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独学ホームスクーラーの息子、模試を受けるの巻

幼小中と一度も学校に通ったことのないホームスクーラーの息子は、学校で勉強を習ったことは一度もありません。

勉強自体は小学3年の年齢から自宅学習で始めました。最初は私(父親)が横で見ながら参考書を中心に勉強をしていましたが、小学6年の年齢になってからは親の手を離れ、完全独学です。塾なし、習い事なし、オンライン講義なし、です。

1日の勉強時間は・・・、


 小3 1日1時間 (英語1)
 小4 1日2時間 (英語1・算数1)
 小5 1日3時間 (英語1・算数1・理社1)
 小6 1日4時間 (英語1.5・数学1.5・理社1)
 中1 1日5時間 (英語1.5・数学2・理社1・国語0.5)

こんな感じです。勉強のペースは週3~4日のペースですので、1週間で平均すると1日の勉強時間は上記の半分になるかと思います。勉強する日はする、他の日は遊んだり旅をする、という感じですね。

こんなペースですが、小学校卒業までには中学3年分の学習が終わりました。自分のペースでどんどん先まで勉強できるのは、ホームスクールの強みですよね。

でも本当に勉強の内容が理解できているのでしょうか?

英語の勉強に関しては、小6の時に英検3級・準2級・2級と合格したので大丈夫かと思いますが、他の4教科(国語・算数・理科・社会)はどうでしょうか? 特に国語については、読書はかなりしてますが(夏目漱石など)、国語の勉強自体したことがありません。

という訳で、昨年小学6年時の11月から、各塾が無料で実施している模試を何回か受けてきてもらいました。以下、それぞれの模試の成績(偏差値)と感想を述べたいと思います。


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最初に受けたのが、「四谷大塚 全国統一小学生テスト」です。

 四谷大塚 全国統一小学生テスト

  算数 63
  国語 53
  理科 72
  社会 50

  ※小学6年生用のテストを、小6の11月に受験
  ※受験者数 10700人

四谷大塚の存在も、その模試が有名なことも、この時初めて知りました。首都圏の小学生の間では「四谷大塚」「日能研」「サピックス」が三大難関模試で、他の模試より難しいし、受験者も中学受験組でレベルが高いそうですね。

なので、四谷大塚の模試で出た偏差値は、5~10ほどプラスしたのが実際の偏差値らしいですが、それはあくまでも小6の夏まで。秋以降はこの「全国統一小学生テスト」を受験する小学生は減る一方だそうで、なぜなら彼らは自分が実際に受験する私立中学専門(開成とか灘とか)の模試を受けるそうですので、今回受けた模試は中学受験組の猛者たちがゴッソリ抜けた模試ですので、5~10のプラスにはならないでしょう。

それでも、4教科平均で偏差値60は、初めての模試にしてはよくやったと褒めました。

国語の漢字がさっぱりダメだったので、冬休みに小学6年分の漢字を特訓しました。そして初めて国語の参考書を買って勉強を始めることにしました。理科は一番好きな教科ですが今回は出来過ぎですし、社会は公民がさっぱりですが、この2科目はこれぐらいの成績でも気にしなくていいでしょう。

次に「早稲田アカデミー 小学生未来診断テスト」です。

 早稲田アカデミー 小学生未来診断テスト

  英語 69
  算数 67
  国語 52
  理科 46
  社会 56

  ※小学6年生用のテストを、小6の12月に受験
  ※受験者数 1700人

英語は、英検5級、4級、3級レベルから選べたので、3級で受験しました。

上記2つの模試の成績がまあまあだったので、小学6年分の勉強はできていると判断して、中学1年の年齢になってからは中学3年生部門を受けました。


まずは、「東進ハイスクール 全国統一中学生テスト」です。

 東進ハイスクール 全国統一中学生テスト

  英語 65(中3のテストを受けた中1の内) 62(全学年で)
  算数 46(中3のテストを受けた中1の内) 50(全学年で)
  国語 55(中3のテストを受けた中1の内) 56(全学年で)

  ※中学3年生用のテストを、中1の5月に受験
  ※受験者数 13400人

中学3年生の中に混じってでの試験で、ちょっと難しかったようですね。それでも全学年の成績では3教科ともに平均値以上を出したので、中学3年分の基礎はちゃんとできている様です。

しかし数学の難問が全く解けていませんでした。この日から数学の勉強は30分増やして(英語は30分減らして)、参考書も基礎から難問へと移行してもらうことにしました。

ただ、成績と一緒に貰った「高校・大学ランク」には驚きました。

過去に今回の様な「中3用テスト」を受けてこのぐらいの成績だった「中1生」が、その後どこの高校・大学へ進学したかというデータからの予想なのでしょうが、抜群にいい結果でした。

もちろん、こうやって親の期待値を上げて入塾へもっていきたい塾の思惑から、かなり甘く査定されているのでしょうけど、現時点で息子の希望の高校ランクへは合格圏内ということで、期待しちゃいますよね。

息子は希望する高校への進学へ、俄然やる気が出たそうです(やる気だけで、相変わらずマイペースで何も変わりませんが)。

※息子の実際の志望校は塾に提出していませんので、記載されている高校・大学名は東進が独自に選んだ高校・大学ランクです。


次に、「東進ハイスクール 全国統一高校生テスト」の高校3年生部門を受けてもらいました。

 東進ハイスクール 全国統一高校生テスト

  英語  56
  現古漢 41
  世界史 59

  ※高校3年生用のテストを、中1の6月に受験
  ※受験者数 42000人

現古漢は散々ですが、世界史が妙に良い成績ですね。

世界史はまだ勉強自体したことがなかったので、試験の1週間前から1日1時間、「1度読んだら忘れない 世界史の教科書」を読んでもらって、自由時間に「中田敦彦のyoutube大学」を好きなだけ見させました。まぁ、海外をあちこち旅して、日本にいる時も国際情勢を私が息子に散々語ってきたのですから、すでに基礎はできているんじゃないかと、勝手に思っています。

今回の英語の模試は、「大学入学共通テスト」の本番を想定して塾がかなり難しく作成したと言ってたので、中1で英語56は凄いと塾に褒められました。

数学はまだ高校数学を勉強していないので受験してません。中1で中学数学3年分の難関問題を解き、中2から高校数学を始めてもらいたいので、模試で高校数学を受験するのはまだまだ先の話ですね。


次に、「臨海セミナー 神奈川統一模試」の中学3年生部門を受けてもらいました。

 臨海セミナー 神奈川統一模試

  英語 69
  算数 69
  国語 59
  理科 58
  社会 46

  ※中学3年生用のテストを、中1の7月に受験
  ※受験者数 6500人

数学の難問を解き始めて2ヶ月。臨海セミナーの模試は簡単とはいえ、結果が出始めたようです。

社会の公民が相変わらず興味が湧かないそうですので、今は無理に勉強しないで、中3の受験3ヶ月前から一気に勉強した方が良さそうですね。 


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以上、最近受験した塾の無料模試の結果でした。中学3年分の勉強の基礎はできていると判断し、全体的には思ったより良い結果だと思います。

学校に通っていると学期ごとに定期テストがあるので、現在の自分の学力がわかるのでしょうが、それは学校の校内での成績ですから、全国区での自分のレベルはわからないですし、学年を飛び越した自分のレベルはわかりません。

こうやって色々な塾の模試を受けると、それがよくわかっていいですよね。これは学校に通っている生徒でも、ホームスクーラーでも同じ条件下でのテストですので、ホームスクールを行っている家庭のみなさんも、一度模試を受けてみると面白いですよー。子供に何か変化が見れるかもしれません。

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