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アナログオーディオと小型のヨーロッパ車が好きです 順不同でFacebookに書き溜め…

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アナログオーディオと小型のヨーロッパ車が好きです 順不同でFacebookに書き溜めたものを中心に記載しています ※ご興味のある方はFacebook「アナログオーディオ」グループにご参加をお願いいたします

最近の記事

Studer D730mk2を見直す

CDは元々好きではないので滅多に購入することもなく、ほとんど聴かないのですが、2005年に入手したStuder D730mk2を最近はXLR接続からRCA接続に変更して使っています。 ご存知の方は多いと思いますが、Studer A730やD730はバランス端子のXLR接続だとトランスを通るため、それがStuderの本来の音であり使い方だと長い間信じ込んで来ました。 元気の良さはXLR接続の方があると感じますが、 RCA端子によるアンバランス接続の方が細かい音が聴こえて来る

    • Krell PAM-2導入

      昔からKrellのPAM-1とPAM-2は気になっていたのですが、この度縁あってPAM-2が拙宅に来ることになりました。 2022年1月に初めてPAM-1をフレンドさんのご好意により1ヶ月ほど聴く機会があったのですが、そのシルキーな出音にすっかり惹かれてしまいました。 PAM-1とPAM-2の何が違うかと言うと、フォノ2系統がPAM-1はMC+MMなのに対し、PAM-2はMM+MMとなっている点だけです。 MCモジュールが追加されていることで、電源部への負担も増えている

      • Mark Levinson LNP-2L, ML-1Lオーバーホール

        年明けの1/13に依頼していたLNP-2LとML-1Lがオーバーホールから戻って来ました。 LNP-2Lは何も不具合を感じてなかったのですが、2004年1月に整備済み品をオーディオショップから購入後18年間年間を通して通電していたため、一度点検して貰おうと考えました。 ML-1Lは昨年女友達から借りパクした個体ですがw、左右チャンネルでゲイン差があったたためオーナーに了解を取ったうえ思い切って2台一緒に整備に出してみました。 オーバーホール中はK.SさんがKrell P

        • PL-31E/TSドライカーボン追加アップグレードキット完成

          前回PL-31E/TSのファインチューニングで一通りの完成を見たと考えていたドライカーボンによるファインチューニングですが、第2段として更なるアップグレードキットを考えてみました。 今回も千葉県にお住まいのH.H氏全面協力のもと高いクオリティで完成させることが出来ました。この場を借りて御礼申し上げます。 今回のポイントは前回にも増して、更なる静粛性の向上を目指すところにありました。 小型DCモーターの駆動により最も振動が伝わる部分であるサブシャーシの取付スリーブは、標準

        Studer D730mk2を見直す

          PL-31E/TSドライカーボンアップグレードキット

          2020年1月から愛用しているアナログプレーヤーPL-31E/TSですが、ドライカーボンでファインチューニングを施してみたくなり、特注でH氏に製作して頂きました。 目的はPL-31E/TSを改造することではなく、あくまでも基本設計の優れた点を更に向上させることにあります。 EMT930stを使用していた頃導入したbeginSのTORAYトレカによるドライカーボンの良さが強く印象に残っていたため、特注で製作してくれる方を探して試行錯誤の末完成に漕ぎ着けました。 PL-31

          PL-31E/TSドライカーボンアップグレードキット

          Toko Furuuchi “Strength”を聴く

          遅ればせながら本日、藤沢のTower Recordsで取り寄せを掛けていた古内東子のアルバム”Strength”を購入して来ました。 カートリッジはSONY XL-MC5を使用してPL-31E/TSで掛けてみましたが、針を降ろすなり余りの音の良さにのけ反りました。OYAGクリーニングせずともチリパチノイズは皆無です。 SONY XL-MC5 with A7075-ARMOR/TS 先日購入した松田聖子のSnow Gardenが音が良いなど感じていましたが、とんでもない

          Toko Furuuchi “Strength”を聴く

          PLS-150, PLS-153L電源を考える

          今日は久しぶりにLNP-2Lに使用しているPLS-153Lの電源を落として、後部ガラスエポキシ基盤とヒューズ、端子のクリーニングをしました。 左: PLS-150後期EIコアモデル(上部ビス2本) 右: PlS-153L前期モデル(上部ビス1本) 左: PLS-150後期モデルのDC Fisher端子は153Lと同一 右: PLS-153L後部のブレーカーとヒューズBOX ここで電源のオンオフをしないよう取説記載あり 私は非喫煙者ですが、それでも数年間電源を入れっぱなし

          PLS-150, PLS-153L電源を考える

          ML-1L降臨

          FacebookフレンドのK.SさんがML-1L初期モデルを導入されたことに刺激を受け、たまにはML-1も聴いてみたいなあ…などと思って久しぶりに所有している女友達に連絡してみたら、使ってないから預かっといてとML-1L最終モデルが飛んで来ましたw この個体は14年前にその友人がオークションで入手したものでしたが、出品者が何と元RFの技師責任者だったM氏という大変貴重な個体でした。 少しエピソードをお話ししますと… 2007年6月のある日同時に2台のML-1Lが別の出品

          ML-1L降臨

          Re:CLEAN DRY BOX RC-125BK導入

          兼ねてから防湿庫の購入を検討していたのですが、先月予約注文しておいた商品が本日届きました。 大は小を兼ねると考えた末125Lにしてみました。カートリッジケースを縦にすっぽり入れられてジャストサイズでした。 これはオーディオ機器の保管用に導入したもので、主にカートリッジとMCトランス、Mark Levinson LNP-2Lの予備で保管しているLD2モジュール用です。EMTのフォノイコライザー155stもトランスが湿度に弱いので入れようと考えています。 Nikon Fは1

          Re:CLEAN DRY BOX RC-125BK導入

          DEXTER GORDON CLUBHOUSE BLUE NOTE Tone Poetシリーズを聴く

          DEXTER GORDONのCLUBHOUSEを購入してみました。これはBLUE NOTE自らがリリースしたTone Poetシリーズの限定盤です。 Tone Poetシリーズは以前より注目していたため、音質はどの程度のものか非常に興味がありました。BLUE NOTE再発盤はDUより発売されているプレミアム復刻シリーズが有名ですが、MONO盤でもステレオカッターヘッドによって作られています。見かけはオリジナル盤の雰囲気ですが、音質面では私が聴く限り普通の印象でした。 ■T

          DEXTER GORDON CLUBHOUSE BLUE NOTE Tone Poetシリーズを聴く

          Spectrol Potentiometerパッシブアッテネーター導入

          スペクトロール製ポテンショメーター採用のパッシブアッテネーターがショップに出ていたのですが、レビンソンオーナーならやっぱり買うしかないだろうと購入してみましたw 本日届きましたので、取り急ぎ♯7のフォノイコライザーを通し音出しを始めました。MCカートリッジだとトランスやヘッドアンプの配線が手間だったので、V15TYPEIIIを掛けてみました。 ♯7のフォノ2からRecord Outputでパッシブアッテネーターに入れています V15TYPEIIIは初期の鏡面タイプで針圧

          Spectrol Potentiometerパッシブアッテネーター導入

          LNP-2Lの使いこなし

          これは2004年1月導入時に私が撮影した、現在も愛用しているシリアルナンバー2,200番台のMark Levinson LNP-2Lです。もうじき18年の付き合いになりますが、電源はずっと入れっぱなしです。 ダイナミックオーディオの厚木さんからメンテして貰った個体を購入しました。担当してくださったのは、当時ハーマンにいらした現リザイエの宇佐見さんに他なりません。そのおかげで今までノントラブルで使えています。 LNP-2Lを使う際に拘っていることがあります。それはdBゲイン

          LNP-2Lの使いこなし

          TSD15を久しぶりに聴く

          音元出版のanalog誌 2020 AUTUMN vol.69を読んでいると、生島昇氏の「松田聖子のヴァーチャル・リアリティに恋をする」という記事に目が止まりました。 「MCトランスだと聖子さんは目を閉じてしまい、HX-10000にすると聖子さんは目を開けるのだった」と書かれた文章にとても納得が行く思いがしました。 今日はテレワークも15:00前に終わり、時間も早いのでMy Best 1として紹介されている松田聖子のファーストアルバム”SQUALL”を引っ張り出して来て掛

          TSD15を久しぶりに聴く

          Fidelix NON-STAT導入

          DS Audio ヴァイナルイオナイザー ION-001を借りて試用してみたところ、効果が余りに素晴らしかったため驚愕しました。レコードを聴き終わると必ず帯電を感じるものですが、全く静電気の発生が感じられません。 早速購入を検討したいところですが、定価17万円(税別)のION-001は年金暮らしに半分足を突っ込んでいる身だとそうもいかず、かと言って静電気に悩まされているのは嫌なため解決策を探ってみましたw 調べてみるとFidelix NON-STATという画期的なイオナイ

          Fidelix NON-STAT導入

          KS-LW-9500EVO.IIを聴く

          KS-Remastaさんの新商品KS-LW-9500EVO.IIが届いたので、Mark Levinson MLC-1に装着して聴いてみました。 KS-LW-9500EVO.IIは、線材にオーディオ専用導体PC-Triple C/EXを使用した製品で、外側を銀線で包み2重構造にしてあるとのことです。線材が太く非常にしっかりした造りです。 MLC-1は’70年代半ば頃Mark Levinsonからの依頼によりNakamichiがデザインし、カートリッジのOEM製造を行って

          KS-LW-9500EVO.IIを聴く

          PL-31E/TSのメンテナンス

          レコードを掛けていたら突然ターンテーブルの速度が遅くなり、ワウワウワウワウ…と音を立てながら息絶えましたw 原因は単1乾電池6本でドライブするバッテリーの電圧降下でした。 ベースとなったPL-31Eを紹介させて頂くと、パイオニアが1970年代前半に世に送りだした中級機ベルトドライブプレーヤーでした。 PL-31E/TSはFacebookのアナログオーディオグループに参加して頂いているmilonさんが、市販プレーヤーの音に納得することが出来ず、「手回しの音」を具現化す

          PL-31E/TSのメンテナンス