マガジンのカバー画像

MMM2009-2018++

19
茨城県ひたちなか市那珂湊地区の芸術祭「みなとメディアミュージアム」が10周年を迎えます。そこで創設者の田島悠史が、各年の一枚と一日を通して、MMMを振り返りました。2019年から…
運営しているクリエイター

#地域活性化

みなとメディアミュージアムの成り立ちについて〜なぜ、どうやって生まれたか〜

みなとメディアミュージアムの成り立ちについて〜なぜ、どうやって生まれたか〜

0.はじめに茨城県ひたちなか市那珂湊でやっている小規模地域芸術祭「みなとメディアミュージアム」について「どうやって始めたんですか?」とか「なんで始めようと思ったんですか?」みたいなことをよく聞かれます。

聞いていただけるのは嬉しい一方で、調べりゃわかることを調べてないことを聞かれることも多いので、有料ページをつくっておこうかなと考えました。過去のことを何度も語るのも自分にとってあまり良いことでは

もっとみる
若い人の足を、引っ張る大人にならないために

若い人の足を、引っ張る大人にならないために

ただの雑談。

最近、地域と若者、というキーワードで括れるであろう、ある二つの批判的な記事がそれなりにバズっている。那珂湊でも伊東でも札幌でも、地域と若者の両方に関わっている者としては、何かしら言わないとなあ、と思いつつ、日々の怠惰にかまけて、コメントをしてなかった。

まずこちら。こちらの記事は皇學館大学准教授の遠藤司さんによる記事。大学生がまちづくりに興味を持たない理由を率直に聞いたもので、理

もっとみる
「アートプロジェクトの時代」が終わる前に:地域に文化芸術を残すためにできること

「アートプロジェクトの時代」が終わる前に:地域に文化芸術を残すためにできること

(合計6500文字程度の有料記事となっていますが、ほぼ全文読めます。「支援のお礼」として、800文字程度の簡単なおまけページがあります。もしよろしければ、支援よろしくお願いします!)

茨城県北芸術祭の開催が中止となった。

美術手帖でも言っているが、今回の中止には知事交代による影響が非常に大きい。茨城県知事は2017年8月の選挙で、現職の大井川和彦茨城県知事が、前職の橋本昌を破って、新知事となっ

もっとみる
MMM2009-2018:ただいま、MMM(エピローグ)

MMM2009-2018:ただいま、MMM(エピローグ)

那珂湊を中心に、一部の関係者にはお伝えしましたが、来年からみなとメディアミュージアムの責任者(名称募集中)として戻ることになりました。2013年以来の復帰ということになります。

現在もスタッフと一緒に毎週オンライン会議をやってます。これまでの代表にタスクが集中する悪しき体質を止めるべく、来年度は(代表だけでなく)複数のスタッフと丁寧に議論しながら進めるスタイルでやろうと考えています。一方で、スタ

もっとみる
MMM2009-2018:だれが?(MMM2018)

MMM2009-2018:だれが?(MMM2018)

MMM2018は正直、できるかどうか、というところから始まった。

MMM2017が終わり去ったスタッフが多く、また浅野くんや石田くんなど動ける4年生スタッフも卒業してしまったため、MMMの継続は例年になく厳しかった。それでも、10周年をやりたいという気持ちを持つスタッフや関係者が多く、前々から構想していたこともあり、ギリギリのところで開催が決定した。MMM2017の代表のだーまん(高田彩加)は、

もっとみる