Studer D730mk2を見直す
CDは元々好きではないので滅多に購入することもなく、ほとんど聴かないのですが、2005年に入手したStuder D730mk2を最近はXLR接続からRCA接続に変更して使っています。
ご存知の方は多いと思いますが、Studer A730やD730はバランス端子のXLR接続だとトランスを通るため、それがStuderの本来の音であり使い方だと長い間信じ込んで来ました。
元気の良さはXLR接続の方があると感じますが、 RCA端子によるアンバランス接続の方が細かい音が聴こえて来ること。音の印影や描写はアンバランスの方が良いとBJ ELECTRICの石河さんよりアドバイスを頂きRCA接続の良さを見直しました。
そして水平スタンドを導入して、スタジオと同様の使い方が出来るようになったこともメリットです。やっぱり標準の状態で斜めにCDが回転していることは、考えただけでも良くないですね。フィリップスのCDM4プロのメカニズムの故障も減り、音質的なアドバンテージもあるのでもっと早く導入すべきでした。
この水平スタンドを製作しているのは、PL-31E/TSの無垢ウッドフレームを製作してくれているウッディ&アレン工房さんによるもの。EMT930stの930-900のようなイメージのスタンドとなっており、流石の緻密な仕上がりです。
今回改めてシリアルナンバーを確認してみましたが、ステラの輸入した3900番台の個体でした。D730mk2が何番台まで製造されたのかは知りませんが、後期モデルのようです。これは相続品として出て来た無傷極上モノでしたが、当時委託入手出来たため格安でした。
かと言ってCDが聴きたくなったか?と言うとそれは別の話で、ストリーミングよりはマシとは感じるものの、デジタルメディアが好きになることは今後もあり得ません(笑)それだけアナログ再生との表現の差が大きいからです。
8.17.2023
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?