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マインド心理学〜オリンピック観戦が100倍楽しくなる方法

オリンピックが始まりましたね!

実はオリンピック観戦をするときに、マインド心理学ならではのオススメの楽しみ方があります。

それは、その選手がどんなマインドの状態かを分析して、その選手が勝てるかどうかを予測しながら、勝負の行方を見守ること。これをやると、普通に観戦するよりもオリンピックが100倍楽しくなります。

では、具体的にどのようにみていくのか、お伝えしましょう。


マインドの波動を感じ取り、分析しましょう

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まず、観戦する際に、注意して見ていただきたいのは、その選手のマインドの波動です。どんな波動を出しているのかをじっくり観察してみてください。

マインドには4つのステージがあります。

マインドの法則
・幸福のマインド→勝利を得る
・執着のマインド→勝利を得る
・恐れのマインド→勝利を失う
・嫌悪のマインド→勝利を失う

その選手がどのマインドの波動を出しているのか、じっくり観察しながら五感をフルに使って感じとってください。

波動というと、少し大袈裟なように聞こえるかもしれませんね。例えば、皆さまは他人のオーラを感じたことありませんか?目には見えなくても、なんとなくで分かるその人のオーラ。

初対面で性格など知る由もないのに、この人は内向的だ、この人は神経質そうだ、この人は明るそうだ・・・など。「なんかうちの奥さんイライラしているな〜」と嫌な気配を感じて、そっと距離をあけたり。こんな経験、皆様にもあると思います(笑)

マインドの波動は、このように、目には見えないオーラとして、その状態がわかるものなのです。

この選手が、今、どんなマインドの状態なのか。

過度に緊張しているのであれば「恐れ」のマインド。
結果が出なくてイライラしているのであれば「嫌悪」のマインド。
ひたすら勝利を目指しているのであれば「執着」のマインド。
感謝したり、勝負を楽しんでいるのであれば「幸福」のマインド。
といった具合にです。

そして「幸福」と「執着」のマインドであれば、勝利を引き寄せます。逆に「恐れ」と「嫌悪」のマインドであれば、勝利は遠のいて行きます。

だから過度に緊張したり、イライラしている選手は勝てないのです。そして最も勝利を引き寄せるのは「幸福」のマインドです。勝った選手のインタビューを聞くとそれがよく分かります。

幸福のマインドの選手がよく口にするのは
「支えてくれた家族、コーチ、関係者のおかげ」「このオリンピックを開催してくれたことに感謝しています」といった感謝の言葉だったり、「思いっきり楽しむことができました」と喜びの言葉だったり。

執着で勝利を勝ち取った選手がよく口にするのは
「自分がやってきたことを信じて全力で出し切りました」「とにかく勝てて嬉しい」と勝利を”勝ちとった”ことへの喜びの言葉です。

もちろん、「幸福」のマインドの選手にも「執着」はありますし、「執着」のマインドの選手にも「幸福」はあります。マインドの構造上、私たちは4つのマインドのステージを全部併せ持っている。ただ、どのマインドがその人の中で優勢か、そこがポイントなのです。


負ける選手によくあるパターン

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誰も、負けようと思ってその舞台に立っているわけではありません。ただ勝敗を決めるのは、その人のスキルやフィジカルだけではなく、メンタルも大きく影響します。

そして負ける選手に一番よくあるケースというのが、「恐れ」のマインドに入っているケースです。「恐れ」のマインドの勝利を遠ざけるエネルギーはとても大きいので注意する必要があります。

例えば、「恐れ」のマインドから過度な緊張や不安に陥っているケース。世界選手権では勝てるのに、オリンピックの大舞台では勝てない、そんな選手はこの「恐れ」のマインドが強すぎるのです。

また、「守りに入る」というケースもあります。マインド心理学的には守りに入るのは非常にリスクがある戦術だと言えるでしょう。よほどフィジカルやスキルで優勢でない限り、とてもリスクのある方法です。

なぜなら、守りに入るのは「恐れ」のマインドだから。勝負を仕掛けるのではなく、自ら勝負から逃げていることになります。

典型的な例として「予選は通過すればいいや、次の決勝に向けて力を温存していこう」。もちろん戦術的にはそうかもしれません。

ただ、注意して欲しいのは、そんな恐れのマインドの選手と、勝利にがっついて執着しているマインドの選手、どちらが勝利を引き寄せるでしょうか。想像しただけで分かりますよね。

つまり、守りに入ると言う事は、それだけリスクがあるということなのです。

もし、フィジカル、スキル面で大差がないのであれば、何が何でも決勝進出したい、そうストレートに強い気持ちで勝利に執着している選手が、勝利を引き寄せます。

よくありますよね、絶対勝てそうな選手が、予選落ちしたりするケース。あれは他の選手の執着があまりにも強いので、勝利がそちらの選手に引き寄せられてしまうパターンなのです。

オリンピックのような大舞台では、みんなが本気で勝ちたいと思っている。その執着は半端ではない。だから想定外のことがよく起きます。


勝利に執着しすぎて恐れが出るケースも

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絶対に勝ちたい、そんなふうに勝利に執着しすぎるのも実はリスクがあります。先ほど述べた、世界選手権では勝てるのに、オリンピックの大舞台では勝てない選手はこのパターンにはまっている可能性があります。

人は勝利に執着しすぎると、「果たして勝てるだろうか?勝てなかったらどうしよう」と、逆に勝てないことへの不安が出てきて、恐れのマインドが大きくなってしまうのです。

恐れのマインドが優勢になってしまうと?
そう、勝利が遠のいてしまう。

あまり深く考えずに、勝利に執着だけしていれば良いのですが、人はそんなに単純なものではありません。執着が強くなればなるほど、その反面、恐れも強くなってしまうのです。

じゃあどうすればいいのか。

「執着」よりもっと、勝利を引き寄せるエネルギーが強いのが「幸福」のマインドです。

その場を「楽しむ」のも一つの手ですが、それが出来ない人もいます。皆さんは、大舞台の緊張している時に、「楽しめ」と言われて楽しめますか?そんな強靭なメンタルがあれば良いのですが、実はこれって本当に難しいことです。

私だったら、お酒で酔っ払っているならともかく、シラフでは到底できそうにありません(笑)

そこでオススメするのは、支えてくれる人への感謝、応援してくれる人への感謝、そして自分がその大舞台に立てていることに感謝すること。

自分一人の力でその大舞台に立てたのではない。たくさんの方の支えがあって立てているのです。そして、忘れてはならないのは、自分をその大舞台に導いてくれたのは、運命の大きなエネルギーなのだということ。決して、自分一人だけの力だけではない。その謙虚さが大切なのです。

自分一人の力だけではないと謙虚に受け止め、自分を応援してくれる人や、導いてくれた運命の力に感謝することができた時、勝利を引き寄せるエネルギーはとてつもなく大きくなります。

自分一人の力で戦おうとするから、不安になったり、緊張したりするのです。自分にはたくさんの応援団がいて、運命さえも味方してくれている。そう心から思える人が、大舞台で実力以上の力を発揮できるのです。


まとめ

気がつけば、3500文字も書いてしまいました(笑)マインド心理学でオリンピックを100倍楽しむ方法、いかがでしたでしょうか?

では、まとめますね。

🔘選手のマインドの波動を感じとって、マインドがどのような状態かを分析する。

🔘幸福、執着のマインドの選手は勝利を引き寄せる、恐れ、嫌悪のマインドの選手は勝利を遠ざける。

🔘「守りに入る」は恐れのマインド。勝利を遠ざけるリスクがあるので要注意。

🔘フィジカル、スキル共に拮抗しているなら、勝利に強烈に執着している方が勝つ。

🔘ただし勝利に執着しすぎると、その反面、恐れ(不安)も大きくなり、勝利が遠のくことはよくある。

🔘執着より勝利を引き寄せるエネルギーが強いのは幸福のマインド。

🔘自分を応援してくれる人への感謝、自分を導いてくれる運命への感謝ができる選手は、勝利を引き寄せるエネルギーが強い。

こんな視点で、ぜひオリンピックを楽しんでください。

📚今回ご紹介したマインド心理学、ただいまkindle本を執筆中です。ここではご紹介しきれない、マインド心理学のすべてを解説します。8月末出版の予定です。

皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までありがとうございました🤗


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