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精神疾患について(基本)

こんにちは。
精神疾患って何だろう?って聞かれて、さらさらと答えられる人案外少ないと思うんですよね。
なので、フワッとではありますがまとめてみます。

うつ病

特徴的な症状
思考静止、希死念慮、微小妄想

うつ病はストレスによって起こることが大半です。
一般的にもストレスの病気というイメージがあるのではないでしょうか?
実際には、脳内の神経伝達物質に問題が起こっているなど脳自体の問題であるといわれています。

気分が落ち込む以外に、不安が強くなったり、眠れなくなったり、食欲低下(増加)などが見られます。
思考停止(頭が回らなくなり思考や言動が遅くなり(思考停止)、集中ができなくなります。
「がんばれ」と言われても、まったく頑張れない状態です。
本人的には限界まで頑張っていますし、そもそも頑張る気力が全くわきません。
さぼっているわけではないのです。
むしろ、勉強しないと!など気持ちとは違う部分で焦りはあるものの、全くやる気がわかず行動できずモヤモヤしています。
うつが酷い時は、希死念慮(自殺願望)や、自分をマイナス評価しすぎる(微小妄想)が出ることがあります。
自殺願望は少し良くなってきた回復期に出やすいので注意が必要です。
動ける元気が出る→「動けるようになったから死にに行こう」などと考えてしまい変な方向に行動的になります。
何度も言うようですが回復期は要注意です。


躁うつ病(双極性障害)

特徴的な症状
うつ状態、躁状態

気分の落ち込みや不安のうつ状態と、怒りっぽくなる躁状態を繰り返します。

昔は「気分障害」とよばれてきた疾患群です。
うつ病と躁うつ病では治療薬も違います。
うつ状態のときはうつ病と共通する症状が出ます。
躁状態のときは、テンションが上がって、偉そう(誇大的)、怒りっぽくなったり(易怒的)、多弁になったりと活発に行動します。
頻度としては躁状態の方が少なめな傾向にあります。
興奮しやすいので出来るだけ刺激を与えないようにしましょう。
本人はテンションが上がりすぎておかしいことを自覚できません。


統合失調症

特徴的な症状
幻覚、妄想、自閉

統合失調症は陽性症状、陰性症状、認知機能障害という3つの症状が出ます。
陽性症状は、被害妄想や幻視(主に幻聴と体感幻覚)といった本来持ちえない症状のことです。
陰性症状は、人と交流しなくなる自閉、意欲の低下、感情が乏しくなるといった本来持ち得るものがなくなってしまう症状のことです。
認知機能障害は、記憶力の障害、遂行機能障害、注意障害、コミュニケーション障害などのことです。
要約すると、謎の声や思考が出現し、元気がなくなってひきこもり、今まで行ってきた思考活動が困難になる状態です。
基本的にはずっと治療が必要です。
薬をやめると1年以内に60%の人が再発するといわれています。
妄想のため不思議なことを言ってしまう時もありますが、本人は日々恐怖や不安と戦っているため、周囲の人が本人の苦しみを理解し気を配ってあげることが大切です。

まとめ

今回は精神疾患のうち、有名どころの3つの症状をまとめてみました。
他にも認知症なども精神疾患にあたります。
次回は知る人ぞ知る的な辺を攻めてみようと考えています。
では、また。


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