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アウトカムに気づけるように仕組みをデザインする

皆さん、こんにちは!
エンパブリックスタッフの渡邉です!

ここでは、empublicStudio内で毎週水曜日12:15~12:45に開催している「今週のエンパブTOPIC」で行ったセッションの様子を紹介します♪

今週のエンパブTOPICでは、「ちょこっとアンラーニング」をテーマに、エンパブリックスタッフが日々の中で気になった、みなさんと一緒に学びたいコンテンツをトピックとして週に1回発信しています!
エンパブリックが持っているたくさんの動画やシート等から、皆さんの興味にも合うテーマを厳選しています。

1回30分の参加でも良い刺激になりますので、ぜひ自分の問題意識や気になるテーマにご参加ください♪

今週のTOPICは?

今週のTOPICは、「アウトカム(成果・効果)を見失わないためには?」です!

皆さんは仕事や活動の中で、「アウトカム」をどれくらい意識しながら動いていますか?

アウトカムとは、和訳すると「成果・効果」のことで、「アクションの先に起こる本質的な人や場の変化」を指す言葉です。
そんなアウトカムが大事だと誰もが思いつつ、ついつい目の前の仕事やそこでの実績を「数字」だけで評価してしまうことも多いのではないでしょうか。
でも、目の前の数字だけしか見えない状況になってしまうと、小さな数字の上がり下がりに振り回されたり、その先で本当に起こしたい良い変化がわからなくなってしまいますよね。

そこで、大事なこととはわかっているけれど、なかなかその視点を維持しにくい「アウトカム」を意識して地域の中で変化を生み出した事例に関わったエンパブリックスタッフの話から、アウトカムを見失わないようにするためのヒントをみんなで学んでみました!

アウトカムに気づくための仕組みをデザインする

ここでは、萩元さんが2011年小平市で行った国際協力のイベントづくりの時の話を紹介していただきました。
(萩元さんのイベントづくりについては下記noteもぜひご覧ください^^!)

チームでプロジェクトを行う際、特にイベントという形では、「とにかく多くの人が来るように!」「来た人に楽しんでもらいたい!」という気持ちが大きくなってしまうことで、目の前のイベントの作り込みに走ってしまうことも多いかと思います。
そんな中で、このイベントをおこなう「目的」とその目的を達成するための中間地点である「目標」を、定期的にチームで確認しながら進めていくことで、自分達が当初目指したいと思っていたことと、目の前のやることがつながってくるとのポイントなども紹介していただきました。
(また進めていく中で、追加の目標が見つかることもあるとのことでした)

そのような様々なポイントが挙げられた中で、特に学び深かったのは「アウトカムに気づけるような仕組みを作る」というところでした。

アウトプットにあたる来場者数や、寄付金額などの数字はパッと目に見えやすいですが、アウトカム(人や場におきた良いこと、変化)は、雰囲気としてその場にいる人だけが感じれることであったり、丁寧に観察をしないと見えてこない部分でもあります。
そして、その場にいない人に限らず、場にいた人でも、後から振り返った時には数字から場の成功を考えてしまいがちです。

だからこそ、アウトカムをどのように可視化できるのかということを事前に考えていくことが大切です。
例えば、参加者アンケートや感想を付箋ではれるボードを用意しておくなどの工夫をすることで、後から振り返った時に、「国際協力の大切さがわかった!」「自分もこれから意識したい」などの声が可視化されていることで、単純に参加者が楽しんでいるという抽象的な雰囲気だけではなく、実際に参加者にどんな気づきや変化を促したのかも見えてきます。

アンケートや感想のボードなどは、イベントのおまけ的な扱いにしてしまいがちですが、むしろアウトカム見出すためには、これらの仕組みを意図的に、積極的に、準備することが必要だと感じました。

来場者数などの数字ではなく、もっとその場で生まれた変化や気づきを残しておくことが大事だと思っている方、
ぜひあなたのイベントでもぜひヒントにしてみてください^^!

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