黒部エリ ライター/作家

ニューヨーク在住の文章クリエイター。かつて「アッシー」などの言葉をはやらせ、講談社X文庫から「青山えりか」名義で小説を三十数冊出版。文藝春秋社から「生にゅー」上梓。NYのトレンド情報をメディアで発信。ライター、エディター、作家など書き物一般の仕事をしていて、とにかく書くのが好き!

黒部エリ ライター/作家

ニューヨーク在住の文章クリエイター。かつて「アッシー」などの言葉をはやらせ、講談社X文庫から「青山えりか」名義で小説を三十数冊出版。文藝春秋社から「生にゅー」上梓。NYのトレンド情報をメディアで発信。ライター、エディター、作家など書き物一般の仕事をしていて、とにかく書くのが好き!

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女性が輝く社会のウソ!? 笑える『バービー』 は、女性映画としても風刺としても観る価値あり

この夏、最大のヒット作となった映画『バービー』 1ビリオンダラー(約1400億円)を超える売上となって、グレタ・ガーウィク監督は、女性として初のビリオンダラークラブに仲間いりをしました。   8月11日から日本公開!   じつはわたし自身、もともとは観るつもりがなかったのですが、バーベンハイマーで騒ぎとなったおかげで、むしろ興味をひかれて観た次第。   そしたら予想を超えて、「お−!面白い」だったんでした! 笑えて、しかも風刺のスパイスが利いた、ポップなフェミニズム映画。  

    • 私にとってのミューズがいる小説と映画のこと

      好きな小説と映画について記事を書きました! 新しくローンチしたウェブメディア MY MUSE 「すべての女性が「Muse」であり、唯一無二の特別な存在」というコンセプトの女性のライフスタイルメディアです。 そこで私にとってミューズのいる、「マイバイブル」の小説と映画について寄稿しました。 その作品が好きで、なおかつそのヒロインが忘れられないミューズとして心に残っている作品です。   「エレンディラ」 「アメリ」 「ノマドランド」   好きな方もいらっしゃるかな?  

      • 藤井風くんニューヨーク公演とキーボード事件

        藤井風くんのニューヨーク公演に行ってきました。 場所はハーレムにあるアポロシアター。 ビリー・ホリディからアレサ・フランクリンやマーヴィン・ゲイ、ジェームズ・ブラウンなど、錚々たるスターたちが出た歴史ある劇場です。 わたしにとっては初の風ライブですー! チケット取りから争奪戦 「風くんのニューヨーク公演があるー!」 と聞いたのは、風くん大ファンの友だちからだったんですが、もうチケット入手から大騒ぎ。   オンラインで先行販売にトライしたものの、ログインした時には「あなた

        • 女性の性は誰のもの? バービーとは違う、アート好きのフェミ映画「哀れなるものたち」

          英語タイトルは、「Poor Things」 邦題が「哀れなるものたち」 ヨルゴス・ランティモス監督作品のシュールなブラックコメディ作品で、2023年のボックスオフィスではトップ10内の大ヒット。   ベニス映画際では金獅子賞、ゴールデングローブ賞の作品賞と主演女優賞を受賞、英国アカデミー賞では主演女優賞、衣裳賞、メイクアップ&ヘア賞、スペシャルビジュアルエフェクト賞、プロダクションデザイン賞の5部門を獲得。 そして96回アカデミー賞では、11 部門でノミネートという話題作です

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          「パーフェクトデイズ」足るを知る暮らしと、世界が驚く日本のトイレ

          名匠ヴィム・ヴェンダース監督が、役所広司を主演に、トイレ清掃員の男が送る日々を描いたドラマ「パーフェクトデイズ」   2023年カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所広司が日本人俳優としては柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞。 アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされています。 アメリカでも高い評価を受けている今作ですが、アメリカでの受けとめられかたも含めてレビューしていきましょう〜! 足るを知る暮らしかたが美しい 結論からいえば、わたしとしては非常

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          「君たちはどう生きるか」全米で受賞ラッシュ、そして意外なジブリランキングは?

          先ごろ行われたアメリカのゴールデングローブ賞では、スタジオジブリのアニメ「君たちはどう生きるか」が、アニメ賞を受賞。 必ずやアカデミー賞も狙えるでしょう。   日本で大ヒットした「君たちはどう生きるか」 はたしてアメリカでは、どう受け取られているか、レポしていきます。 アメリカ版タイトルは「少年とアオサギ」 わたし自身は、宮崎駿氏によるアニメーション映画「君たちはどう生きるか」を、ニューヨークでの先行上映で11月末に見てきました。   全米では「The Boy and t

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          ビヨンセのツアー映画は、最高峰のエンタメで、号泣できる傑作。誰もが自由に生きる世界に。日本でも公開!

          ビヨンセのワールドツアーが映画となって、 「Renaissance: A Film by Beyonce(ルネッサンス:ア・フィルム・バイ・ビヨンセ)」 となり、全米公開中!   日本公開は、12月21日から。 これが観たら、なんと感動と号泣の傑作だったのです。   今回のワールドツアーは、ヨーロッパと北米だけで、アジアはなかったのですが、そんなあなたもノープロブレム。 ばっちりこれでコンサートを楽しめる、どころか、なんだったらコンサート以上に感動できるのです。   ドキュ

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          タイムズスクエアで、ジョングクのライブを見たら、なんと肉眼で顔が見えた!

          ニューヨークのタイムズスクエアで、ジョングクのライブがあって、観て来ました。 これはTSXのライブで、なんと無料。 タイムズスクエアはとんでもない人だかりになりましたが、本当に立って待った甲斐があったイベントでした。 そのご報告を鼻息荒く(ふがーッ)、お伝えいたしますー! ナゾのサプライズをめぐる憶測 今回は、ジミー・ファロンの番組レイトショー出演と、全米朝のワイドショー番組「トゥディ」のコンサート出演のために、ニューヨーク入りしたジョングク。   その「トゥデイ」ショー

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          ビヨンセのツアーで踊る日本人ダンサー、島津藍さん 夢をつかむのに必要なメンタルはずばりこれ!

          ビヨンセのワールドツアーで踊る唯一の日本人ダンサー、島津藍さんに、ニューヨークでインタビュー撮影しました。 撮影は、ファッションフォトグラファ-の更井マリさん。 掲載はエスクァイア・ジャパンです。 生の藍さん、ものすごくカッコよかったです。 ハイヒールを履いて踊る「ヒール・クラス」を取材撮影したのですが、動きがキレキレ。 本物の藍さんは、ボーイッシュな雰囲気なのに、踊り出すと、いきなりセクシーになるんですよ。 ビシッとしたところは動きがキレキレで、エロいところは動きが

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          「ジョン・ウィック:コンセクエンス」ニューヨーク在住の私だから指摘したいポイント5つ!

          「ジョン・ウィック:コンセクエンス」が日本でも、ついに公開! ご存じ、キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋に扮した大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾です。 期待にたがわず、というのか、期待どおりに、ドンパチ合戦で、なんで警察が駆けつけないのか、ナゾのアクションファンタジー。 めちゃ面白い!   ここでは、アメリカ在住のライターだからこそ、気になる鑑賞ポイントを挙げていきましょう。 真田広之、ドニー・イェンのアクションシーンが見どころ ザクッとストーリーをいう

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          大ヒットのネトフリ『One Piece』、アメリカで真剣佑は大ブレイク、そして意外や大人気のキャラと、トランス俳優にも注目

          『ONE PIECE』の実写版が、ネットフリックスで、9月に世界のトップに踊り出る偉業を達成。 世界84ヶ国で一位をゲット。 これはネトフリの大ヒットシリーズである『ストレンジャーシングス』と『ウェンズデー』の記録を更新したもの。ひょー! ネトフリのヒット記録を更新した『ONE PIECE』のアメリカでの評   実写版の『ONE PIECE』、わたしとしては想定以上に面白く、よく映像化したなー! と感心しました。 原作マンガの熱心なファンだったら、あれこれと「ここが違う

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          『リトル・マーメイド』日本人にも無関係じゃない、アリエルが黒人である重要さ

          今年の6月に、全世界で封切られた実写版の『リトル・マーメイド』 アメリカ国内および国外の売上は、$414 ミリオンドル(約4億14000000円)超えとなっています。   このライブアクション版が物議を呼んだのは、なんといってもヒロインの人魚姫が、アフリカ系アメリカ人のハリー・ベイリーが演じたため。   アメリカでは、大論争を呼んだキャスティング。 でも有色人キャスティングがなぜ大切なのか、私たち日本人にも無関係ではないことなので、アメリカ事情を解説したいと思います。 黒人

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          広島長崎が出ない『オッペンハイマー』日本人には納得できない内容だからこそ見るべき!

          先週、アメリカで現在公開中の『オッペンハイマー』を見てきた。 わたしの予想とはまるで違っていたストーリーと、アメリカ人が抱く原爆と、日本人が抱く思いとのギャップについて書いてみたい。 バーベンハイマー効果で、莫大な売上に アメリカでは、同日に公開となった『バービー』と『オッペンハイマー』をあわせた『バーベンハイマー』という造語も誕生して、同じ日に2本観る観客たちも続出した。 その相乗効果もあってか、『バービー』は全世界で8億ドルの興行収入を記録し、圧倒的にボックスオフ

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          ビヨンセのツアーが最高すぎた件! 最高峰のプロダクションで、多様性とクィアなコミュニティを賞賛!

          ビヨンセの「ルネッサンス」ワールドツアーに行って来ました。 米国内では初のコンサートとなるフィラデルフィアにて参戦!   これが控えめにいっても、最高すぎた! 今まで観たコンサートのなかでも、最高峰を行くプロダクション。 人類はみな観たほうがいいよ! てくらいだったので、ご報告します。 しょっぱなのソロから、すみませんレベル! ビヨさまのチケット販売は、地域にわけて先行セールがあったのですが、フィラデルフィアでの先行セールに当たり、正規値段でゲットできました。 最近のチ

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          AIが書いたプレスリリースをもらったので、AIが得意なこと、不得意なことを考えてみた

          先日もらったプレスリリースに、こう書いてあって、おや、と見直しました。 『ライター:OpenAI、ChatGPT』 ほおお。 ライターの名義が、AIとな? わざわざこう断ってあるところに、興味をそそられるけれど、いったいどういうわけで? じつはこれ、超人気ブランドであるマークジェイコブスの公開資料だったのですが、これによってAIが得意なこと、そして人間が得意なことについて、つらつらと考えさせられたのでした。 なにがわかったか、お話しましょう。 マーク・ジェイコブスの

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          BTSシュガのチケット闇がすごかった!ダイナミック・プライシングは日本を襲うのか?

          シュガのD−DAYツアーは最高なるも、チケットは地獄案件 BTSシュガのソロワールドツアーである『SUGA | Agust D-DAY TOUR』 が世界をめぐりました。 8月にソウルでのコンサートを残していますが、よくぞソロで世界ツアーを乗り切ったと惜しみない拍手を送りたいです。   わたし自身は、初日のニューヨーク公演に行ってきました。  ぷがぷが、どんどん! いやもう、これが予想曲線をぶち破ってのすばらしさ。 のっけから、新アルバム曲「ヘグム」代表曲の「デチタ」や

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