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モンゴル滞在記 (8)ゴビ砂漠への旅

お気づきだろうか。


ここまでですでに盛り沢山だ。
もう忘れているかもしれないが、この一連の滞在記に加え、その前にはJapan Festival in Mongolia 2022にて歌わせていただいているのだ。
すでに遠い昔のように感じる。
カラコルムへの往復は片道6時間ほど。移動は座っているだけとはいえ、微妙にハードである。楽しい。けど全体的にめちゃくちゃハード。ついでに言うとインプットがありすぎて、頭もいっぱい。

けれど、ここからさらに南ゴビ砂漠へと向かう行程がスタートする。
ゴビの砂漠は私たちが想像する「砂漠」とはちょっと違っていて、砂利や小石が多く、草もまばらにはえている。礫砂漠(れきさばく)というそうだ。

そのゴビ砂漠へはウランバートルから7時間。
と言われているが、実際には途中でご飯を食べたり、トイレ休憩をするため肌感覚としては10時間だ。蛇足だが、日本では昔、トイレに行く女性は「ちょっと花摘みに」と言ったが、モンゴル男性は「馬を見に行く」というのが隠語になるそうだ。
この10時間の行程は、舗装された通常の道を通り、それから舗装されているが穴だらけの道を通る。石炭を運ぶトラックが多く、その重さのために道が陥没しているのだ。
そうして、もちろんいつの間にか舗装されていたはずの道は舗装などない道になり、それから「道なき道」になり、最後にはゲームか映画ばりのジャンプが発生する凸凹道に突入する。そう、道があるわけがない。砂漠に向かっているのだ。

この10時間は体験しないとわからないと思うものの、写真と動画で行程の雰囲気だけでも伝わるだろうか。


まだ余裕がある頃の道中。マンダルゴビ通過。




やはりまだ余裕がある頃。この時点では道が完全に舗装されている。曲は「トーキョー聖歌」

ここを通れば目的地まですぐと思っていたら甘かった。
しかし、この時点でもまだ道が舗装されています。

こちらも楽曲は「トーキョー聖歌」より。
このお辞儀している3体の像の隣に門がある。

次の映像は、羊優先道路の様子
その後の車中映像では、道路の陥没をご確認ください。
石炭を運ぶ側だけが凸凹です。
最後の映像は舗装がなくなった道。砂漠の道。
でも、映像が撮れている時点でまだ余裕があるのでした。
楽曲は「翼のない国」


・・・なんてこった。まるで着く気配がない。

*9回で終わるはずのモンゴル滞在記でしたが、移動で1回使ってしまったため第10回まで続きます!

ぜひ曲も聴いてみてくださいな。
「トーキョー聖歌」

「翼のない国」
日本語バージョンはこちら https://linkco.re/A4hZetvU

英語バージョンはこちら


英語の記事はこちらから

https://ekotumi.medium.com/travel-to-mongolia-8-journey-to-the-gobi-desert-a70c8e20310f

モンゴル滞在記 次回は...
(9)我夢に胡蝶となるか 胡蝶夢に我となるか
https://note.com/ekotumi/n/ne552689ffb0b
(10)赤い土地バヤンザグ
https://note.com/ekotumi/n/n6157eefc4a99


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