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ビヨンセのツアーで踊る日本人ダンサー、島津藍さん 夢をつかむのに必要なメンタルはずばりこれ!

ビヨンセのワールドツアーで踊る唯一の日本人ダンサー、島津藍さんに、ニューヨークでインタビュー撮影しました。
撮影は、ファッションフォトグラファ-の更井マリさん。

掲載はエスクァイア・ジャパンです。


生の藍さん、ものすごくカッコよかったです。
ハイヒールを履いて踊る「ヒール・クラス」を取材撮影したのですが、動きがキレキレ。

本物の藍さんは、ボーイッシュな雰囲気なのに、踊り出すと、いきなりセクシーになるんですよ。

ビシッとしたところは動きがキレキレで、エロいところは動きがとろりと滑らかで、この緩急自在がまたすごい。

photo : Mari Sarai


 動画が記事のなかでも見られるので、ぜひキレキレぶりをご覧ください。

マドンナやビヨンセ、そしてファレルのツアーで踊る、こんなすごい日本人ダンサーがいるんだなー! と感心しました。

こちらがエスクァイアに掲載した記事です。


夢をかなえる人に必要な、たったひとつの冴えたメンタル


インタビューのなかで、わたしがもっとも感銘を受けた藍さんのことばは、

「今はもうオーディションに落ちても何とも思わないんです」
ということ。
 
すごくないですか?
そのメンタリティに至るまでの経緯、そしてどういう考え方をして「何とも思わなくなるのか」
そこは、ぜひインタビューでご覧くださいね。読むまで、10分待ちますよ。
 
読みました?(笑)
 
この先は読んでくれたひと限定で、話を進めますね。

わたしが「すげー」と感銘を受けたのは、なにも最初からそういう性格だったというわけではなくて、藍さんが経験によって培ってきたところです。

そしてこのメンタリティが重要なのは、これが自己実現するのになにより不可欠なことだから。


自己実現に必要なのは、レジリエンス


 
ひとことでいえば、レジリエンス。すなわち折れない力
夢を実現するのに、必要なメンタリティは、ずばりこれではないでしょうか。
 
好きなことであれば、始めることには、あまり躊躇いがないはず。
でもイッパツでうまくいくとは限らない。

現実には失敗や挫折や、あるいは否定してくる人はほぼ避けられないわけで、前提として失敗もあると考えていい。
 
重要なのは、失敗や挫折があってもレジリエンス、すなわち回復できる弾力性があるかどうかだと思います。
 
たとえばプロ野球の打率は、3割であれば、たいしたレベルなんですよね。
すごい才能の人たちが競う世界で、3割打者となるのは、たいへんなこと。
 
だから、反対にいえば7割はあたらなくても当たり前であって、成功率が3割を越えたら、すごいレベルなんですよ。
 
けれどもチャレンジしなかったら、あるいはチャレンジの数が少なかったら、全部アウトになってしまう
 

ビヨンセのルネッサンスワールドツアー。こちらに藍さんもダンサーとして参加。
舞台装置、衣裳、映像と、すべてがウルトラ級のステージ


成功するひとは打席にたつ回数が多い


わたしが今までインタビューで多く見てきた方たちでも、ひとついえるのは、自己実現するひとは圧倒的に打席に立つ回数が多いということ。
 
それを行動力、あるいは勇気があるといった言葉になるのでしょうが、行動力があるひとが傷つかないわけではない。
 
痛いけれど、何度かやるうちに慣れるということなんでしょう。
 
わたしなんかは心が折れやすい、というのか、グキッとなったら、しばらく前に折れ曲がったまま生きているような人間なので、いやもう、すみません!  まったく偉そうにいえる立場ではないのですが、あらためて「そうだよなー」と腹落ちもしたし、インスピレーションも受けました。

ニューヨークにいるわたしの友だちには、この「打席に数多く立つ」を実践している人が多いのです。

たとえばジャズピアニストで作曲家、プロデューサーでもあり、ビッグバンドジャズオーケストラを率いている宮嶋みぎわさん。

彼女は年間、いくつものアーティストに対するグラント(助成金)を獲得しています。

さまざまなアーティストに対する助成金やプログラムが用意されているところが、アメリカのよいところで、文化を育てる土壌がある。

グラントは実際のお金のこともあるし、レジデンシーといって、ある場所に滞在して、その間の滞在費や食費をまかなってもらうものもあるし、あるいは教育プログラムを受けたりするケースもあります。

そんな彼女は今年も、すでに3つくらいグラントは獲得しているはず。

そしたら、なんと今年に入ってから応募した数は、21個だそう!
えええええー!
21個!
応募書類書くだけで、ぐったりするヤツですやん(汗)
すごいわ、それは。

つまり結果だけみれば、助成金をもらっていてラッキー!
と思われがちだろうけど、そこにいたるには、落選も数々

それだけ打席にたつ数が多いから、ヒットもしているんですね。
てことで、ここはご本人の記事から、知恵を引用しましょう。

実際にニューヨークに渡ってきて、つぎつぎとバードランドでのコンサートアルバムのレコーディングを実現してきたみぎわさんだから、説得力あります!

もし何か夢があり、何かなしとげたいことがあるなら、ぜひ覚えておいてください。

あなたを目的地に連れていくのは、出発する力と、レジリエンス
これだけは間違いないです。
 




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