ワインのこと(6)
「マルト・ヴァイス2021」
国(地域):ドイツ(ラインヘッセン)
品種:ミュラートゥルガウ、ファーバーレーベ、ヴュルツァー
ショイレーベ、バッカス、シルヴァーナー、リースリング(手摘み/平均40年)
度数:10.5%
生産者:ヴァイングート・ヴェルナー/マルティン・ヴェルナー
ビオロジック、SO2無添加
【テイスティングコメント】
濁りのあるグリーンイエロー。
グレープフルーツやレモン。
瑞々しい梨。紅茶のような渋い香り。
開栓直後は
グレープフルーツのようなくっきりとした酸。
ピールのような爽やかな苦味。
フレッシュな果実みと旨みを伴った苦味の
バランスがジメジメと蒸し暑い今の季節にぴったり。
余韻も長く、少し時間をおくと表情が変わる予感。
4〜5時間後
酸が柔らかくなり今度はトロピカルな印象に。
花のような甘さ、花梨のような果実感。
…つまり美味しい!!
聞いたことのない品種もたくさん入っていて
単一品種を好む私にとってはちょっと冒険したチョイスの一本。
エチケットがかっこよくて
酒屋の店主さんにおすすめされたのですが
これは美味しい!
アッサンブラージュゆえの複雑さ。
醍醐味を楽しめたのではないでしょうか。
【生産者について】
ドイツ、ラインヘッセン地方の
マルティン・ヴェルナー氏は1993年生まれ。(お若い!)
代々ブドウ作りを生業とする家系に生まれ、
父の代から自社ブドウを使った醸造をスタート。
マルティン自身は卒業後に
様々なワイナリーで研修生として働き、勉強を積む。
父親の病気を契機に2016年、マルティンのワイン作りが始まる。
マルトワイン(マルトとは彼の愛称)シリーズの誕生である。
彼の他のワインも気になります。
将来はクラシックなリースリングを造ることも
視野に入れているそうで
リースリング好きの私としては必飲!とても楽しみです。
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