見出し画像

忘れ去れつつある、”義理と人情”

私の母はいつも、
『”義理と人情”を大切にしなさい』
と私たちに言い聞かせていた。

”感謝のできる人間でありなさい”
”周りの人を大切にしなさい”
そう言い聞かせられてきた。

最近、”義理と人情”のある行動ができない同世代が
多いと痛感している。

全てを自分中心に捉えて、動いていたり、
やってもらうことが当たり前と考えていたり…

感謝が瞬時にできなかったり、
自分都合で人を利用していたり、
私は、違和感を感じている。

マレーシアの生活の中で、
私は昭和的な”義理と人情”の大切さを
改めて痛感している。

私の住んでいる地域は、日本人が少ない。
だから、助け合いが必要だ。

私は、まだ来て日が浅く、年齢も最年少だ。
だから、助けてくださる方々に
物理的にも、精神的にも、何もできないことは
百も承知だ。

そんな私にできること、それは、
誘っていただいたら、
断る理由がない限り行くこと。

一緒にいる時間を全力で楽しむこと。
そして、その機会や、時間に感謝すること。

最後に、いつか自分が誰かに同じように
できる機会があったら、それをすること。

それが、私の”義理と人情”の形だ。

男女差別や、人種差別、働き方など、
思考の転換点に私たちはいるが、
新しい考えを受け入れるだけでなく、
今まで大切にされてきた、素晴らしい考え方にも
私たちはもう一度目を向けるべきだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?