桑野優子/ビジネスにカラーを活かす方法を教える大学講師
大学生、専門学校生、いわゆるZ世代にイメージカラー調査を実施しました。20年ほど前から毎年実施しています。今年実施した調査結果の一部をご紹介します。 実施した調査の回答の中に"ピンク"のイメージ『中性的』という回答がありました。これは世代によっては全く驚くことでもなく、フツ〜なのかもしれません。「ピンクは女の子の色って、誰が決めたの?」と聞かれたこともあります。 私の高校生の息子も「ママ、これ、この色がカッコいい!買って!」と、言ったのがコレ(写真)です。ほう〜この色がカッ
私は大学で色彩学の講師をしていて、今、正にZ世代が教え子です。 そこで、今回はZ世代の色の感性について。 見てきた色の数が違う、桁違い! 色の仕事に携わって30年、好きな色、嫌いな色、気になる色、イメージカラ ーなど、1万人以上のデータを持っています。 この貴重なデータ、平均値を出したり、多くの人がこのイメージを抱く、とか、男性が好きな色、女性が惹きつけられる色などと言って説明してきましたが、これが覆される?時代の流れ、科学の進歩、人間の意識改革など、当たり前ですが、昭和
前回配色にはセンスより知識が必要だとお話ししました。その第2弾です。 配色技術を身に着ける 配色の技術を習得するにはいくつかの段階があります。 1 配色について情報収集をする 2 配色の法則を学ぶ 3 評価の高い絵画やデザインの色の構成を分析する 4 言葉、テーマに沿った色の選択法を学ぶ(色彩心理学) 5 配色実践 配色するには”センスは要らない”というより、センスがなくても知識で配色ができるようになるんだと認識してください。 配色の種類 配色には意外に多く種類があ
色彩講座への問い合わせに 「センスが無いんですが、出来ますか?」 「色には興味があるんですが、センスが無いんです」 という方が多くいらっしゃいます。 答えは、配色にセンスは要りません 配色にセンスは要らない っていうのは言い過ぎですが、センスがないと配色が出来ないわけではないということです。 配色の技術を習得するにはいくつかの段階があります。 1 配色について情報収集をする 2 配色の法則を学ぶ 3 評価の高い絵画やデザインの色の構成を分析する 4 言葉、テーマに沿った色
2023年スタート 2023年スタートしました。今年も宜しくおねがいします。 今年は例年以上に新事業がスタートします。昨年秋頃から準備に入ったプロジェクトがいよいよ今年、動き出します。 10期目 一般社団法人日本カラープランニング協会は2013年に設立し、今年度10期目を迎えます。そこで、今年度はビジネスカラースクールをリニューアル開校します。 これまで開講してきたビジネスカラーセミナー、資格取得講座をさらに拡大し、地域を限定することなく、全国、全世界どこからでもアクセ
イエベ、ブルベの始まり 「先生、私って、ブルベ?イエベ?」ここ最近、当たり前のように学生が 質問して来ます。言葉の意味、わかりますか? 現在は、ブルーベース、イエローベースと言っていますが、当初はブルーアンダートーン、イエローアンダートーンと呼んでいました。 1923年にアメリカのロバート・ドア氏がブルーアンダートーン(青みよりの色)と イエローアンダートーン(黄みよりの色)を基本とした調和論を発表し、さらにその理論をもとに「カラーキー」という命名されたプログラムが、パー
ロゴマークの色、あってる?無料診断中 色はビジネスに欠かせない要素です。企業イメージはロゴマーク、オフィスの内外装、名刺やユニフォーム、Webサイトなど、もちろん、人間も。服装や髪の色、なんでも色は着いていますよね。その色、それで良いの?良いって、誰が判断してくれるの?あってる?間違ってる?イケてる?イケてない?気になりませんか? 企業理念、サービス内容が顧客、あなたが求めるターゲットに伝わっていますか?伝わる色を知っていますか? 色の選択理由を、好き、流行っている、目立つ
長すぎる夏休みをいただきました。 さて、秋の1回目の講義は分析力アップによる効果についてお話ししていきます。 イメージスケールって、何? イメージスケールとは市場にある既存の商品を色、形、機能性、素材といった要素を踏まえ、グルーピングして細かくその要素を分析するものです。 これをさらに色に特化して分析するとカラーイメージスケールとなります。 私は、ほぼ毎年、大学の講義の課題でカラーイメージスケールを学生たちに作成させます。 課題の手順 ①カテゴリーを決めて、そのカ
音と色の関係 音と色は同じには”波”という共通点があります。音は周波数、色は波長。 *何度かご紹介しているヴォイススキャンについて、これまでとは違った事例を紹介します。 音を感じる聴覚と色は形、素材を感じる視覚は異なる感覚器官で、音と色は異なる性質の波ではありますが、振動という波を受け取るという部分では共通点があります。 耳から入った振動という刺激は脳を興奮させ電気信号に変換されます。さらに この電気信号は音に関する領域だ
「配色苦手なんですよね、センスないから」 「色は好きだけど、配色は難しい」 よく耳にします。 配色に関するブログを以前も書いています。お時間あればご一読ください。 配色にセンスは要らない「配色にセンスは要らない」というのは、やや暴力的な言い方ですね、 言い換えれば「センスがなくても配色はできる」 配色とかデザインというと、特異体質で生まれ持った才能が左右するように思われがちですが、そんな限られた人だけの技術ではあ
日本カラープランニング協会では、コロナ前からオンライン講座を開講し、学んでいただく場所、機会がグンと広がり、全国どこからでも受講していただける体制を整えていました。そして、コロナ禍でそれが一気に加速しました。 本格的にオンラインスクールを開校し、スタートして2年、これから更に広げていきます。 では、オンラインスクールでいったい何を学べるの?で、学んだ先は? 今回は日本カラープランニング協会のオンラインスクールをコース別にご紹介します。今回はビジネスカラーコースです。 ビジ
音と色に深い関係があること、意外と知られていません。今回は音の中でも声と色の関係についてお話しします。 声には周波数がある 周波数とは1秒間に繰り返されるこの波の数のことです。音源が1秒間に振動する回数を振動数(=周波数)といい、単位はヘルツ(Hz)と表示します。 周波数の範囲は100Hz~1000Hz、実際に出せる声の範囲には高低差で多少違いがあります。 話す時の声域は歌う時と少し違います。ここでは話す声をテーマに色との関係性を説明していきます。 性別による周波数の
色を繋ぐ分野、文房具、ステーショナリー編 幼児から大人、高齢者でもペン、紙、ノート、テープ、定規、ハサミなどは日常的に使いますよね。今日の授業では文房具に注目したいと思います。 集中できる色 自治体主催の子育てママ向け色彩セミナーをおこなうと、必ず出てくる質問があります。それは以下のようなものです。 Q:子供が勉強に集中できる色はありますか? この質問は子供に限ったことではないですよね、大人でも仕事場で集中できない時は多々ありますから。 A:集中できる色はあります
色が繋ぐ分野、資料作成編 学校、職場、PTAや地域の集会など、プライベートでもオフィシャルの場面でもさまざまな分野で資料を作成する機会がありますよね。 どんな資料を作っていますか?そもそも資料の作り方って、習いましたか? 我流でやっていませんか? ターゲットは誰ですか? 資料を読んでもらう相手は誰ですか?ターゲットを想定して作成していますか? 資料を社内で配布する場合と、顧客様や無作為に公開されるものなど目的の違いで作成方法を変わってきます。 一般的に考えると、社内の場
色が繋ぐ分野 色の勉強って、必要?と疑問に思う人、少なくありません。 色の勉強の必要性を知ってもらうために、まずは色が繋ぐ様々な分野について説明します。 あなたの関わっている分野が含まれていたら、ぜひ、色の学校で学んでください。 医療と色 人間は眼だけで色を見て、感じているわけではなく、身体全体、特に皮膚で色を感じ取っています。これは科学的にも古くから実証されています。 色は電磁波の一種であり、色固有の波長があります。その波長は身体の細胞と共鳴しうあうことで心理や生理に
色の学校をオンライン開校します。でも、その前に、え?誰?誰の学校? って、思いますよね。毎月恒例のイベントや無料講座、オンライン開講していますので、そちらのご案内をします。 以下、Twitterでの開催イベントです。*ゲスト出演します。 色彩学の専門家 桑野 優子さん。 一緒に5/13㈮ 20時~一緒にTwitterスペースを開きます~ 遠く離れた2人(桑野さん福岡、あっこ東京)ですので、この機会にゆっくりスペースで色がビジネスに与える影響を掘り下げます~ 桑野さん