パリあるある
こんにちは。パリに1年間交換留学をしているEmmaです。
今日は、パリあるあるをまとめていこうと思います。
はじめに
「フランスあるある」ではなく「パリあるある」
私はフランスのパリで1年間交換留学をしています。そのため、他のフランスの土地を知りません。よって、「フランスあるある」ではなくパリで長期滞在をし感じた「パリあるある」になります。
積極的な異文化理解が大事
他の国や土地に行く際に、最も大事なことは異文化理解と他文化・言語・習慣・ルールなどへの尊重と配慮です。
日本での当たり前は海外では当たり前ではありません。「日本は日本」、「外国は外国」と分けて理解し尊重する姿勢が大切です。
それでは、以下は私が感じる「パリあるある」です。
①信号無視
パリでは横断歩道の信号が赤でも、車が通っていなければ渡るのが当たり前です。
なので信号無視をしている人を多く見かけます。
②傘をささない
フランス人曰く「雨に私の行動を制限することはできない」らしく、雨が降っていても傘をささない人はいます。さす人もいますが、大半はフードを被るか気にせず歩いている人が多いです。
傘をささない理由は大きく3つです。
1つ目は、「すぐ止む」からです。パリでは気候の関係上1日中雨が降ることはありません。大体30分から1時間程度で雨が止むことが多いです。
2つ目は、「持ち歩くのが面倒」だからです。大雨の土砂降りの時以外は、フード付きレインコートなどで凌ぐ場合が多いです。
3つ目は、「濡れても気にならない」からです。人にもよりますが多くのフランス人は、他人の目を気にしません。それは、他人は他人、自分は自分と言う考えがあるからだと思います。女性の多くも、メイクはナチュラルメイクが多く、髪型もセットをしない人が多いです。
以上の3つの理由から、フランス人は傘をささない人が日本と比べて多いのだと思います。
③ストライキ
パリではよく、公共交通機関等でストライキが起こります。なので、授業がオンラインになるのはよくあります。
一度ストライキの影響で飛行機がキャンセルになりました。私は飛行機がキャンセルになった場合に備えて返金保証をつけていたので、全額返金となりました。ストライキはよく起こるので、保証を付けることをお勧めします。
④歩きタバコ
フランスでは約3人に1人が日常的にタバコを吸うほどの喫煙国です。
屋内では喫煙は禁止されていますが、屋外では禁止されていません。そのため、テラス席や歩道、学校前、駅前などでタバコを吸っている人を多く見かけます。また、歩きタバコも当たり前です。目の前の人が吸っていたり、すれ違う人が吸っていることは当たり前で、受動喫煙は避けられない国だと思います。
⑤手動ドア
パリのドアはほとんど全てが手動です。例えば、駅改札口のドアは2重で手動なものが多く、自動ドアは大きい駅やパリ郊外に行く電車の改札口などにしかありません。また、電車に乗る際もボタンを押すか、レバーを上げないとドアが開きません。パリは日本と比べ自動ドアが普及していないと思います。
もし、駅改札口等で先に通った人がドアを開けて待っていてくれれば、目を見てMerci(ありがとう)と伝え、後ろを確認し次に通る人がいないかどうか確認してください。
⑥電車無賃乗車
パリのメトロ(電車)ではよく無賃乗車の方を見かけます。
下記の写真を見ていただければ分かると思いますが、パリの駅改札口は2重ドアになっています。
切符またはスイカのようなカード(ナヴィゴ)を通す又は読み取れば、ドアが手動で押せるようになるという仕組みです。しかし問題なのは、手前のドアは上から飛び越えることも、下から潜り抜けることもできるということです。また、奥のドアは一度開いて手で押さえていればずっと開けっぱなしにできます。そのため、見知らぬ人に一緒に改札を抜けていいか聞き、奥のドアを押さえてもらって無賃乗車をする人もいますし、前の人が通った後すぐ後ろのドアを押さえて改札を通る人もいますし、友人などと一緒に手前のドアを抜け無賃乗車をする人もいます。私は無賃乗車の方をよく見かけますが、その人たちを注意する人は見たことがありません。
これを受け、たまに大きな駅(乗り換え駅)では切符やカードを確認するために駅委員が立っていることがあります。もし切符またはカードを持っていない場合は罰金が課せられます。そのため、駅を出るまでは切符は必ず持っていてください。
⑦電車が止まる
パリで電車に乗るとよく、電気が消え途中で止まることがあります。また、途中で下車させられることがあります。詳しい理由は分かりませんが、大体は電気関係に支障が生じた、又は沿線上のどこかの駅で怪我人が出たなどです。
途中で電気が消えることはよくあることなので問題はありません。しかし、途中で下車させられた場合は運行が再開されるまで時間がかかる場合があります。その時は、他の公共交通機関を使うかタクシーを呼ぶか、徒歩で行くことをお勧めします。
⑧駅やバス停には列など存在しない
パリの電車では、待機列は存在しません。電車が来るタイミングでホームの近くに移動します。そしてドアが開き次第、乗車するのが特徴です。
降りる人を優先するということもなく、ドアが開き次第乗車します。
なので、パリのメトロやバスでは順番など気にせず乗車しましょう。
⑨止まっているエスカレーター
パリの駅や市内にあるエスカレーターが止まっていることはよくあります。気にせず止まっているエスカレーターを歩くか、階段を利用しましょう。
⑩マイペースな人たち
スーパーのレジや駅などの窓口では、後ろに沢山の人が並んでいたとしてもお構いなしでマイペースなのがフランス人の特徴です。なので、焦らず気長に待つことが大事です。
⑪ウェイターには対等に接するのが当たり前
パリのカフェやレストランで働くウェイターは、プロフェッショナルな職業として高いプライドを持ち働いている人が多いです。そのため、顧客とも対等な関係を望みます。よって、「Bonjour(こんにちは)」や「Bonne journée(良い1日を)」、「Bonne soirée(良い晩を)」などの挨拶はもちろんのこと、ウェイターを呼ぶ時も「ウェイター」と大声で呼んだり手を挙げて呼んだりするのはタブーで、ウェイターの視線をキャッチするのが基本です。もし必要であれば通り過ぎる際などに、「S'il vous plaît(お願いします)」と声がけをします。また、勘定をする際も「L'addition s'il vous plaît?(お勘定をお願いします)」と自分から声をかけるのがマナーです。
⑫髪を毎日洗わない
フランスの水道水は日本と違い硬水です。そのため、髪が痛みやすい傾向にあります。実際、私はフランスに来る前日に美容院でトリートメントをしてもらいました。通常であれば2ヶ月程度効果が持つのですが、フランスに来て1ヶ月も経たないうちに髪が痛み始めました。なので髪を毎日洗うフランス人は少ないのだと思います。
また、フランスの気候は日本と違い湿度が低く、頭皮の匂いはあまり気になりません。なので、私は最近では1週間に1回ペースで髪を洗うことが増えています。日本ではあり得ない話ですね。
さいごに
他にも、パリではファッションウィーク期間になると出待ちの人を多く見かけたり、セレブを街中で見かけたり、電車でモデルと遭遇することなどよくあります。また、冬は雨の日が続くのが当たり前だったり、車内やカフェなどに犬を連れて入る人が多かったり、バゲットは手持ちで歩きながら食べたり、晴れの日には公園の芝生やベンチでくつろぐ人が多いなど沢山の「あるある」があります。
ぜひパリに来た際には、これらの「あるある」を体験してみてください。
以上が、「パリあるある」でした。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
素晴らしい1日になりますように。
パリから
Emma