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職場風土レベルでDE&Iを実現するために必要なマインドとは?

こんにちは、なかえりです。

IBMではこのようなダイバーシティの取り組みがされているようです。

今では、D&IからDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)に変化しているようです。エクイティとは公平・公正のこと。

多様性の尊重だけでなく、すべての人が公平・公正に働く世の中へ、そんな意味を込めているのでしょう。

こちらの記事では「ニューロダイバーシティ」というものにIBM社が取り組んでいると書かれていました。ニューロダイバーシティとは『脳神経に基づく個性の違いを理解・尊重し、その違いを生かしていく』というもの。

もっとわかりやすく言えば、身体障害者だけでなく、精神・発達障害の方の個性も尊重して活かしていこうという取り組みです。こういう、真の共創を目指す素晴らしい取り組みが、もっと増えるといいですね。


なぜダイバーシティは形骸化しやすいのか


ダイバーシティは今や企業にとって必須の課題だけど、その反面、形骸化しやすいという問題もあります。

女性管理職の比率など、数値的にはクリアしているけど、実際の職場で本当に多様性を尊重し合える職場になっているかと言えば、どうもそこまでは浸透していない気がする。

むしろ多様性尊重という大命題を突きつけられて、「やらされ感」たっぷりで現場は取り組んでいる、そんな声を聞いたりします。

本当の意味でのダイバーシティ、進まないんだよな〜。どうすれば皆が、多様性を尊重しあって、共創できるようになるのだろう?

そう感じている方は、もしかすると、もっと心理学で人の心を理解すれば、解決の糸口が見つかるかも知れません。

私たちは誰もが「多様性を尊重する」ことはとても大切なことだと、頭では分かっています。でも、頭ではわかっていても、心のどこかで多様性を尊重できないのは、人だからこそ、どうしても抗えない「誰もが持つ心理」が邪魔をするのです。

むしろ、本能的な心理だと言ってもいいかもしれません。


多様性を受け入れられない、誰もが持つ心理とは


多様性を尊重できない、誰もが持つ心理、それは『自己防衛心』です。

人は”自分を守るため”に、自分とは異質の存在を本能的に拒否してしまうのです。

わかりやすい例で言いましょう。

これは私の実体験ですが、まだ小学生の時、東京からの転校生がやってきました。

私は大阪の下町育ちだったのですが、そんな下町の「じゃりんこチエ」を素でいくような、コテコテの子供ばっかりが集まっているクラスに、東京出身のスラっとした、明らかに洗練された、大人っぽい、小洒落た子が入ってきたのです。

で、その子がクラスにやって来た途端、それまで「ギャーギャー」騒いでいたクラスが「シーン」となって・・・。

なぜか。
これぞまさしく『異質な存在に対する自己防衛心』が働いているからです。

皆、ドキドキしながら、自分とは明らかに違う人種の、その子の言動を見守っているのです。その子との間合いをどうしようか、推し測りながら。

で、「お前しゃべってみろよ!」「嫌だよ、お前が行けよ!」と、コソコソ話し合って、結局は、勇気のある子から(もしくは押し付けられた子から)恐る恐る、距離を詰めていく…(笑)

この例のように、人は自分とは異質な存在に対して、警戒心を持つものなのです。誰にでも『自己防衛心』というものがあるから。

自分とは明らかにテンションが違う、ハイな人がいたら「なんか、こいつ変だぞ」と警戒してしまったり、価値観がまったく違う人がいたら「自分とは合わないんじゃないか」と警戒してしまう。

皆さまも、経験ありませんか?

多様性を尊重し合えない、根源的なところに、「自分とは違う存在への警戒心」という『人間の自己防衛心』の問題があるのです。

だからこそ、真に、職場風土レベルでのダイバーシティを進めるには、一人一人がこのことに気づいて、自分の自己防衛心が、多様性の尊重を邪魔していることを、認識することが大切なのです。


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#心が変われば幸せはやってくる
マインド心理学カウンセラー 仲 恵里

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