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英語のこぼれ話⑪ 進行形が出てくる歌

みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。


第74回からずっと、
進行形について
学んできましたね。


せっかく学んだ文法も、
使わなければ意味がない!

楽しみがなければ、
勉強も続かない!


……というわけで、
今回は、

進行形が出てくる歌
いくつかご紹介します。


YouTube のリンクも
貼っておきますので、

勉強の合間に聴いて
楽しんでいただけたら
嬉しいです。



1.Jealous Guy  by John Lennon


1曲目は、
ジョン・レノンさんの
Jealous Guy 」です。

まずは一度、
この動画をご覧ください。


ジョンが歌っています。

字幕付きです。



歌詞の中に何度も、

過去進行形

【 was / were 】 + 動詞の ing 形
「(あのとき)~していた」

第87回 過去進行形とは?より

が登場することに
気づきましたか?


一番の歌詞を少し、
見てみましょう。

I was dreaming of the past
僕は過去のことを夢見ていた

And my heart was beating fast
そして僕の心臓は速く鼓動していた

「 Jealous Guy 」より引用(訳は私。)

太字の部分が
過去進行形になっていますね。


過去進行形は、
過去のある特定の時点に
起こったこと
を指しますから、

「あのとき」夢見ていた
「あのとき」鼓動していた

というふうに、
まだ歌詞には出てきていない
「あのとき」について

ジョンが回想しながら
歌っているんです。


では、
「あのとき」とは
いつかというと、

サビの部分を聴けば
わかります。

I didn't mean to hurt you
きみを傷つけるつもりはなかった

I'm sorry that I made you cry
泣かせてしまってごめん

I didn't want to hurt you
きみを傷つけたくはなかった

I'm just a jealous guy
ぼくは嫉妬深い男なんだ

「 Jealous Guy 」より引用(訳は私。)


つまり、

この歌の「 I (ぼく)」が
何らかの焼きもちを焼いて、

「 you (きみ)」を
傷つけてしまった時があった。


それが、「あのとき」なんですね。


「あのときはこういう事情があったんだ。
あのときはごめんよ。」と、

後から謝っている歌です。

ジョンとヨーコの映像を背景に
歌っているジョンの横顔、
美しいピアノ伴奏。

そこに心のこもった歌が加わって、

聴いている私たちの心にも
グッと刺さる歌だと思いませんか?


2.Memory  from CATS ( musical )


進行形が出てくる歌、
2曲目は「 Memory 」です。

ミュージカルCATS」の
有名な曲ですよね。

きっとみなさん、
どこかで一度は聞いたことが
あるのではないでしょうか?


まずは、この素晴らしい映像を
ご覧ください。

(字幕は 、
YouTube の設定(歯車マーク)で
付けることができます。)


いかがでしたか?

歌詞の意味がわからなくても、
迫力ある演技にひきこまれますよね。

少し長いこの歌の中に、
何度か現在進行形の文が
登場します。

【 am / are / is 】 + 動詞の ing 形
「(今)~している」

第75回 現在進行形とは?より


上の動画では、
歌の冒頭部分が省略されていますので、
こちらの音声もお聴きください。



現在進行形が出てくるのは、
おもに次の3カ所です。

I am waiting for the day
私はその日を待っている

「 Memory 」より引用(訳は私)

Another day is dawning
また新たな日の夜明けが来ている

「 Memory 」より引用(訳は私)

The memory is fading
その記憶は薄れつつある

「 Memory 」より引用(訳は私)


「その日」とは、
猫が生まれ変わる日のことです。

年取ったぼろぼろの猫が、

若くて美しかった頃の自分や
今の苦悩を語るところでは、

か細く弱々しい歌声。

それが、

後半で明日への希望を
朗々と歌いあげる頃には、

声も、表情も、
エネルギーに満ちあふれています。


感動的なのは、
最後の方のサビの部分です。

以前学んだ、
助動詞must が出てきますよ。

Daylight
夜明け

I must wait for the sunrise
私は日の出を待たなければならない

I must think of a new life
私は新しい人生を考えなければならない

And I mustn't give in
私は屈してはならない

「 Memory 」より引用(訳は私)


この歌を聴くたび、私は

「今はしんどいことも多いけど、
負けちゃいけないな。
明日を信じてがんばろう!」

と、元気がわいてきます。

年齢を重ねた大人だからこそ、
この歌の良さがわかるんだなぁと、
私は感じます。

みなさんは、この歌を聴いて
どんなことを感じましたか?

良ければコメント欄に
感想を書いてくださいね!


3.Winter Song  by Dream Comes True


進行形が出てくる歌、
3曲目は、ドリカム
Winter Song 」です。


この歌にも、ところどころ
現在進行形の文が
出てきます。

わかりやすいのは、
次の2つ。

The dusk is gaining ground
夕闇が地面に広がっている
(直訳:夕闇が地面を得ている

「 Winter Song 」より引用(訳は私)

The snow is falling ever faster
雪がどんどん激しく降っている

「 Winter Song 」より引用(訳は私)


日が暮れていく様子や
雪がどんどん激しくなる様子が、

まるで生中継のように
臨場感たっぷりに
伝わってきますね。

現在進行形のポイントは、
このような「臨場感」や
生中継」の雰囲気です。


この歌は、
愛する人への思いを歌った
心温まる歌です。

サビの部分が
とっても素敵なんですよ。

I want to show you everything I see,
私が見るもの全て あなたに見せたい

the way I'm feeling
私の感じ方も

I need to be with you tonight,
今夜はあなたと一緒にいたい

to hold your arms around me
あなたの腕に包まれながら

My love for you is deeper than the deepest snows of winter
あなたへの愛は 冬のどんな深い雪よりも深いの

The greatest gift I ever had was you
今までで一番素敵な贈り物は あなた

「 Winter Song 」より引用(訳は私)


ここには、文法的には
まだ解説していない
不定詞や比較表現、関係代名詞などが
出てきていますが、

あせらず少しずつ
学んでいきましょう。

クリスマスが近い時期なので、
この歌をご紹介しました。




いかがでしたか?

今回は、
進行形が出てくる英語の歌を
3つ紹介しました。

この note は
文法の解説がメインですが、

ただ勉強として学ぶだけでは
やる気も続かない
し、

生きた英語に触れることも
大切
ですからね。

楽しんでいただければ
幸いです。


次回は、
過去進行形の否定文について
解説します。

また読んでいただけたら嬉しいです。


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質問やリクエストがあれば、
コメント欄にお書きください。


(全ての質問に答えられる
 わけではないので、
 あらかじめご了承ください。)


最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。

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