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毒親育ちの生きづらさ② #家族について語ろう

こんばんは。
前回の投稿から期間が空いてしまいました。  


今回は前回お話しした幼少期の体験により、

・現在までにどのような影響があったか
・意識していること


に関して記します。

↓前回内容




幼少期の体験がもたらした影響


社会人初期までは、幼少期の記憶には蓋をしながら自分自身のことを深く省みる機会がないまま過ごしていました。

こうして自分を客観視するようになったのは、27歳の時に臨んだ転職活動がきっかけでした。

当時私が志望していた企業は、自分の考えや選択の背景を深く理解し、言語化できないと面接を突破できない企業でした。

就職活動もゆるりと終わらせてしまっていた自分にとっては初めて、自分の価値観を形成してきた原体験は何か掘り下げて考える機会となりました。

その際に、幼少期の頃の目に見えない影響が自身の特性に表れていることを自覚しました。



①周りを頼れない

これは、社会生活を営む上でいまだに自分の弱みだなと感じている部分になりますが、とにかく人を頼ることが苦手です。

ビジネスにおいては周囲を巻き込む力にも直結してくるところだと思うのですが、

周囲に頼る=どう甘えれば良いのかわからない

幼い時に甘えるということを経験せず、親の機嫌を損ねないようにとにかく自立しなければと過ごしてきた影響が少なからずあるのかなと感じています。

愛されて育ったオーラ全開の同僚が、屈託なく周りに頼っている姿を見て、すごいなと感じることはこれまでしょっちゅうありました。

もちろん性格に依る部分もあると思いますが、育った背景によって人への甘え方、頼り方に差が出るのでは?と自分なりには解釈しています。


②承認欲求が強い

これは文字通り、自分を認めてほしいという気持ちが人より強いのかなと感じています。

実際、ブランド力のある大学への進学や有名企業への入社など、他人から見て分かりやすく評価されるような選択をとってきました。

より高いステージへと向上心に繋がった部分もあるのですが、自分が正当な評価を受けられない、他人と差が生まれない環境などを極端に嫌う傾向があります。20代の頃は過度な承認欲求が見栄やプライドなど不要な鎧となっていた部分もありました。

これは、幼少期に成績以外の言動を否定され続けて蓋をしていた、周囲に見てほしい、認めてほしいという気持ちが表れた影響なのかなと感じています。


③人付き合いが苦手

これは高校生くらいから感じはじめたのですが、他人と自分とに一線を引いてしまう傾向があります。

この人は信用ができると感じた人には、腹を割って自分をさらけだせるのですが、そうでない人とは距離をとって仲良くなっても次第にフェードアウトしていく、ということが多いです。

学生時代の友人や、社会人になってからの出会いで繋がっている人は片手で数えるくらいです。

一線を引くか腹を割るかには2つの判断基準があって、

自分の養育環境と共通項があるか
→これは自分の育った環境がイレギュラーであると思い込みたい願望によるものですが、

家族仲良く不自由もなく明るく育った人
=レギュラー家庭

上記のような人と交友関係になることはありますが、腹を割った関係性になることはあまりありません。

過去に何度か親との関係性の話をしたこともありますが、親に愛され親を大事に思うのが当然の人には心情を理解してもらえないことが多く、

何かしら家庭環境で屈折した体験のある人=イレギュラー家庭で育った人

と一緒に行動することが自然と多くなりました。

自分を認めてくれるか

これは②承認欲求の強さにも繋がりますが、自分の考えや主張を心から認めてくれる人、にはびっくりするくらい簡単に心を開きます。

この人は私を理解してくれている、分かってくれていると感じるかどうかが基準になっています。

新たな出会いの場面でも個と個で人となりを見極めたい気持ちが強く、個が見えづらい大人数での交友関係や行動も苦手な傾向にあります。

意識していること


幼少期からの影響で自分が実感している3つの特性をあげてみましたが、ビジネス(社会生活)においてネガティブに作用する部分もあるためこれらをどうにか改善したいのが正直な気持ちです。

そのために意識していることは2つあります。

・周りと自分を比較しない

これは家庭環境だけでなく、容姿や職業、経済力など全てにあてはまりますが、人との比較を辞めました。

20代の頃は、もっと豊かな暮らしへと理想を追い求めることもありましたが、他人はヒト、自分は自分とブレない考えを持つことで、育ってきた家庭環境の違いで一喜一憂することは少なくなりました。

過去の呪縛はあっても自分の未来を自分の手で切り拓くことは誰もが平等に持つ権利なので、自分を大事に自分軸で生きていきたいと思ってます。

・一番の近道、効率的な選択をする

物事を効率的に進めることが好きなので、そのための最短ルートとなる選択を取ることを意識しています。

意図的には他人に甘えられなくても、
効率思考の結果として他人に頼る、甘える方が良いという解が導き出されれば、無理せず自然と周りを頼れているように感じます。



うまくまとめきれてないのですが、あくまでも私の場合の自分の特性との向き合い方です。

現在キャリアに関わる仕事についているのですが、自身の強み弱みを理解する自己分析は、転職活動やキャリアプランニングにおいて切り離せないものかなと思います。
自身の強み弱みがどんな経緯で形成されたものなのか?を深く紐解いていくことで、克服の仕方も見えてくるのかなと感じています。

厳しい言い方に感じる方もいるかもしれないのですが、せっかく自覚した自分の克服したい特性を養育環境の影響に帰結させるのは、ただの逃げなのかなと思います。

毒親育ちだから自分は陰キャなんだ!周囲と打ち解けられないんだ!と、自身の葛藤やモヤモヤの要因として養育環境をあてはめているだけでは何の進歩もありません。

大事なのはそれら自身の特性とどう向き合っていくか?そこが、生きづらさを解消するヒントになっていくのかなと。そう信じて私はこれからを過ごしていきます。

長くなりましたが、毒親育ちの原体験から生じる生きづらさ、その乗り越え方の一例をご紹介させていただきました。


自分が親になって感じることや出産前後、学生時代や現在の関係性など、毒親育ちゆえ葛藤した細かい経験はまだまだあるのですが、、、

より具体性のあるエピソードを記すことで今悩んでいる誰かの役に立てるかもしれないと感じたので、また折を見て振り返ってみようと思います。

お読みいただきありがとうございました♪


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(追記)

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