筋トレと脳機能の関係については、以前私が総説論文としてまとめています↓。

まとめ

 英語も筋トレも、大事なの反復の積み重ねです。今回はAll IN ONという書籍に特化して記載しましたが、どの勉強においても努力の継続は必須だと考えています。All IN ONに記載されている419個の例文の暗唱を通じて英語の基礎力を獲得して、TOEICといった試験に臨みたいという方にとって少しでもご参考になればこれほど嬉しいことはありません。最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。継続は力(パワー)なり!