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24-07-12 大学中退の話

大学を辞めた。

まだ大学に通っていた5月は精神状態が人生最悪になったり、6月の記憶は飛んでいたり、怒涛の2か月間だったけれど、大学を辞めて何か落ち着いてしまった自分がいる。

わたしはしがない公立大に通っていたのだけど、もともと、たった2週間だけの受験勉強で合格してしまったので何も思い残すことはなかった。それに、県内の国公立大しか受験できない条件を母から課された上に、大学受験期は家庭も崩壊していて、実質 通っていた公立大1本に決めなければならなかったこともあり、恥ずかしながら不本意入学だった。
今となっては親を責めてなんていないけれど。ただ、筑波大学に行きたかったなあ、という思いが少しだけ残っているかな?なんてね。

ただし、わたしの場合は入学して半年経った頃から躁鬱の症状が出てきて(厳密には高1辺りからおかしかったのだけど)、3年の夏休み中に壊れて倒れてしまったのが退学の決め手。もちろん精神科送りになって、薬も4種類飲んでいる。けれど、それでも双極性障害は悪化の一途を辿って、もともと勉強ができる方だったはずの脳も機能が下がって、とてもじゃないけれど勉強できる状況ではなくなった。
主治医の先生からはせっかく入ったんだからと中退を止まるように言われて3年後期→4年前期まで頑張ろうとしたけれど、もう無理だった。

          ◇
ネットで「大学中退」と検索をかけると、「人生終了」「働き口がない」「クズ」とすごく汚い言葉が飛び交うけれど、病気で大学を辞めるのならどうか気にしないでほしい。
実際、病気で勉強ができなくなって大学を辞めること、精神疾患になって生きているのが大変になり授業について行けないこと、そういった現実は「大学中退」という言葉に乗せられたネガティブなイメージを払拭するほど苦しいものだった。

だからまとめると、わたしは大学を辞めて正解だったと思う。

だから私は大学を辞めた



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