ヘアカタはカウンセリングのあとで
みなさんこんにちは!
今回は美容室でのカウンセリングの話をしていきます!
まず題名の『ヘアカタ』とは『ヘアカタログ』の略です。
美容室において『カウンセリング』とは『ヘアスタイルを決めること』です。
みなさんは美容室に行く時ヘアカタログを持っていった事はありますか?
また、美容師とヘアカタログを見ながら髪型を決めた経験はありますか?
ヘアカタログはとても便利なツールですが、美容師によって使い方や考え方は様々。
そこで私なりの考えを記事にしてみました。
ご覧頂ければ幸いです!
以前の記事はこちらから↓
■ヘアカタログを見せるのは最後だけ
基本的に最初からヘアカタログを使って髪型を決めません!ヘアカタログを見ながら「どの髪型が良いですか〜?」というのはもってのほかですね!
まず髪型を決める時には、視診・触診・問診していきます。今の状態を見て、触って、お客様に色々と質問しながらベストなヘアスタイルを決めていきます。
ヘアカタログはカウンセリングの最後に「こんな感じで合ってますか?」というイメージの共有と確認の為だけに使います。
■ヘアカタログはメニューじゃない
レストランに行けば必ずメニュー表はありますよね。そのお店で販売しているものをお知らせする大事なツールです。
対して髪型は『お客様』という素材があって初めて創る事が出来ます。髪質や骨格、希望の髪型、悩み、お手入れの仕方などそれぞれ違います。
なのでいくつかの写真から選ぶカウンセリングはそのお客様には適さない場合も出てきてしまいます。
美容師「どの髪型が良いですか?」
お客様「この髪型でお願いします。」
美容師「お客様の髪質だと出来ないです。」
こんなパターンも出てきてしまいますね。
(受け答えはあえて雑に書いてます。)
ですからまずはヘアカタログ無しでプロとしての判断をしていきます。
その人がどうしたら良くなるのかを考えたオンリーワンのヘアスタイルを提供していきたいのです。
■お客様が持ってきた場合は?
それは全然構いません!
頭の中のイメージを言葉で伝えるのってすごく難しいですから!
ましていつもの担当美容師ならともかく、慣れていない人には思っている事の半分も言葉に出来ないでしょう。
『百聞は一見にしかず』のように写真の方が伝えやすいならそれに越した事はありません。
「じゃあ持ってこない場合もヘアカタメインで良いじゃん!」
との声もありそうですが、こちらからヘアカタログを出してしまうと写真ありきのコミュニケーションになってしまいます。
髪質や骨格など全く同じ人はいません。
目の前のお客様に対してどんな髪型が似合うか?どうしたら悩みを解決出来るか?を考える事がとても大切なのです!
■ヘアカタログと全く同じには出来ない
これもヘアカタログを見せない要因の一つですね。
モデルさんも違えば、担当の美容師も違います。同じには出来ません。
「これと全く同じで!」というお客様がたまにいますが、本気で同じにしたいのであればせめてそのヘアスタイルを創った美容師さんにお願いした方が良いです。ちょっと酷ですが、これは美容師の本音です。
ヘアカタログの写真はあくまでイメージを伝えるツールと捉えて頂けるとありがたいですね!
■ヘアカタログの様式の変化
ネットの普及によりヘアカタログも変化しましたね。
私が10代、20代の頃は雑誌が主流でした。
こういうのを買っては「こんな感じにしてみたいなぁ!」とか思ったものです。
余談ですが、高校生の頃まっピンクのマッシュヘアが凄くカッコよく見えていつかやりたいと思ってました。
結局やってませんし、さすがにもう出来ませんがw
今はスマホがあればいくらでも検索出来てしまうので雑誌を持ってくるお客様は見かけなくなりました。
写メを持参する方はホットペッパービューティから拾ってきた方が多い印象です。ヘアスタイルがかなりの数載ってますからね!
そこまでは想定内です。
最近はTikTokの動画を持参する方もいます。これは驚きました!そういう時代になったのかと!
美容師は常に変化に対応していかないといけませんね!
■おわりに
今回はカウンセリングとヘアカタログについてまとめてみました。
考え方は人それぞれなのでこれが正しいとは限りません。全く逆の美容師もいるでしょう。
ただこういう視点もある事を知っておけば、自分に合った美容師に出会う確率も高くなるのではないでしょうか!
また美容師・美容室の記事書いていきますね!
ご覧いただきありがとうございました!
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