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責められたって、気にしない。

贅沢極まりない、なのにつらい休み。

今日ははりきって出かける計画をたてていたのに、なんだかだんだん面倒くさくなって、ほんとにそれ必要?って気持ちになってきて、結局家から出られなかった。

大げさに聞こえるかもしれないけど、本当に、こうやってこのまま家から出られなくなってしまうんじゃないか、と不安になってくる。


いい機会だと思って勉強しようとしたり、家のことしようとしたり、読書しようとしたりしても、全然集中できない。

ぼーっとスマホみたりテレビ見たりしていると、お気楽すぎだな、だからだめなんだ、と誰かに責められているような気がして焦る。

誰もそんなこと言わないってわかってる。
責めているのは、紛れもなく、私の声。


考えてるだけの時間があるなら手を動かせ、ということで、音楽やVoicyを流しながら、無心に刺繍をした。
慣れてくるとコツがわかり、今のところどんどん上達してる気がする。

全部できたら、刺繍をやろう、というきっかけをもらった友人に見せるのです!
1年以上前の決意だから、彼女はきっと忘れてる。



そして、自分でもすっかり忘れてた。
去年の冬、雑貨屋さんで、雪の結晶が一面に刺繍されたテーブルクロスに釘付けになったこと。

残念ながら、そんなすてきな代物の用途が我が家にはなかったのと、お値段を見まして、同じデザインのコースターを1枚買って帰ったのでした。

なんか似てる、と思ってその存在を思い出した。

あと4日、地道にちくちくやれば完成予定。
何を作るかは、決めてない。


今日は、予約してたのを忘れていた頃にやってきた図書館の本『古本食堂』(原田ひ香著)と、『歴史思考』(深井龍之介著)を読んでいました。

後者は途中まで読み進めて、念のため最後の方もちょっと読んで、うーん、どうしてもその考えには納得できない、と思い、中断を決意した。(ごめんなさい。)

あ、あと『女のいない男たち』(村上春樹著)の中の「イエスタデイ」も読んだ。
美しい話でした。好きだなあ(しみじみ)。
これも一回読んだはずなのに、初めて読んだよう。

暇なので、その一編の中に出てくる村上氏ならでは!の比類なき比喩をあげてみます。

思わず口笛を吹きたくなるくらいのきれいな女の子…

元気の良いラブラドール・リトリーバーに踏みつけられた砂の城のように…

遠近法を間違えた風景画でも見るみたいに…

エジプトの古墳の出土品を精査する博物館の学芸員みたいに…


言葉では表現できなかった好きな理由が、最近だんだんと形に見えてきて、ちょっとうれしい。


今日もあっちこっちまとまりのない文章ですが、存在感薄いなりの、一日の証明です。
お付き合い、ありがとうございました。


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