お酒(主にビール、ワイン) 他本、映画など好きなものを書いていこうかな

お酒(主にビール、ワイン) 他本、映画など好きなものを書いていこうかな

最近の記事

ワインのこと(5)

「Cartouche/カルトゥーシュ」 ヴィンテージ不明(2021〜2022かなあ…) 国(地域):フランス、ロワール 品種:グロロー70%、カベルネ・フラン30% タイプ:赤 度数:12.5% 生産者:レ・ゼランス(Les Errances) 【テイスティングコメント】 ブドウジュースのような明るいルビー。 グロローは主にフランスのロワール地方で栽培されている黒ブドウ品種。 特にロワール地方のアンジュー地区で最も重要とされる品種である。 (さらに言うとロゼ ダンジューは

    • 「明治・父・アメリカ」星新一

      読了。 ショートショートで有名な星新一の父、 星一(はじめ)の人生を出生から描いた伝記。 日本の実業家であり政治家、星製薬の創業者。 恥ずかしながら私は星新一の父親が いわば「すごい人」だと知らなかった。 この本は、古本屋で200円で購入したもの。 電車通勤の時間に、気楽に読める短編で、 読みやすい文章を書く、ちょーどよい作家さんの本を探していた際 星新一が目に止まった。 小学生の頃から大好きな作家さんで 久しぶりに読むのもいいなと手を伸ばすと 『明治・父・アメリカ』とい

      • ワインのこと(4)

        「Under the Sun 2023 Water」 国(地域):日本、長野 品種:非公開 度数:10% 生産者:Aperture Farm and Winery(アパチャーファームアンドワイナリー) 【テイスティングコメント】 ペットナット、微発泡で優しいスパークリング。 品種は非公開だけど白ブドウをプレスし、そのまま醸した ナチュラルな手法。 軽やかだけど果皮のタンニン、ミネラルを感じ 複雑な味わい。 グレープフルーツの皮のようなフレッシュさもあり スイスイ飲めてしま

        • 小説「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ

          読了。 第22回小説すばる新人賞受賞、かつデビュー作。 朝井リョウさんの有名な著書。 やっと初めて読了。 田舎の県立高校、バレー部の桐島が突然部活をやめる。 そこから周囲の生徒の思考や感情に 影響を及ぼし波紋が広がってゆく。 全く立場も違い、共通点もない5人の生徒たちの 揺れ動く感情。 胸がウッと苦しくなるような 苦くて酸味が効きすぎている青春描写が 妙に小気味よく、 社会のことを何ひとつ割り切れていない当時の感情が 思い出されて、これぞ青春小説だと。 教室の談笑が聞こ

        ワインのこと(5)

          小説「斜陽」太宰治

          読了。 学生の頃に一度読んだことがある。 当時は太宰治を数作読んでいた時期で、 中でも「斜陽」が1番好きだった。 久しぶりに実家を漁ると目が合って 「なんでこの作品が好きなんだっけ」と気になったので もう一度読んでみることにした。 するとページを捲る手が止まらず サクサクと読めてしまった。 そもそもきっと、太宰治の書く文章が私に合っているのかもしれない。 ところどころ、とても好きな表現があるのだ。 貴族という品格を自負した女性の言葉遣いの書き方が とても美しい。 麻薬

          小説「斜陽」太宰治

          ビールのこと(3)

          今回は大好きなブルワリー「VERTERE(バテレ)」さんの 8周年記念セッションIPA。 度数4.0% IBU40 セッションIPA 容量500ml モルト:Pilsner,Carapils ホップ:El Dorado,Citra,Chinook イースト:American Ale Yeastバテレさん創業初期に醸造していた セッションIPAをベースにリメイク。 「軽い飲み口だけど、飲みごたえがある。」 っていうビールは、きっととても作るのは難しいのだと思う。 このビール

          ビールのこと(3)

          ワインのこと(3)

          先日、とても美味しい焼き鳥屋さんで とても美味しいワインに出会った。 「kilig/キリグ2022」 国(地域):日本、徳島 品種:キャンベルアーリー52%(岩手県産)、マスカットベーリーA48%(山形県産) タイプ:赤 度数:9% 生産者:Natan葡萄酒醸造所 【テイスティングコメント】 軽やかで輝きのあるルビー色。 まさにコットンキャンディのような甘い香り。 いちご飴のようなポップな香り。 フレッシュな果実感でとてもチャーミング。 酸もキュッと生き生きしていて グ

          ワインのこと(3)

          ビールのこと(2)

          今日はいつも行くバーで飲んだビール 「Beer Again Brewing」のCITRATA。 ダンクでトロピカル。 とてもジューシーなIPAでした。 アルコール度数も9% 飲みごたえとボディのあるIPAは久しぶり! スタイル:トリプルIPA ホップ:シトラ、ストラタ

          ビールのこと(2)

          日本酒のこと(2)

          今回、奈良の油長酒造「風の森」を購入した。 中でも最近の新作 「風の森列車で行こう!」 風の森ファンが集うイベント、 日本清酒発祥の奈良を巡るツアー「風の森列車で行こう!」と 同名のお酒。 (ちなみにそのツアーはすでに満席のようです!さすが風の森) 数量限定だそうです。 酒米は秋津穂。精米歩合は91% 米の旨みが感じられる上に シュッとクリアな味わい。 私は削りに削ってフルーティーなタイプが好みなので これはどうかしら、と思っていたが とても綺麗で美味しかった。 食事にも

          日本酒のこと(2)

          日本酒のこと(1)

          ビールが好き、ワインが好き、とくれば 「日本酒は?」とよく聞かれる。 実は日本酒は普段あまり飲まない。 ただ最近は「あまり飲まなかった」と答えている。 と言うのも、私の周囲にはお酒好きがたくさんいるのだけど 中でも日本酒を愛している友達が多い。 彼、彼女らの影響もあり、 夫が去年JSA SAKE DIPLIMA認定試験の勉強を経て 見事合格したことが大きい契機であった。 家に日本酒が置かれるようになり、 酒好きの義母からたくさんお猪口や徳利をいただき ちびちびと飲むことが増

          日本酒のこと(1)

          ワインのこと(2)

          これは去年の秋に購入した マケドニア ロゼ・ド・クシノマヴロ2021 ドメーヌ・ティミオプロス 国(地域):ギリシャ(マケドニア)(ナウサ) 土壌:花崗岩 品種:クシノマヴロ100% タイプ:ロゼ 度数:12.5% 生産者:ドメーヌ・ティミオプロス 【テイスティングコメント】 これは前回のワインと同じ生産者のもの。 同じくクシノマヴロのロゼ。 実を言うと前回の青いエチケットのワインがまた飲みたくて ずっと探していたのだけれど どこも売り切れ、在庫切れ、Sold Ou

          ワインのこと(2)

          映画「ゴールデンカムイ」

          先日観に行きました。 実写映画にやや抵抗があったものの 「映画キングダムの制作チームなので クオリティ高いのでは…?」 という噂を耳にして期待を胸に鑑賞。 結果とても良かった…。 全キャストが期待を上回っていた。 杉本佐一役の山崎賢人 とても杉本でした。 アシリパ役の山田杏奈ちゃんとても良かった…。 見せ場の変顔も見事でした。 鶴見中尉役の玉木宏、最高でした。 あと二階堂役の柳俊太郎、めちゃくちゃ良かったです。 恥ずかしいほど 語彙が少ないのは感動ゆえだと思います。

          映画「ゴールデンカムイ」

          映画「紙の月」

          アマプラで鑑賞。 (ネタバレ微量) 宮沢りえが終始美しかったな。 最初は地味な銀行員な印象だったが 話が展開するにあたって 様々な表情をする宮沢りえがとても可愛かった。 (終盤の追い込まれ、焦燥とヤバさを含んだ顔も良かった) 実話の事件が元になっていて 物語の内容もわかりやすかった。 隅さん(小林聡美さん)とのやりとり とても印象的だった。 一枚の紙切れを横領したことから もう全て止められなくなる様子は どこか人ごとではない 一種の共感性と怖さを孕んでいた。

          映画「紙の月」

          ワインのこと(1)

          今日はワインのこと。 これは去年の夏頃に飲んだワイン マケドニア ロゼ・ド・クシノマヴロ2020 ドメーヌ・ティミオプロス 京都のワインショップで購入。 どちらかというとカジュアルな位置に 積まれており、金額も2500円くらいとリーズナブルだった気がする。 国(地域):ギリシャ(マケドニア) 土壌:シスト、花崗岩 品種:クシノマヴロ100% タイプ:ロゼ 度数:13.5% 生産者:ドメーヌ・ティミオプロス 【ギリシャワインメモ】 ・ギリシャでは現在1300ほどのワイナ

          ワインのこと(1)

          小説「残像に口紅を」筒井康隆

          読了。 これは職場の年下の女の子に貰った小説。 帯には「TikTokで超話題!」と書かれていたけれど 私は恥ずかしながら初めて聞いた小説だった。 筒井康隆さんの作品も初めて読むので楽しみだった。 この小説のなかから ひとつずつことば(ひらがなでひとつずつ)消えていく。 その中で主人公の思考、生活が描写されるのだけど 一度消えたことばは使用されることはない。 不自由になっていく中で描写は続く。 まず私はその表現力、語彙力に圧倒された。 数個のことばの欠落など ハンディキャップ

          小説「残像に口紅を」筒井康隆

          ワインのこと

          昨日はビールについて書いたが 今日はワインについて書こうと思う。 「人生最後に飲むお酒は?」 と聞かれたら「ビール!」と答えるだろうが もし2杯目があるならワインを選びたい。 ワインについては 地元にある小さなワインバーでいろはを教わった。 「ワインはブドウから作っているんやで」 「ワインは加水しないから、農業なんやで」 「暖かい地域のブドウは、ジューシーになるんやで」 ふーん、と思ってマスターの話を聞きながら 「これおいしー」とか浅い感想を持ちながらワインを飲んでいた。

          ワインのこと