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ベイクオフに見る、遠い日の夢。

最近、primeで『ブリティッシュ・ベイクオフ』を見ています。
ずっと見たいリストに入れっぱなしだったのを、今こそ、と思いまして。


『ブリティッシュ・ベイクオフ』とは、アマチュアベイカーたちが,与えられるテーマに沿ったケーキや焼き菓子、パンなどを作って競う、イギリスの番組です。
今、シーズン8まであるようですが、私はまだ1の途中。

悪戦苦闘しながら作業をするベイカーたちを、ハラハラしながら見守りつつも、毎回の魅力的なお菓子たちに釘付け。

もちろん失敗もするのですが、なんでしょうね、工夫を凝らし、思いを込めて作られるお菓子に宿るファンタジーのような幸福感。
伝統的ともいえる、砂糖やバターのたっぷりはいったお菓子たち。
カラフルな世界。

今の流れとしては、植物自然志向、甘さ控えめ、がやはり普段食べるには、やさしいしうれしいのです、もちろん。


でも。
たっぷりのクリームでデコレートされた大きなケーキを、ナイフでざっくり大きく切って、お皿にでーんと倒してのせて、大きなフォークで食べる、あの夢のような図!


そして、私がもうひとつ注目して見てしまうのが、イラスト。
毎回、ベイカーたちの作るお菓子の完成イメージが、ひとつひとつイラストで紹介されるんです。
そのイラストが、とても好き。

ビスケットの回見てて、どうしても食べたくなった。


実は私、子どものころの夢はイラストレーター、そのあとはパティシエ、でした。


いわゆる"いい大学"と言われるところに入ったあとも、やりたいことが見つからず。
ずっと製菓学校に行きたいと思いながらも、大学をやめるほどの強い意思もなく、なんだかんだあって今に至っているわけです。

卒業後、周りの友人たちは、先生になったり、一流企業や大学院へと進む中で、自分の選択にずっと自信は持てなかったけど。

でも、手に届くもので、目に見えるところで、その一瞬でも誰かが確実に幸せを感じられるような仕事をしたい。
その子どもの頃からの夢は、叶ったような気もする。
と、いつも自分に納得させてる。

そして、やっぱり絵を描くのも好きらしく、今は自分の働く店で、よくチョークボードに食べものや飲みものの絵を描いてます。
仲間やお客さんがいいね、と言ってくれると、シンプルにうれしい。

さらさらっと絵を描ける人、本当にうらやましい。
でも、noteを始めるまで、文章だってまともに書いてなかったことを思えば、無理だ、と決めつけることもないんじゃないかな、と思ったりもしている。


今日は、小学校の参観日でした。
帰りに、長男の同級生の女子4人に囲まれ、久しぶりだねー、背伸びたね、なんて話していました。

耳の、かわいいね、穴あいてるのー?
◯◯(長男)は、最近落ち着いてるよねー。

男子だけの我が家にはない会話が、次々飛び出します。
楽しいな、女子トーク。
ちょっと新鮮で、楽しい気分になり家に帰りました。


男子たちはといえば、珍しくかわいいスカートをはいた母にもノーコメント。
そんなもんです。




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