自由化したのに、計画経済?パッチワークのエネルギー政策を正そう。電力自由化とエネルギー基本計画の不思議な関係。
エネルギー基本計画とは
政府が次期エネルギー基本計画策定に向け、議論を開始しました。
このエネルギー基本計画を定めるのは、エネルギー政策基本法に書かれている政府の義務で、少なくとも3年ごとに見直すこととされています。
エネルギー安定供給の確保は国民生活に必須のものですし、コストの低減や環境性の確保の観点も重要なので、10年先くらいまでを見据えてエネルギーについての基本的な方針を出すことが政府に義務付けられているわけです。
エネルギー基本計画は政府の委員会(総合資源エネルギー調