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日本の伝統色から学ぶ

日本の伝統色講座〜平安時代編〜

日本の伝統色講座が何か役にたつの?という方々にお伝えしたいです。その意義とは…

1. 配色技術アップ


平安時代の重ね色目は、四季の移り変わりや自然の変化を色で表現していました。例えば、春には桜を連想させる薄紅色や若草色、鳥や虫たちの色合い、秋には紅葉、または朽葉を表現する朱色や茶色、黄土色が使われました。これにより、季節感を大切にする配色のアイデア、知識や技術を習得出来ます。

2. 象徴的な意味の理解

色には特定の意味や象徴性がありました。例えば、紫は高貴さ、赤は情熱や力、白は純粋さを表していました。これを現代のデザインに応用することで、色が持つ象徴性を効果的に伝えることができます

3. 色彩調和の技術

重ね色目では、異なる色を重ねることで微妙な色彩の変化や調和を楽しみました。この技術は、現代のファッションやインテリアデザインにおいても、複数の色を調和させる配色のテクニックとして応用できます。

4. 文化的な深み、ストーリー性

平安時代の色彩感覚を取り入れることで、現代のデザインに文化的な深みや伝統的な要素を加えることができます。これにより、単なる視覚的な美しさだけでなく、歴史的な背景やストーリー性を持つデザインを作り出すことができます。

5. 海外への発信

日本にしかない、日本独自の色彩文化は日本を訪れる観光客、日本に興味を持っている海外の層へ向け、色による訴求力を高める事が出来ます。このように、平安時代の重ね色目から学ぶことで、現代の配色に新しい視点と深みを加えることができます。

今年の2月に開講した日本の伝統色講座は先日終了し、7月より2期生を募集します。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

https://color-planning.com/contact/



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