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最後にカットするなら

美容師を辞める時、最後に誰をカットしたいか?
美容師なら一度は考えた事あるんじゃないかな。無いかな。

私は最後のお客様はが良い。
息子たちでも良いんだけどやっぱり妻だな。

今でも家でカットしてるし、美容師を仕事として辞めたとしてもずっとカットするでしょう。でもお客様としてはまた別。最後は自分が一番切りたいと思う人で仕事を終えたいものです。

というかすでに一度その経験はしているのだけれどね。

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初めての美容室では12年勤務しましたが、思うところがあり異業種へ転職する事にしました。

その時に最後のお客様として選んだのが今の妻。当時は結婚してなかったので彼女ですね。カットとカラーをして客観的に見てもバッチリ決められた自信があります。

他のスタッフも知っている仲だったので円満な雰囲気もあり、12年の美容師としてやり切った感じで終わる事が出来ました。


…まぁ結局この業界に戻ってきている訳ですがw


失礼な言い方になってしまいますが、最後に変なお客様で幕を閉じるのはなんとも言えないモヤっと感が残りますよね。

そんな風にしこりが残ったまま辞めた先輩もいたので余計に思ってしまいます。

いつかまた戻ってくる事もあるかもしれないし、店以外で切る事もあるでしょう。それでもひとまずの締めは良い思い出を残したいものです。

その相手は家族や親、友人など人それぞれ違うでしょう。私はその中で妻を選択したというお話。


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どんな人もいつか仕事を辞める日は来るでしょう。
「終活」という言葉がありますが、人生に限らずどのように仕事を終えるかもやっぱり考えておきたいものですね。

特に接客業やサービス業は直接人に関わる事が多い=人に左右されやすいものでしょうからね。

「終わり良ければ全てよし」
「我が仕事に一片の悔いなし」

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学び、仕事、日常などのエッセイ集です。価値観や視野を広がるのにお役立てれば幸いです。

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