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何を大切にする?地域プロジェクトのすすめ



 こんにちは!えぽっくの若松です!


 もうすぐ4月の1ヶ月も終わりですね!
 新入生や新社会人の方々は、新しい環境に慣れた頃でしょうか?


 今回はタイトルにもあるように、「地域でプロジェクトに関わるとき」、何を大切にしたらよいのか?を僕なりに書いてみたいと思います!また、新年度を迎えたということで、えぽっくの今年度の展望についても書いていきます!

■プロジェクトの成果を決めるもの



 仕事でも何でもそうですが、良い成果を出そうと思った時、皆さんは何を大切にされているでしょうか?


 どういったことに取り組むかなど実際の行動ももちろん大切ですが、関わる人の状態やモチベーションも大切ですよね。


 何を重要視するかは人によっても違いますし、状況によっても異なると思いますが、僕は、「どれだけ主体性を発揮できるか」が、得られる結果にもたらす影響は大きいと思っています。


 特に、僕が関わっているような地方の仕事やプロジェクトというのは、少ない人数で取り組むことが非常に多いです。プロジェクトの中心を担う人数が少ない中で、より良い成果を出すためにパフォーマンスを高めようとすると、やはりプレイヤーの主体性に頼らざるを得ません。


 考えてみれば当たり前なのですが、意外と欠落している視点ではないかと思っています。


 プロジェクトやチームを立ち上げたときの創業当初のメンバーは、やる気もあって信念も強い人が多いものです。これを「当事者意識」とも表現できますが、それぞれが持つリソースや得意なことを持ち寄って進めていこうという意識があります。しかし、時間が経って担当するメンバーが変わるだけでも、プロジェクトの行く末は異なるものになります。良くも悪くも多くの場合、「当事者意識」、「主体性」という点で個人間に差が出てくるからです。


 以前、地域で活躍するコーディネーターたちが全国から集まる研修に参加したときに、ある地域のコーディネーターが、「ちゃんと地域の未来を話し合える人と取り組んでいるかどうかが大切だ」と仰っていたのを聞いて、「そうだよな」と思いました。


 これは、たとえば企業であれば、現社長の息子など次に社長になる人と、ちゃんと未来について話し合いができているかどうかが、会社の未来にとって重要だということです。現在の社長ももちろんですが、次期社長はどのような想いを持っているのか?主体性をもって経営に臨んでくれるのか?そして、出てくる課題は、未来とどう繋がっているのか?


 トップが変わることで会社の風土や文化等が変化したとしても、その時のトップの主体性の有無で、企業が歩む道に大きく影響を与えることになります。


 これは企業という組織だけに限らず、行政であっても同じことが言えると思います。


 多くの行政職員には、数年毎に異動がつきものです。異動によって途中で配属された人にとってはプロジェクトにやりがいを見出せないかもしれず、上司に言われてただ業務をこなしているケースがあることは残念ながら否定できません。異動、というこの仕組みの良し悪しを論じたいわけではありませんが、こうなってしまうと、プレイヤーの主体性としては高まらず、これに伴ってパフォーマンス向上の妨げになる場合もあります。


 行政からの委託であれば、依頼主は行政なので、取り組むプロジェクトの目的や、地域をどうしていきたいかというビジョンは、本来行政が主導となって持つべきです。ですが、担当者が変わってしまったために、主体性の伴わないお題や目的が変わった目標に対して、コーディネーターが応じていかなければならない状況を招くことがあります。


 時にはその不明瞭なお題を攻略していくことにやりがいを感じることもあるでしょう。しかし、異動をはじめとした種々のファクターによってどういう経過を辿ったとしても、より良い地域にしていくという目的を前に、主体性が低くなっていくことだけは芳しくないと思いますし、正直、僕を含む関わるメンバーのモチベーションを鑑みても、それは避けたいことです。


 担当する人が変わっても、目的や事業が継続していくのであれば、その事業を通した未来への想いや、その事業が存在する意義を受け継ぐことと、誰が関わっても主体性を持って取り組んでいくことは、最低限必要なことだと感じています。


 そう考えると、地域の、特に中小企業の経営者の場合は、ご自身で事業をつくっていかなければならない責任も伴いますし、長期間に渡って経営を続けていきますから、主体性も意欲も持っている方が多い印象を受けます。経営者に限定するわけではありませんが、そのような方からのご相談に対しては、実務面でも意欲面でも、コーディネーターはコミットしていきやすいと思います。


 地域の経営者は、「どうしてこの事業をやりたいのか」ということを、嘘のない言葉で(ご自身の原体験からはじまった想いを語れる、世間体などで着飾っていない言葉で語れる、などの意味合いにおいて)ちゃんと伝え続けることが大切であり、特に副業のようなモチベーションの高い外部人材が関わるプロジェクトでは、それが特に成果に表れます。


 もちろんマッチングの問題もありますのでやってみなければわからないのですが、いずれにせよ勤めている会社ではやりたいことが十分にできないと感じて、副業を模索しているモチベーションの高い方たちにプレイヤーとして入ってもらえると、結果的にパフォーマンスは向上していきます。


 企業でも行政でも、やりたいことがはっきりしている人同士で目指すゴールが共有でき、お互いが主体性を持って、お互いの強みや得意なことを出し合って取り組めるかどうかで、プロジェクトはしっかりと確実に前進しますし、僕が見ていても、やはり目に見えて成果が出るのです。


 せっかく時間もお金も使うのなら良い成果を出したいと思うのは、どんな人も同じだと思います。


 どんな事業も、関わる人みんなが主体性を持って気持ちよく強みや得意を差し出し合いながら、やりがいや達成感を得られる進め方をしていきたいものですね。


■副業事業を中心に、より良い地域をつくりたい



 僕は一地域コーディネーターとして、地域に関わりたいと思っている方や、あるいは自分のスキルを生かして役に立ちたいと思っている方の働き方をアップデートし、外部人材の関わり代をつくっていきたい。そして、地域をより向上させていくことにも、ますます取り組んでいきたいと思っています。


 そのためには、僕自身の考え方や働き方も都度考えていく必要がある、とも思っています。


 前述した主体性の話にも繋がりますが、僕自身も、微力ながら少しずつでも地域をより良くしていきたいと願えばこそ、より主体的に事業やプロジェクトに関わっていきたいと思うわけです。ゆえに、地元をより良い地域にしたいと強く願っている人や、地域に関わりたいと思っている意欲ある人を繋ぎ、一緒に課題を解決することにやりがいを感じますし、双方が本当にやりたいことを叶える一助になりたいと思うわけです。そしてそれらを達成するために僕ができることを提供させていただいて、一緒に成し遂げて行くことに、面白みを感じるわけです。


 コーディネーターとして数々の経験をさせていただいて、今一番に感じていることは、地域をより面白くしていきたいと思えばこそ、外せないものの一つが、やはり主体性だなと、改めて思ったのです。だからこそまずは、僕自身も主体的に取り組むことが必要不可欠です。


 僕が僕自身の主体性に則るならば、これからもっと副業をメインに取り組み、地元経営者にもっと寄り添っていく時期だな、と感じているのです。


 改めて書かずとも、えぽっくは元々経営者向けの副業の事業を中心に取り組んでいました(ちなみに昨年も携わっていた副業に関するプロジェクトが今年もはじまります)ので、今年度からは徐々に副業に集中できる環境を整えていく、スタートの一年にしたいと思っています!


 いろいろと書いてきましたが、主体性を持って取り組まれている熱意ある方々と一緒に、僕も主体性を持って取り組み、応えていきたい!冒頭に書きましたが、これが今年度のえぽっくの展望です(笑)。今年度もよろしくお願いいたします!!

▼茨城県内の事業者向け 副業活用プログラム「iBARAKICK!」が始まりました!(6/23応募〆切)


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